埼玉の山の会の南東北の山      2024年5月24-25日


 埼玉の三郷山の会の山行が行われました。題して「南東北の山に登る」。1泊2日の山行です。参加メンバー9名。

 1日目、24日朝、福島駅で合流。そこから浄土平までドライブし、一切経山に登り、魔女の瞳を見るプラン。

 浄土平到着が10時15分、支度を整え、湿原の中の木道を出発。鎌沼周回路の分岐を過ぎて、登りにかかります。ミネザクラが咲いています。花もちらほら見られます。オオカメノキの白い花、イワナシの薄いピンクの花。短いが、雪渓を越えていきます。坂を上り切って酸ヶ平です。木道を歩いて、避難小屋にて休憩。

 小屋を出るとまた小さな雪渓。急な坂を登ると、背後に鎌沼が見えてきます。登りきると、一切経山の山頂が見えてきます。ここからは比較的なだらかに登りが続きます。途中、右側に吾妻小富士の火口が見えてきます。

 降りてきた人の話では、山頂はかなりの強風が吹いているとのこと。それでも山頂めざしていくと、途中からガスが出てきました。風はどんどん強くなりますが、何とか山頂に着けました。三角点を見て、そこで写真を撮るとすぐ下山です。楽しみにしていた魔女の瞳は残念ながらお目にかかれませんでした。

 風速10mを超えているようで、歩くのもようやっと。何とか下山していくと風は弱まってきました。避難小屋で昼食。

 鎌沼周回路は雪が残っているので、来た道を戻ります。雪渓を越え、花を見ながら下山。晴れています。

 浄土平着は、15時30分。ここから、遠刈田温泉に向かいました。17時過ぎに今夜の宿・旅館源兵衛到着。温泉で汗を流し、夕食。温泉宿の一夜でした。

 翌日は、蔵王古道の上半分を歩く予定でしたが、風が強い予報なのでコース変更。賽ノ磧から三途の川を越え、コマクサ平までの往復にしました。

 9時に賽ノ磧駐車場発。賽ノ磧を進みます。ミネズオウとコメバツガザクラ、イワカガミの花が咲いています。一輪だけチングルマがありました。後見坂を越えると、三途の川は雪で埋まっていました。

 オオカメノキの白い花を見ながら、コマクサ平に出ました。濁川に出ると、ここでも風が強い。不帰の滝、振子滝を見て。賽ノ磧に戻ります。

 途中、昼食を取り、賽ノ磧駐車場に戻ると12時過ぎでした。ここからエコーラインで刈田岳山頂へ。

 刈田岳山頂では、晴れており、遠くの山も見えていました。そして、御釜もばっちり顔を出しました。三角点でバンザイです。

 山頂駐車場から下り、刈田駐車場に行き、そこから、御田の神湿地まで歩きます。御田の神ではチングルマが咲き始めていました。またヒナザクラも咲き始め。池にはサンショウウオの卵が見えました。駐車場まで戻り、ここから白石蔵王駅に向かいました。

 天気は良いが風の強い日でしたが、春の東北の山でした。



白竜の滝・シロヤシオ・ことりはうす       2024年5月21日


 本日のかよう会は、烏帽子のシロヤシオがどうなっているのか、探査に行きました。例年だと満開になっているようですが、今年は話も伝わってきません。

 スキー場の第3駐車場から歩きはじめました。オオルリコースの急坂を上っていきますが、シロヤシオは姿を見せません。

 五本楢に行くと、シロヤシオの木や葉はあるのですが、花はありません。白竜の滝まで歩いても、足元に数輪の花があるばかり。つぼみもありません。葉っぱが出て滝は見えにくくなっていました。

 シロヤシオは、年により花をつけたりつけなかったことはありますが、今年ほど花のないのは初めてです。自然のことですから、こんなこともあるさと、妙に納得して、下山しました。ただ、マイヅルソウが花をつけ、ウラジロヨウラクも咲き始めました。

 その後、ことりはうすを見学し、ピロティーで昼食にトマトスープを作り、いただきました。

 


賽ノ磧ロープ張り         2024年5月19日


 蔵王古道の会の今年度の活動の始まりとして、賽ノ磧のロープ張りが行われました。賽ノ磧は、ガスが出ると、登山路を見失いやすいところで、5年ほど前から道に沿ってロープを張るようになりました。

 初めは、3人ほどで、しょぼしょぼとロープ張りを行っていたのですが、近年、多くの古道の会の会員の皆さんが手伝ってくださいます。今年は16人でロープ張りを行いました。

 賽ノ磧には、ミネザクラが開花、イワカガミが花をつけていました。ただ1カ所これまで気がつかなかった場所にチングルマの株が見え、花をつけていました。コマクサも若葉を出していました。ガンコウランの赤い花も見えました。春の始まりです。三途の川はびっしり雪に覆われていましたが・・・・。



逆さ蔵王と仙台青葉まつり       2024年5月18日


 高気圧に覆われ、無風快晴の天気になりました。連休直後のこの時期は、円田盆地の水田に水が張られ、田植えが行われ、逆さ蔵王を見る絶好の機会になります。

 円田に行ってみると、ドンピシャ。快晴で、無風で、東からの光に蔵王連峰が輝くという条件がそろっています。何枚か写真を撮りました。

 ジオの看板のところも見えるのですが、少し先のほうが写真ポイントです。田植えをしている赤い耕運機の周りにシラサギが何羽もいます。土が掘り返され、虫や魚が浮いているのを待っているのでしょう。初めて見ました。あまり早朝に行くと見ることができません。

 仙台に用事があり、バスで行ってみると、今日は青葉まつりの宵宮。東一番町と中央通りには、明日の行列で使う屋台が置かれていました。

 また駅前では、すずめ踊りの準備が行われていました。

 明日は、山に入り作業で行けませんが、盛大に青葉まつりが行われ、この数年の暗い日々が明けたのを感じました。

 仙台駅前で、若者たちが、パレスチナ支援のスタンディングをしていました。これも新しい動きなのかもしれません。



角田とジオのロゴの発表       2024年5月17日


 角田市にあるクリーンセンターに古いテレビ台を廃棄することがなかなかできずに数か月続いていましたが、やっと粗大ごみ収集に行ってきました。わざわざごみ捨てだけに行くのも…ということで、前から気になっていたシンケンファクトリーに行くことにしました。

 ちょうどランチの時間の始まりで、もちろんビールは飲めないのですが、ちょっと豪華な1480円のランチをいただきました。シンケンプレートというやつです。シンケンはドイツ語のハムのこと。ここはドイツ流のビールの醸造元なのです。

 隣の売店で、ビール2本(ピルスナーとバイツェン)とハンバーグを買ってきました。このビールとハンバーグは夕食用です。

 その後、3時から役場で開かれる、ジオパークのロゴマーク発表会に出るのですが、時間があるので、ジャクサのロケットを見に行きました。タワーの入場料380円でエレベーターで昇ります。ちょうどロケットの先端くらい。そのあと展示室を見て、その後買い物をして役場に行くと3時。

 ロゴマークは、候補が3つあったうちのC案に決まったようでした。作者の方も来ていて10数分で発表会は終わりました。ジオパークも、一つ準備が終わり進んでいます。



馬の背       2024年5月14日


 かよう会の皆さんと馬の背を歩きました。今シーズン初めてです。

 数日前の予報と違い、いい天気になりました。刈田駐車場からスタート。青空のもと我妻連峰・安達太良連峰・真っ白な飯豊連峰・朝日連峰が見えています。

 約20分で稜線。少し歩くと御釜が見えています。周りは雪がたくさん残っています。まだ植物は眠りから覚めていないようです。それでもミネズオウの花がありました。

 コマクサ群生地では、小さな若葉が。避難小屋まで出ると、正面に真っ白な月山と鳥海山。栗駒も見えています。仙台2中の碑が倒れていました。

 熊野岳山頂に行くと、結構人が今います。鷲岩まで花を見に行きましたが残念。少し早かったようです。

 昼食を済ませて下山開始。途中に残雪があります。刈田駐車場で一休みののち、御田の神湿地へ。まだ早かったようで、ショウジョウバカマの花がありました。池にはサンショウウオの卵、今年は数が多いようです。ホシガラスがいました。もう山に戻っているようです。

 雪の壁を見ながら下山。途中コマクサ平に寄ります。コマクサも緑がたくさんあります。不帰の滝や振子滝も水量が多い。雪があるのでロバの耳岩もくっきり。

 とてもいい馬の背歩きとなりました。花にはちょっと早かったですが・・・。



ことりはうす・コジュケイ       2024年5月12日


 午後ことりはうすに行ってきました。野鳥週間ということで入館料無料です。

 館内はリニューアルされて、明るい感じになっていました。それと、ジオ的な展示が増えていました。

 外に出て歩くと、アズキナシに白い花の花。クルマザソウの花もありました。ハナイカダが育ちかけ。エビネの花もありました。

 家に帰って庭を見ると、見知らぬ鳥。つがいで歩き回っていました。調べてみると、コジュケイ。こちらではじめてお目にかかりました。



ミネラルマルシェ    2024年5月11日


 岩石鉱物研究会で、仙台で開かれている、ミネラルマルシェへ出かけました。昨年に続き2回目です。

 会場の夢メッセには車がずらり。会場に入ると、すごい熱気です。天然石を売る店、宝石店、アクセサリーを売る店、奥のほうには占いやマッサージ。大変な数の出店です。

 いろいろな石を見て回りました。国産のヒスイをはじめとするいろいろな石、外国産のオパールなどの宝石、それを加工したアクセサリー。来ている人の目指すものは違うのでしょうが、どの店にも人がいっぱい。

 11時から「鉱物標本を集めよう」という講演があり、とても参考になりました。これまでいろいろなところで見てきた標本がどうのように作られるのかわかりました。

 昼食をはさんで、また会場へ。午後2時からは、「北海道石ってどんな鉱物?」という講演。こちらはちと難しく、有機鉱物という変わった分野の石について、化学の観点からの話。むかしやった有機化学の構造式が次々出てきます。鉱物は無機物だと思っていましたが、有機鉱物というものがあることを知りました

 3時過ぎに現地を出て、4時過ぎにございんホール着。結構疲れた一日でした。



野営場で春の香り       2024年5月7日


 今日のかよう会は、荒天との予想で、野営場で山ごはん。

 材料持ち寄りで、春らしい献立。たけのこご飯に春の野菜の天ぷら。タケノコや山菜の煮物。春色の食事でした。

 その後雨も上がったので、野営場の散歩。クリンソウの満開の花に出会えました。



タイヤ交換       2024年5月6日


 もう雪はないだろうと、連休の最終日に冬タイヤから夏タイヤへとタイヤ交換しました。

 ブルーシート・電動レンチ・トルクレンチ・その他の道具を出し始めて、終了まで2時間弱。2台分の8本のタイヤの交換です。これでようやく、夏が来ました。10月までの半年、これで動き続けます。



蛤山       2024年5月3日


 かよう会の皆さんと蛤山に登りました。  スタートは大萱登山口。ここに車を置いてのスタートです。

 林道を上がると、ニョイスミレの群落。登山道に入ると、イカリソウ、チゴユリ、クルマザソウ、ラショウモンカズラ、アカヤシオも残っていました。

 2時間ほどで山頂の一角。コキンバイが咲いています。三角点に到着。

 稜線もカタクリ、フデリンドウ、エンレイソウが咲いています。祠の下にはコキンバイ。今だけの景色です。昼食後、ウロウロしていたらチョウチョが石の上で羽を休めています。望遠でパチリ。ヒメギフチョウでした。今シーズンは見られないかと思っていましたが、ようこそ。

 シラネアオイの群落は初めてか。不忘山の展望地を過ぎると、ニリンソウの大群落。

 下って、林道まで降りると、山肌がきれい。新緑の色合いです。





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