笹谷古道      2019年10月29日


 おとなりの川崎町には、山形県に抜ける道国道286号線が走り、笹谷峠を通ります。この笹谷峠は、平安時代以来宮城と山形を結ぶ交通の要所であった峠です。今日は、かよう会の皆さんとこの峠に至る昔の道、「笹谷古道」を歩いてきました。

 先日の台風19号の被害で、国道286号線は、笹谷インターから先は通行止め。ゲートの近くに車を置き、スタートです。5分ほど行くと、笹谷古道入口の看板と古道のいわれを書いた表示があります。ここから標高差400m余り、片道3,5㎞の登りです。

 途中、下栃、上栃、函水、化け石、駒泣きといった名所のいわれを書いた標識が出てきて、歩くのに飽きません。1時間半ほどで、仏住寺を過ぎて、有耶無耶の関跡。奇妙な名前ですが、説明版には、昔人を食らう鬼から旅人を守るために、神鳥が鬼がいるときには「有耶」いないときには「無耶」と鳴いて旅人に知らせたのが名のいわれだとか書かれていました。歌枕として有名であった場所だそうです。この一帯は八丁平という平地で、冬には2m以上の雪が積もり、難所であったそうです。その犠牲となった旅人を弔うために六地蔵が建てられています。また、山形側には尼寺があり、お助け処となっていたようです。

 昼食は、避難小屋である、山形工業高校山岳部OB会の山小屋を使わせていただきました。峠には、NTTをはじめ通信中継施設があり、今でも大事な役目を果たしている場所です。

 下山にかかると、1時間半ほどで、紅葉の中の道を下りまあした。近くにあった、手軽で、見どころの多い道でした。



タイヤ交換  冬の準備の始まり      2019年10月27日


 10月も残り数日、いよいよ11月を迎えます。

 11月の5日にエコーラインは通行止めになります。一昨年の教訓で、11月前に、冬タイヤに交換しました。家の周りも紅葉が始まり、朝起きると、窓ガラスに結露しています。いよいよ、冬の始まりです。

 交換作業は、いろいろな道具が使えるので、2台分ですが2時間弱で終わりました。年々、タイヤの重さが気になります。タイヤを洗い、乾燥させて、来年春まで、しまいます。



蔵王の紅葉=滝見台と不動尊      2019年10月26日


 台風19号の大雨の被害やそれに続く雨降りなどで、10月半ばは荒れた天気続きでしたが、ようやく晴れたので、エコーラインを紅葉見物に行ってきました。今、紅葉は降りてきて、すみかわスキー場から滝見台のあたりがます。

 滝見台からは、昨日の雨で水量を増した三階滝と不動滝、さらにその上の地蔵滝まで見えました。特に水量のある不動滝は周りの紅葉の中で白いしぶきをあげていました。

 また不動尊の周りも色づいており、秋の雰囲気たっぷり。古道を少し歩いてみると、ムキタケが出始めていました。日の当たる不動尊駐車場は、赤や黄色、橙色などにぎやかです。

 エコーラインも夜間通行止めになり、あと1週間ほどで長い冬の眠りにつきます。



蔵王と栗駒      2019年10月14-15日


 埼玉の三郷山の会の3人と、このところ3年目になる、東北の山と温泉の旅をしてきました。1泊2日で2つの紅葉の山を楽しむ、という趣旨です。

 一昨年、昨年と福島県の山に登ってきましたので、今年は宮城県の山を、ということで、蔵王と栗駒を目指しました。

 14日、台風明けのダイヤが正常化した東北新幹線で9時に待ち合わせ。蔵王の山は見えません。ライブカメラで、御釜が見えていることはわかっていたので、エコーラインを登ります。途中、滝見台あたりから雲の中。こまくさ平に着くころ、雲の上に出ました。エコーライン沿いの紅葉を見ながら、刈田岳山頂駐車場へ。ここは熊野岳まで見えています。馬の背を御釜を見ながら歩き、熊野十字路、そして熊野岳山頂へ。吾妻連峰は見えていました。刈田岳に戻り山頂から御釜を見て、その後御田の神湿原へ。ほとんど枯れ野原になっているのですが、チングルマの紅葉などを見ました。そこから、一路、川渡温泉の宿へ。

 今日の温泉は、川渡温泉の越後屋旅館。小さな旅館ながら、2つの泉源を持つ旅館です。露天風呂も2つついていて、午後7時で男湯女湯交換。どちらの温泉も楽しめます。料理もおいしく、贅沢な温泉ライフを楽しみました。

 翌日は7時朝食、その後コンビニ経由でいわかがみ平へ。昨日までの台風の影響で、沢は通れず、登りに予定していた東栗駒山コースは通れず、中央コースの往復に。歩き始めたころは、山頂部は雲の中でした。風も結構吹いていましたが、紅葉の中の道を登っていきます。途中から雲が上がり、山頂が見えてきました。山頂直下は黄色の草紅葉です。

 山頂に着くと、時々雲が切れたり、曇ったり。風も結構強く吹いています。20分ほどで山頂を後にしました。下ってくると、風も収まり始め、山頂もよく見えました。時折光が当たり紅葉も鮮やかです。

 いわかがみ平に戻るころは、すっかり晴れて、紅葉した東栗駒山の斜面や栗駒山の山頂と青空を楽しむことができました。

 その後、新幹線くりこま高原駅に来客を送り、東北自動車道を通り戻ってきました。1泊2日の旅ですが、いい山行ができました。



涸沢の紅葉      2019年10月7-9日


 「日本一の紅葉」と言われる、穂高岳涸沢の紅葉を眺めに行く旅をしました。ここの紅葉は、10月第一週の終がピークと言われてきましたが、勤めを持っている身には無理な話。諦めてきました。

 リタイアののち、蔵王に越してきてからは「北アルプスは遠い」を実感した日々でした。今回、この「遠い」をどれくらい遠いのか試してみました。

 10月7日、始発の新幹線東京行きで、大宮に。ラッシュの中を新宿まで移動。ここであずさ7号に乗り松本へ。あずさ7号は新型車両になって、全車指定席になっていました。空いている席には、赤ランプ、近く予約客乗車は黄色ランプと、最新の予約状況の掲示です。松本着11時39分。

 30分ほどの接続時間で、1番線のソバ屋で、山菜そば。コンビニでおにぎり購入。松本電鉄新島々行きに乗り、終点で上高地行きのバスに乗り換え、1時55分、上高地着。おと休割引だと、白石蔵王から松本まで、特急料金を含め10,250円、松本から2500円の13,000円でした。

 上高地を出て、明神まで1時間、さらに徳沢まで1時間で今日の宿、徳沢ロッジにつきました。徳沢は何度もテントで泊まり、また通過しましたが、ロッジに泊まるのは初めて。二段ベッドの部屋に風呂付で、「山小屋」の雰囲気ではありません。1万円でした。(後で知ったが、10%の労山の割引があった。もったいない!)

 翌日は雨。7時に宿を出て、1時間で横尾。横尾大橋を渡り、涸沢に向かいました。1時間余りで本谷橋、そこから2時間弱で涸沢ヒュッテ着。労山割引500円で9500円。ずぶ濡れでした。ただ紅葉は素晴らしい。着替えて今日はここまで。今回は、紅葉見物でしたが、夏だと、一日目を横尾まで歩き、2日目に北穂か奥穂に登り涸沢ヒュッテ泊もあり得ると思いました。

 翌日は快晴。青空のもと、6時ころから始まるモルゲンロートを楽しみます。なかなか写真に色が出ませんが、日の当たった岸壁の赤は素晴らしいものでした。もう一日延長すれば奥穂か北穂に登れるのですが、今回は今日中に蔵王に帰る予定なので、7時過ぎに下山開始。

 名残惜しいのですが、2時間で横尾、そして徳沢、明神を経て、梓川を対岸に渡り、自然研究路を河童橋まで歩くと12時着。3時発のさわやか新州号まで時間があるので、昼食をとり、ビジターセンターを見学、小梨平のキャンプ場で入浴。600円でした。

 3時前にバス停に行き、バス乗車。新宿バスタまで4時間半、7,600円でした。実は、1時ころのバスで松本に行けば、もう少し早く蔵王に戻れるのですが、さわやか新州号のチケットを買ってしまったので、待つことになりました。

 7時半に新宿着。大宮まで移動するのですが、夕方のラッシュ。9時10分まで時間があるので各駅停車で移動です。一番混む駅、新宿から電車に乗るのは大変です。ずいぶん田舎者になってしまった、と実感です。

 9時10分発の新幹線で1時間半。10時31分に白石蔵王着。おいてあった車で11時過ぎに遠刈田に戻りました。



蔵王の紅葉は――御田の神湿地      2019年10月3日


 蔵王の山の紅葉も進んでいます。今日は、御田の神湿地に行ってきました。標高が1400mを越える大黒天から上は、紅葉が進んでいます。

 あいにく、光がさしていないので色はいまいちなのですが、御田の神の紅葉風景です。ミネカエデやオオバスノキ、チングルマなどが赤や黄色に色を変えています。湿地を歩いてみて、チングルマやウメバチソウの花を見たり、シラタマノキやマイズルソウの白や赤の実に出会えました。  



快晴の月山      2019年10月1日


 かよう会の皆さんと、月山に出かけました。私はこの数年、年2~3回は登って、好天の日もあったのですが、かよう会の皆さんはまともな日に登っていないそうです. 今日は、快晴の好天に恵まれました。駐車場から紅葉した山が見えています。

 紅葉もどんぴしゃりで、一日中眼福の日でした。リフトで登りましたが、途中の景色も最高です。まず、姥ヶ岳への急な坂を登ります。道は整備されています。草紅葉と黄色、オレンジ色に紅葉したミネザクラが緑の笹と交じり合い、素晴らしい紅葉の中を進みます。

 姥ヶ岳の山頂では、鶴岡の町と日本海が見えています。また、南側には、朝日連峰の山々が折り重なっています。やはり月山は日本海側の山だと実感できます。遠く蔵王も見えています。

 金姥まで下り、登り返して牛首で休憩。いよいよ標高差270mの急な登りにさしかかります。大きな石が階段のように積まれ、歩きやすい道です。約1時間で頂上。途中の、ミネカエデのオレンジ色が鮮やかです。

 町で昼食ののち、三角点へ。立派な一等三角点が置かれています。そこから少し北が最高地点。雄大な景色を堪能したのと下山開始。午後になり、日の当たり方が変わって、横からの日差しになるとまた一味変わった景色です。雲が出始めて、影と日向の色合いも印象的でした。花はあまりありませんが、タテヤマリンドウが印象に残りました。

 大満足の紅葉の後、大井沢温泉で汗を流し、遠刈田に7時に戻りました。  







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