手倉森山とトンガリ山            2015年11月30日



 蔵王町向山地区にある、手倉森山とトンガリ山に行ってきました。

 手倉森山は、みやぎ蔵王三十六景の一つで、山頂近くまで細い道を車で進み、駐車場から数分で、四阿のあるピークにつきます。さすがに蔵王連峰の見晴らしは良く、他にも松川沿いの蔵王の町などがよく見えます。

 トンガリ山の方は、手倉森山に行く道の途中で分岐します。こちらの方には,4等三角点があり、標高は222m(原入、と言う点名らしい)。こちらの方がさらに見晴らしがすばらしい。ここは、パラグライダーの出発点になっているようです。眼下に,町と田んぼが広がっています。えぼしスキー場が真っ白でした。明日は、スキー場開きだとか。

 どちらの山も、車で入れば、すぐ頂上。しかし、この道は雪が降ると、怖い。車で行けるのは無雪期だけでしょう。下から歩いてもたいしたことはありませんが・・・。

 



初雪                2015年11月25日



 ついに雪になりました。夕方からみぞれ交じりでしたが、うっすらと、積もりました。まだ11月です。




山元町の深山              2015年11月14日



 かよう会のみなさんと、太平洋岸にある、山元町の深山(しんざん)に登り、名物「はらこ飯」を食べてきました。

 遠刈田から約1時間、大河原、角田を通り、山元町にある,深山山麓少年の森が登山口。紅葉も終わり、葉っぱもほとんど落ちた遠刈田とは違い、こちらの森は,まだまだ、赤や黄色で賑やかです。ほとんど海抜0mから280mあまりの頂上へ、紅葉の中を歩きます。こちらでは、何枚も、クマでなくイノシシ注意の看板。

 いろいろな道がつけられている里山、という感じ。途中、平日ですが、数人のハイカーと会いました。1時間半くらいで頂上に出ると,そこからは太平洋が一望。先の震災の犠牲者のための「鎮魂の鐘」がつくられていました。向こう側は,太平洋と山元の町並み。仮設住宅や、イチゴ農家のビニールハウス、盛り土のため削られている山、建設中の常磐線などが見えています。

 山頂には、かわいらしい標識と,三等三角点。蔵王は雲の中で見えません。晴れていれば、片方に太平洋、反対に蔵王連峰と贅沢な景色が見えそうです。

 山頂を後にして,1時間ほどで登山口。そこから,亘理町の有名な店、田園に向かい,名物はらこ飯をいただきました。12月になると,カキ飯、ホッキ飯がはじまり、春にはシャコ飯と名物が続きます。海の恵みを生かしたレストランです。帰りに,りんご園に寄って,リンゴを求め、帰途につきました。遠刈田に戻ると、ずっと寒くなっていました。やはり、太平洋岸は温暖でした

 



チェーンソーの安全講習           2015年11月20日



 19-20日と2日間、大衡村にある、宮城県林業技術総合センターで、チェーンソーの安全講習を受けてきました。

 正式には、「伐木等の業務に係る特別講習」という、チェーンソーを用いた、伐採作業についての安全講習です。講習を主催したのは、林災防(林業・木材製造労働災害防止協会)という団体。参加費が14,500円でした。

 初日は、8時間、チェーンソーに関する知識・伐木作業に関する知識・振動障害とその予防・関係法令の講義。2日目はチェーンソーの点検及び整備・操作・伐木の方法の実習でした。

 大衡村は通うには遠いので、近くのビジネスホテルに宿泊し、無事2日間の講習を終え、修了証を頂きました。長いようで、短かかった2日間でした

 その翌日、さっそく、ことりはうすでの森林整備・伐木作業に役立てました。




倉石ヒュッテ               2015年11月17日



 今日は、かよう会のみなさんと、えぼしスキー場駐車場から、白龍の滝を経て、倉石ヒュッテを経由し、千年杉コースを降りえぼしスキー場駐車場に戻るコースを歩いてきました。

 倉石ヒュッテを通る道は、以前、後烏帽子岳を登り、下りに使おうと計画していた道ですが、実現せずにいたものです。

 駐車場から、オオルリコースを登り、五本ナラから白龍の滝へ。落葉したので見通しが良くなり、白龍の滝もよく見えます。

 滝の上部へと進みます。上から見ると白龍の滝は、ナメを白波を立てて下る水を見ることができます。少し上で沢を横切り、台地状の緩い登りを進んでいきます。出発して2時間ほどで、不動公園の古い標識に着きます。ここは、不動滝の上部にあたるところで、すこし藪を分けて滝の方に進むと、湿原になっています。さらに進むと、池になっていて、遠くには熊野岳から刈田岳が見える、日本庭園のような場所がありました。池の表面を這うような松や赤い実をつけた大木(アオハダか?)などがありました。ただし、途中は藪のようになっていて、少し手入れをしないと、行くことが困難です。

 ここを過ぎると、10分弱で倉石ヒュッテ。背の高い、瀟洒な建物で、昔、営林署のものであったが、今は東北学院大のものだとか。入口の木の部分を最近塗り替えたようで、塗料のにおいが新しい。ここで昼食。

 昼食後、スキー場方面に進みます。何本か小さな沢を越えると、ゲレンデ。少し登るようにして、連絡コースを進むと、ゴンドラ駅に出ました。

 ここから、千年杉コースを通り、駐車場へ。途中、熊に皮をむかれた(?)木がありました。ブナの落葉を踏みながらの、快適な道を下ります。葉が落ちて、千年杉の見通しが良くなっていました。

 



三階滝                   2015年11月16日



 道が荒れて通れなかった、澄川から三階滝へのコースが整備された、と言う話を聞きましたので、今日、歩いてきました。

 好天のもと、車で、湯と森倶楽部の脇から野鳥の森ホオジロコース終点近くの澄川下降点の駐車場へ。野鳥の森の工事の車が何台かいました。

 下降点から、急坂を澄川まで下ります。澄川に架かっていた橋が修理されていまし。橋を渡ると、新しい道標とテープが設置されており、また、何カ所かでは、最近チェーンソーで切った跡がありました。舟石まで、河原を歩き、ここを過ぎると、50mほど急登。東北自然歩道に出ます。

 この歩きやすい歩道を進むと、三階滝への降り口の標識。ここから30mくらい急な斜面を降りると、河原です。対岸には三階滝。渡渉できる地点を探しましたが、水量が多く、靴を濡らさないで渡れそうな場所が見つかりませんでしたので、あきらめました。

 帰りは、「迂回路」の方を通り、自然歩道に戻りました。ここから、自然歩道を歩いて行きますが、萩平までの道がどうなっているか調べようと、萩平の蔵王古道の標識まで往復。その後、舟石を経由しないで自然の家に降りる道を取りました。こちらは、笹が伸びてはいましたが、急なところは階段が作られた立派な道。ただし、一カ所、道が崩壊していました。ここは手を入れる必要があります。

 河原まで下ると、橋を渡り、野鳥の森の駐車場まで戻りました。歩いた距離8キロあまり。3時間弱のハイキングでした。途中、最後の紅葉した木々や、ムラサキシキブとガマズミの実の美しいコントラストが楽しめました。

 



初冬の刈田岳                2015年11月11日



 かよう会の皆さんと、刈田岳に登りました。これは、11月4日から、蔵王エコーラインが冬の通行止めになって、蔵王古道を歩いて登ろうという催し。

 前日、遠刈田温泉からすみかわスキーパークにある、みやぎ蔵王高原ホテルまで歩き、宿泊したのですが、用があり、夜、宿で合流。

 本日は、6時に高原ホテルを出て、蔵王古道を通り、刈田岳山頂まで行ってきました。遠くまで見渡せる好天で、太平洋や牡鹿半島、松島、仙台などが見えていました。エコーラインのゲートは閉鎖されています。

 カメラを宿に置いてきてしまいましたから、山の写真はなしです。紅葉は終わり、冬の様相ですが、刈田岳山頂付近は、霧氷が真っ白に輝き見事でした。避難小屋で朝食をとり、高原ホテルに戻るまで6時間、初冬の刈田岳と、車が通らず喧騒を脱した山の空気を楽しんできました。次に登るころには、ずっしりと雪が積もり、白銀の世界になっていると思います。




ピカソ展                2015年11月5日



 仙台の宮城県美術館で開かれているピカソ展を見てきました。

 美術館周辺は、ちょうど、紅葉の真っ盛り。平日午後とあって、館内は混んでなく、ゆっくり見ることができました。こういうのが、地方の美術館の良いところ。東京でやってると、人の頭を見に行くみたいになり、ストレスがたまります。

 絵や版画、陶器、写真などが展示されていて、ちょっと変わった趣向でした。ただ、ピカソ、と言えば、画風が転々と変わり、深みが増してくる、という印象があるが、その歴史的な歩みが感じられなかったのが残念でした。

 館外でも、広瀬川縁の紅葉も美しい日でした。





秋の深まり−冬の準備             2015年11月3日



 文化の日で、天気が良くなったので、冬支度。

 まず、夏の間の緑のカーテンを外しました。まだ、ゴーヤの葉が茂っていたのですが、終了。花壇に堆肥を入れて、来年の支度をしました。

 次に、車のタイヤ交換。2台分8本のタイヤを出して、交換。洗ってから、収納。3時間かかりました。

 外はちょうど、紅葉の最後の輝き。もうすぐ、木枯らしとともに、冬の到来です。





松島                      2015年11月2日



 11月になりました。10月末に、松島に行ったのですが、その時の記録です。

 松島は、「日本三景」の一つ。その賑やかさは、年中変わりませんが、ちょうど紅葉のはじまりの時期になっています。

 松島海岸の、五大堂は、観光客で混んでいました。特に、中国からの観光客が多いように思えました。また、島巡りの遊覧船に乗船しました。午後3時発の船だったので、ほぼ貸し切り状態。島と松は変わりありませんが、紅葉が見えています。松島は、かつては広葉樹林だったとのこと、それが、製塩の燃料として広葉樹が切られ、その跡に、やせた土地に強い松だけが残った、という人工的な景色だとのことです。それが、紅葉が見えると言うことは、広葉樹がまた勢力を広げはじめたとのことで、歴史的に人間の手により作られた景色が変遷し、そんなものかと感心しました。

 松を糞害から守るため、海猫の餌付けが禁止されたと言うことです。これまでのような、船の上でのカッパえびせんに群がる海猫の景色がなくなりました。海鵜が巣を作っている島もあります。

 瑞巌寺は、本堂やそれに至る杉林が工事中です。とりわけ、参道は、震災の津波での塩害により、杉の木が傷んでいるそうです。そこが拝観できないので、庫裡と仮本堂、宝物館が公開されていました。また、伊達政宗の妻・愛姫の陽徳院御霊屋「寶華殿」がリニューアルされ、絢爛な建物になっていました。

 日が暮れてから、円通院の紅葉のライトアップ。まだ紅葉が始まったばかりでしたが、この日は風がなく、池に映ったライトアップされた紅葉が見事でした。まるで大きな鏡のようで、暗い夜空が映って、まるで吸い込まれていくような、不気味な景色でした。

 おっつけ上ってきた月は、やや欠けていましたが、美しい姿を見せていました。

 






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