マミチャジナイ?                  2017年1月27日



 朝、一面の雪で真っ白な庭に、見慣れない鳥のつがいが来ています。地面を移動し何かをつついています。動きが敏捷なので、なかなか捕まえれらませんが、しばらくの間、雪をつついて、餌を食べていましたので、何とか写真を撮れました。

 はじめ、「アカハラ」だと思ったのですが、図鑑を見ると、どうも違います。いろいろ調べてみると、白い眉班が特徴の、ツグミの仲間の、「マミチャジナイ」ではないかと・・・。

 ニューフェースです。冬に来る、旅鳥だとか。

漢字で書くと、「眉茶鷙」。眉線のある、茶色の、ツグミ、という意味だそうです。鷙は「即」に「鳥」、または「耶」の下に「鳥」、または「鶫」で「シナイ」と読みツグミのことだそうでえす。

 いつものメンバーの、ヤマガラやシジュウカラは、ヒマワリの種の周りで元気に朝ご飯です。




雪降り   寒波が続いてきています        2017年1月24日



 寒波が続いてきています。パリから帰国したら、家の周りは真っ白。

 さらに土曜日、月曜日、火曜日と雪降りの天気。周りの木立に雪が積もり、屋根からは雪とつららが伸びています。朝日が昇る頃はとても美しいです。 庭はすっかり埋まってしまって、コンポストも見えなくなりつつあります。

 雪が降ると、雪かきですが、今年から、除雪機「雪丸」のおかげで、だいぶ楽になりました。さすが、20万円。1時間で、町道まで道を付けることができます。




パリ旅行 その5                   2017年1月16日



 いよいよ最終日です。パリ発のフライトが23時25分なので、一日たっぷり時間があります。

 5泊お世話になった宿、Turingに荷物を預けて、まず向かったのが、エッフェル塔。ここは、ミュージアムパスの使えない施設なので、今日まで取っておきました。何度かパリに来ていますが、実はここものぼったことのないところ。行ってみると、チケット売り場には、行列などというものはありません。たぶんハイシーズンだと、長蛇の列のようです。

 topは閉まっているとかで、2階までしか行けませんが、切符を買って、のぼります。エレベーターというか、ケーブルカーというか、あっという間に到着。建物は、鉄でできた無骨なものですが、ところどころに優美なものを感じさせます。上からの景色は、「絶景」。サクレクールでも凱旋門でも見ましたが、パリの全景が広がります。

 その後、セーヌ川の川岸の道を散歩。アレキサンドル3世橋を渡り、グランパレの前を通り、シャンゼリゼ通りを通ってコンコルド広場。そこから、オペラ通りの、ピラミッド駅近くの、モノプリというスーパーマーケットへ。マキシムのチョコレートを買って、近くの中華料理屋で昼食。

 その後、地下鉄でサンジェルマンデプレまで移動し、サンジェルマンデプレ教会へ。ここには、デカルトの墓があるようです。ドラクロアの絵も有名です。それから、その近くの、サン・シュルピス教会へ。こちらは、パリで最大の教会だそうです。2つの塔の一方がフランス革命で工事が止まったままだとかで、なんとも由緒ある話です。

 サンジェルマンの駅近くには、有名なカフェ、ドゥ=マーゴがありました。が、ここでコーヒーを飲み損ねてしまいました。代わりに、その前の、焼き栗屋で冬の風物詩、焼き栗を買い、リュクサンブール公園でいただきました。

 公園を散歩し、ソルボンヌ大学のそばを通り、モンパルナスに出て宿に戻り、荷物をピックアップ。空港に移動し、1週間のパリの旅を終えました。




パリ旅行 その4                   2017年1月15日



 4日目は、今日までミュージアムパスが有効です。これまで大きな美術館博物館を巡りましたので、その他を見物します。

 まず、モンマルトルのサクレクール。パリの高台です。約200段の石段を登ると、朝日が昇ったパリの景色を見ることができました。下る途中、テルトル広場、バトーラボワールといった画家たちの活躍した場所を通りますが、朝早いため、閑散としています。

 ムーランルージュの前を通り、モンソー公園に向かいます。この公園の脇にある、ニッシム・カモンド博物館。ここは、トルコ出身のユダヤ人大銀行家カモンド家の跡。とりわけ圧巻だったのは、鳥の図柄の食器。

 そこから少しで、有名な凱旋門。初めてパリに来たときは工事中、その後は、行きそびれていた有名な観光地です。行列も短いので、ここで、階段を登りてっぺんに行きます。これも、ミュージアムパスの範囲。270余段の階段を上り、上から見る景色は、まさに、エトワール(星)。ここからパリの四方八方に道路が真っすぐに伸びています。

 ここから地下鉄に乗り、シテ島へ。ノートルダムは、さすが日曜とあって、人でいっぱい。地下のクリプトは、発掘現場を保存し、かつてのパリの様子をうかがい知ることができます。

 ノートルダム寺院は長蛇の列なのでパスして、ミュージアムパスでは入れる近くのコンシェエルジュリーへ。こちらは、かつての王宮が監獄として使われた施設で、ちょうどフランス革命の頃には、貴族階級が収容された場所。あの、マリーアントワネットがいた場所も残っています。

 隣のサントシャペル教会はステンドグラスがすごい!。どちらも、フランス司法省の敷地の中にあります。司法省の建物には、あの有名な「自由/博愛/平等」(LIBERTE・EGALITE・FRATENITE)の文字が書かれています。かつての革命の精神が今に続いています。  そのままカルチェラタンの方に進んで、クリューニー中世美術館へ。外壁は工事中でしたが、ここは、ローマ時代の浴場の跡だそうで中世美術が展示され、特に有名な「貴婦人と一角獣」の5枚のタペストリがあります。

 この頃、5時を過ぎ、雨も降ってきましたので、今日はここまで。宿に戻りました。




パリ旅行 その3                   2017年1月14日



 2日間市内の美術館巡りが続きましたので、今日は気分を変えて、郊外のベルサイユ宮殿を訪ねます。もちろん、ミュージアムパスの範囲です。

 宿から歩いて10数分の、サンラザール駅から列車で向かいます。鉄道でベルサイユに行くには、パリからは3本あり、到着駅がそれぞれ違います。サンラザールからの列車が着く、ベルサイユ・リブ・ドロワット(ベルサイユ右岸駅)は宮殿まで20分かかり少し遠いのですが、それくらいは許容範囲とします。

 8時半に宿を出て、駅に到着。切符を買って9時7分発の列車に乗り、10時前に駅到着、宮殿には10時過ぎに着きました。

 入口に大駐車場があり、観光バスがいつもはずらーっと並んでいるのですが、今日はパラパラ。入口のゲートにも列がありません。さすがローシーズンの効果。

 ベルサイユ宮殿は何度目かですが、今日は人がパラパラの中でゆったり見物できました。今回特に思ったのは、「戦争の間」。フランスがそのころ(ナポレオンの時代)までに戦ってきた戦争の巨大な絵画がずらーっと大きな広間にかけられています。フランスはその後も幾多の戦争を潜り抜け、今日に至っていますが、まさに戦争の歴史だったのだとわかります。今のEUができて「戦争しないことが当たり前」の時代になったのは、この国の歴史の中で、ごくごく最近のことのようです。時に軍隊を出してはいますが…。

 建物の美しさは、きらびやかな装飾品のみならず、いろいろな種類の大理石が組み合わされて作られているのではないか、と思えました。  今日は時間がたっぷりありますから、庭園を通り、トリアノンまで歩きます。庭園は、冬枯れの景色で噴水には氷が張っていました。木々も葉を落とし、暗い森になっています。  歩くこと30分弱でグランドトリアノン。ミニミニ宮殿という風情です。見学していると天気が悪くなり、雪まで降ってきました。朝は快晴だったのに、昼前に雲が出て、昼ころは雪!という何でもありの天気です。

 そこから少し歩くと、プチトリアノン。こちらは。マイクロ宮殿という作り。庭園がきれいでした。この奥には、マリーアントワネットの居宅という、田舎の建物の風景が広がっています。

 昼食を取り損ね、庭園のレストランまで戻ったのが2時。ランチを食べて、宮殿に戻り、駅に着いたら3時、サンラザール駅に戻り、駅前のパッサージュという商店街で頼まれていたチョコレートの買い物をして宿に戻ると、一日が終わっていました。




パリ旅行 その2                   2017年1月13日



 ルーブルへは土日を避けて、今日、行くことにしました。宿から歩いて30分ほどですので、開館時間に合わせて、朝の散歩です。こちらは、朝の8時ころでも薄暗い中、人々が行きかっています。

 9時に着き、ピラミッドの入口で10数名の行列。少し遅れてオープンし、入場。クローク室のロッカーに荷物を預けます。このロッカー、扉が透明、鍵なし、番号をセットする方式です。実によく考えられています。

 さて、まずは、行列ができそうなものから見ます。まず、モナリザ。いつもは人だかりでなかなかじっくり見られないのですが、この時間は、数人。ゆっくりです。次に行ったのが、ミロのビーナス。こちらもゆっくりとみてきました。次に、フランスその他の絵画を見ようとリシュリー翼3階へ。このころから、館内の客が増えてきました。ずーっと絵画を見ましたが、昨日の印象派の絵とは全くちがいます。残念なことにフェルメールのレースを編む女は、クローズドで見られませんでした。絵画のほかに彫刻、工芸などを見ましたが、初めて発見したのは、メソポタミアのダリウス王の宮殿の柱や門が保存されていたこと。前回には全く意識しませんでした。

 12時まで見て、フードコートで昼食。

 その後、今回のツアーにおまけでついていたセーヌ川クルーズに乗るために、エッフェル塔まで移動、クルーズ乗り場に向かいます。寒い中ですが、1時間のセーヌ川クルーズ。 いろいろな景色が違った視点から見えてきます。特に驚いたのは、セーヌ川に架かる石橋。石をアーチ型に積んだ跡がわかります。これまで長い間、上に車が通るど荷重がかかってもしっかりしていることに改めて、ローマ帝国以来のヨーロッパの石の土木技術のすごさを実感しました。

 その後は、ポンピドーセンターへ。ここは、現代美術のコレクション。建物自体が、奇妙な配管のあるものですが、5階にモダンアート、4回にコンテンポラリーアートと、印象派に続く時代の美術のコレクションです。

 まず5階のモダンアート。ピカソなどの20世紀の様々な風潮の美術作品が並んでいます。このモダンアートというのが、私には、よくわかりません。具象を描いたものは何となく雰囲気がわかる気がするのですが、抽象的なものはダメ。アフリカの伝統工芸やオーストラリアのアボリジニの作品と比べ、違いが判らないのです。

 コンテンポラリーアートになると、もっとダメ。この2日間で見てきた、西洋美術が「進化」してきた歴史の到達点がこれか、と思うと、なんとも言えない気になります。

 このように、この2日間で、西洋美術の流れを代表する4つの世界的に有名な美術館を見てきたわけで、これをたった一つの街で見ることができることが、パリのパリたる所以ではないかと思います。




パリ旅行 その1                   2017年1月12日



 冬の、料金が安くなるこの時期を選んで、フランスのパリに旅行に来ています。

 なんと、直行便で、ホテル5泊付きで、9万円しない値段。国内旅行でもありそうにない値段です。目的は、美術館、博物館の見物。シーズンオフなので、ハイシーズンに行けばどこもいっぱいなのですが、ゆったり見ようということです。夏と違って、日が短いのが難点ですが、日中行動するのに暑くない、という利点もあります。オペラ座の近くの三ツ星ホテルに5連泊し、行動します。

 昨日夕方、パリ到着。この日は、ホテルに入って終わり。

 今日は、朝食のあとから、歩いて行きました。

 まず最初は、オーランジェリー美術館。小ぶりな美術館ですが、印象派の絵画がたくさんあります。特に、モネの睡蓮の8枚の大きな絵は圧巻です。この美術館が、この8枚の絵を飾るために作られたのではないかと思うくらい圧巻です。2つの楕円形の部屋に4枚ずつ展示された睡蓮の絵は、統一的なテーマでありながら、それぞれが時間や日当たりなどで違った様子を映しだしています。幸い朝早く入館したので、入館者も少なく、静かな雰囲気で楽しめました。

 また、印象派の画家たちの作品も多数飾られています。ルノアール、マネ、モネ、・・・・。フランスの美術館は、写真撮影OKなのです。

 続いていったのが、オルセー。ここは何度か来たことがあるのです、久々に来てみるとやはりすごい。絵画のみならず、1900年に万博のための駅舎として建てられた建物なので、当時の技術と文化の粋を集めて建てられています。その建物を、美術館に転用したフランス人の感覚にびっくりです。 途中、カフェでの昼食をはさんで、4時間ほど見て回りました。

 その後行ったのが、ロダン美術館。ロダンの彫刻は、上野の西洋美術館でも主要な作品は見ることができますが、作品のための習作や、未完成の大理石像など、おびただしい数が展示されています。彫刻だけでなく、ゴッホやルノアールの絵画も展示されています。庭園の池が工事中なのが残念でしたが、ロダンの彫刻の背景から見られました。

 本日はこれで終わり、宿に戻ったのは4時半で、もう薄暗くなっていました。なお、切符の購入に要する時間を節約するために、今回は、パリのミュージアムパス4日版を8000円で購入しました。




2017年の幕開け                   2017年1月2日



 穏やかな天気とともに新しい年が始まりました。

 去年に続き、今年も1月1日に仙台に泊まり、仙台の正月風景を楽しみました。

 1日は、町中静かなものですが、今年は、瑞鳳殿を訪ねました。大崎八幡などと違って、こちらは、静かな初詣風景が見られました。考えて見ると、ここは、伊達政宗のお墓ですから、観光客は来こそすれ、縁起のいい神社などではないので、地元の人が正月に行くところではないのです。瑞鳳殿は、有名な伊達藩主・伊達政宗の墓ですが、さすがに、当時の技術の粋を集めて作られたようで、戦災で焼けて、再建された建物ですが、その豪華絢爛さは、日光東照宮を思わせるものがあります。

 考えて見ると、ここにはしばらく足を運んだ記憶がありませんでしたが、静かな時期に訪れることができました。おまけに、参観料が不要というおまけ付きでした。

 翌朝食は仙台の正月料理を頂きました。仙台の雑煮は、すまし汁に鶏肉や大根・里芋が入っており、焼いた角餅にイクラが載っているのが特徴です。笹蒲が付いているのも仙台らしいところです。

 翌2日は、名物の初売り。昨日と大違いで、商店街は人であふれかえっていました。新しい年の始まりです。








このページのトップへ        前月の記事へ