白石川の白鳥飛来地に、白鳥が来ているという話を聞いて、見に行ってきました。 白鳥の群れの本体は、刈り入れ後の水田に、落ち穂拾いに行っているようですが、子供を含めて数羽の白鳥が来ていました。 蔵王連峰は、主稜線が真っ白で、冬の装いです、 蔵王の山々にも雪が積もり、えぼしスキー場のコースは真っ白になっています。晩秋というか初冬というか、季節の変わり目の一日、角田市と亘理町の境にある四方山(272m)に行ってきました。 東は、亘理の海岸平野の向こうに広がる太平洋、西は、阿武隈川の河岸段丘に広がる角田の町並みの向こうに蔵王連峰という、とても見晴らしのよい山です。 標高60mあたりの登山口から歩き始めて約1時間。途中、いくつかの花が見られました。ベニゲンノショウコやリンドウです。 山頂付近からは、太平洋が見えてきます。山頂には展望台が設けられ、360°の展望です。展望台から蔵王連峰を望む西側には、角田市の諸施設と蔵王連峰の眺望案内板。太平洋を望む東側には、亘理町・山元町の眺望案内板が設けられ、先の震災時の津波の浸水地域を示す表示がされていました。蔵王連峰は、雲が一部にかかっていましたが、雪をかぶった山々が見られました。太平洋側は、山元・亘理から岩沼、名取、仙台、塩竃まで見渡せました。 この見晴らしの良さを利用して、先の戦争中は、高射砲陣地があったそうです。さすがに、この時期は、しばらく展望を楽しんでいると、寒くなります。 下山後、亘理の名物「はらこ飯」の昼食を頂き、リンゴ園に寄って、リンゴのもぎ取りを楽しみました。 仙台の宮城県美術館で開かれている、ミレー展を見てきました。今年で生誕200年とのことです。 ミレーは、農民を描いた画家として、「種をまく人」「落ち穂拾い」「晩鐘」などで有名な画家ですが、今回の展覧会では、初期の作品から、バルビゾン村での作品まで展示されていました。 土曜日であるにもかかわらず、館内は、さほど混雑していませんでした。東京で行われると、たぶん、人、人、人なのでしょう。地方の美術館の良さを感じました。 展示を見終わって、ちょうどハイビジョンで「オルセー美術館の印象派の作品」という番組を上映していましたので見てきました。大きなスクリーンなのに、細部までくっきり見られて、いいものでした。4Kになるとどう変わるのでしょうか。 庭園は、今紅葉の真っ盛り。紅葉の中にある彫刻もなかなかいいものでした。 昨夜、低気圧に伴う寒冷前線が通過し、大風が吹きました。そして今朝は、日が昇る頃、霧雨模様。西の空に大きな虹が出ました。 いよいよ季節は、初冬へ。木枯らしが吹き、紅葉も最後の輝きを見せ、温度計も10℃を下回ってきました。 こちらに越してきて、ちょうど1年経過しました。晩秋から始まり、冬・春・夏・秋と四季が経過し、それに伴い、様々な経験をしました。 家の周りは、また晩秋。紅葉のあと、葉は残り少なくなり、見通しがよくなってきました。落ち葉だらけです。 昨年は山林だったところが、Google Earth でも、家が写っています。 この間に、人とのつながりもできて、地元の山歩きの会に時々参加し、蔵王古道の復活の手伝いをしました。1年間の宮城県森林インストラクター養成講座も20回のうち、今度16回目。ことりハウスで時折ボランティアをしています。また、蔵王町の学校支援のプロジェクトで、小学校に放課後学習の支援に行っています。中学校での受験勉強の手伝いにも通っています。 庭に見慣れぬ鳥が飛んできました。 地面に落ちていた、コナラのドングリを咥え、食べました。しばらく、歩き回っていましたが、そのうち、色づいた紅葉の枝に飛び移り、飛んで行ってしまいました。 この鳥の名は、カラスの仲間の「カケス」でした。 11月に入り、少しずつ冬支度が始まりました。家の中では、朝晩、暖房を使い始めています。 今日は、車の足回り。標高300mの当地では、気温が2℃ほど低いので、この時期、雨が降り、寒くなると、道路の凍結が起こります。それに備えて、少し早めではありましたが、今日、車のタイヤを、冬用のスタッドレスタイヤに履き替えました。 取り外したノーマルタイヤは、洗って乾かし、来年の4月下旬まで、半年間の眠りにつきます。2台分ですから8本のタイヤです。 家の周りは、と言うと、ヤマモミジが、最後の光を浴びて紅葉しています。あたりは落ち葉だらけです。 今年の春、種子から育てたブナの木は、5cmほどに伸び、小さいながらも、紅葉していました。 11月4日〜5日にかけて、「蔵王古道フルコース」というイベントが行われました。 この9月、復活した蔵王古道の道づくりを行った「かよう会」の催し。11月4日に、遠刈田の刈田嶺神社を出発。その日は、中間の蔵王高原ホテルに泊。夜は「山下ろし」の宴。翌11月5日、刈田岳まで歩き、下りてくる、という企画です。 蔵王連峰の山々は、先月末の降雪で、白くなっています。麓の遠刈田は今紅葉の盛り。紅葉から新雪の山を楽しもうという企画です。 11月4日、10時に刈田嶺神社(里宮)を出発。ご神体は、先月山を下り、今こちらにいるそうです。折しも、蔵王エコーラインは、この4日の夕方から来年の春まで、澄川スキー場から上山の坊平スキー場まで通行止めになります。 遠刈田の町は、紅葉の真っ盛り。滝見台付近まで、紅葉が楽しめます。道の両側は、紅葉の赤とオレンジが見事です。古道の入口につけた、お参りの木札も健在です。 不動滝あたりから、木々の葉は散ってしまい、冬景色。遠刈田から5時間で、今日の宿泊先「蔵王高原ホテル」に着きます。この先が、通行止めになるのです。浴室からの雄大な眺めを見ながら一風呂浴びた後、夕刻から宴。 翌日は、朝の太平洋から昇る朝日を期待しましたが、残念ながら、雲が発生して、見ることができませんでした。朝食後出発。エコーラインのゲートは閉まっています。来年の春、4月末までの半年間の眠りにつきます。 古道を歩けば、道の両側には、霜が降り、霜柱がずっしり。初冬のおもむきです。水があるところには、氷が張っています。 賽ノ磧まで行くと、ホシガラスが積雪前の最後の時期を忙しそうにしています。所々に雪が見え始め、刈田岳・五色岳・熊野岳と続く稜線は白く化粧しています。 大黒天近くでは、道が真っ白になっているところも。左に見える屏風岳は、霧氷に覆われた木々が見えます。 大黒天を過ぎ、刈田岳への最後の急登にさしかかると、ハイマツにはエビのシッポが付き、いよいよ冬の様相です。 山頂直下の避難小屋は、夏の入口を閉鎖し、冬の出入り口のみの冬支度。中に入ると、このたび配置された、ヘルメット、水、毛布などが置かれています。 刈田岳山頂は、真っ白。エビのシッポがあらゆるものに付き始めています。高気圧に覆われた、風もない晴天の元で、山頂まで登ることができました。 帰りは、高原ホテルまで降り、その後、所用のため、車で遠刈田に戻りましたが、とても楽しい初冬の山行を楽しめました。 このページのトップへ 前月の記事へ
(C)Akihiko URAKAWA
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