花開く焼石岳に登る            2014年6月30日


 岩手県南部の焼石岳に登りました。中沼登山口からの往復です。

 中沼登山口には、国道から、尿前(しとまえ)林道を走ります。広い駐車場とトイレのある登山口から登り始めます。

 階段の道を通り、中沼・上沼を通り、ツブ沼登山口からの道を併せますが、合流地点は残雪に覆われて見えません。道の周りには、ミヤマキンバイやミズバショウ、ヒオウギアヤメなどの花が咲いています。

 しばらく行くと、銀明水と避難小屋があり、ここで休憩。小屋の周りには、オコジョがいました(写真には撮れませんでした)。

 小屋を過ぎると、雪渓の道を進みます。大きな雪渓をトラバスして道が平らになりますが、道は小川となっています。ハクサンイチゲやチングルマなど、ここも見事なお花畑です。姥石分岐点を過ぎ、泉水沼。雪渓が流れ込んでいます。

 最後に一登りすると、ようやく山頂です。ベンケイソウが咲いていました。山頂には、一等三角点が置かれています。

 ここで昼食。 

 下山にかかると、あたりの雲が吹き払われ、泉水沼や横岳が見えてきました。さらに進むと、また雲の中。長い雪渓を注意して降り、来た道を駐車場まで戻りました。

 天気はいまいちですが、高山植物を堪能した山行でした。







栗駒山に登る             2014年6月28日


 宮城・岩手・秋田の境にある、栗駒山に登りました。今回は、岩手の須川温泉から。

 あいにくの天気でしたが、名残が原には、ワタスゲやツマトリソウなどが咲き、途中の雪渓では、溶けかかった雪の下に水芭蕉が小さな花を咲かせていました。

 山頂では、視界がありませんでしたが、帰る途中の昭和湖では、一瞬雲が切れて、コバルト色の湖が顔をのぞかせました。





蔵王チーズ工場の薔薇園            2014年6月23日


 近くの七日原にある蔵王チーズ工場の薔薇園のバラが見頃です。

 工場の敷地の一部に、いろいろな種類のバラが植えられています。中には、見頃を過ぎたものもありますが、色や大きさ、形などさまざまなものがあります。

 色は、赤、白、黄色、ピンク、オレンジ、薄紫など、色とりどり。

 また、大きな花、小さな花、房状の花などいろいろです。花びらが、いくつもあるものや、少ないものなど変化に富んでいます。

 品種改良の結果、こうした多様なものができたのでしょうが、一口に、「バラ」でくくれないほどです。青空の下、遠く蔵王連峰を背景に、楽しんできました。





遠刈田の朝市                2014年6月22日


 遠刈田温泉では、日曜日の朝6時から8時まで、朝市が開かれています。今日は、あいにくの霧雨でしたが、何軒かが店開きをしていました。

 近所の農家の方々が、自家製のいろいろなものを持ち寄り販売しています。この時期は、ハチク、カラダケのタケノコや山菜、さまざまな野菜、ブルーベリー、そして、タケノコご飯やダンゴなど加工したものも売られていました。

 また、玉コンニャクや栗子焼きというタイ焼きを売っている店もあり、珍しいタマゴ入りの玉コンは、味がよく染みて美味でした。





御田ノ神湿原              2014年6月17日


 エコーラインを山形側に下ると、上山に入ってすぐに御田ノ神湿原があります。駐車場はないので、手前の、リフト乗り場に置いていきます。

 この湿原が、今ちょうど、花盛りです。チングルマとイワイチョウの花が咲いています。特に、チングルマの大群落は見物です。そのほか、ハクサンチドリの花もありました。

 湿原には、全部木道が敷かれており、足下の心配もありません。避難小屋も設置されています。帰りにすみかわスキー場隣の「山のそばや」で、山菜の天ぷらそばを食べてきました。美味。





芝草平と屏風岳                2014年6月16日


 梅雨入りだとかで、すっきりしない天気が続いていましたが、今日は久々に蔵王連峰の山が姿を見せました。好天のもと、南蔵王の芝草平と屏風岳を訪れました。

 スタート地点は、エコーライン刈田峠駐車場。ここはおける台数が多くないので、うちを5時半に出ました。6時過ぎに着くと、まだがら空き。さっそく支度をして、6時15分に登山口へ。

 刈田峠までは緩やかな下り。ツツジやチングルマ、オキナグサなどが道の両側に咲いています。雪解け直後のようで、まだ残雪もあります。

 刈田峠からは、登りになります。前山を経て、杉ヶ峰へ。ここから、芝草平とその奥の屏風岳が見えています。ルート上の残雪を踏んで芝草平へ。

 ここも雪解けから間がないらしく、ようやく、チングルマが咲き始めたところ。大群落は見事です。イワイチョウも咲き始めです。2月の大雪の影響でしょうか。

 ここから、屏風岳へは緩い登り。途中、烏帽子岳への分岐を過ぎ、屏風岳の稜線を南に進みます。そこに三角点があり、屏風岳山頂となっています。1817.1m。ここの三角点は、数少ない一等三角点です。しかし、屏風岳の最高地点は、ここではなく、途中の1825mなのです。そして、ここが宮城県の最高地点ということになります。三角点≠最高地点の例です。しかし、下った先に山頂がある、というのは、変な感じです。

 山頂からは、南屏風岳や馬上山、水引入道、烏帽子岳などが間近に見えます。そして、この稜線の東側は、急な崖になっています。かつての噴火口の後だとか。稜線にあるアズマシャクナゲの蕾は堅く、まだ咲きそうにありません。これも、大雪の影響でしょうか。  南蔵王の稜線は、この先、南屏風岳、不忘山を続いていますが、車を置いてきた関係で、戻ることになります。もう少し経つと、花も出そろい、縦走の楽しみも増えるでしょう。

 9時に山頂を後にして、来た道を戻ります。さすがに、この時間になると、登って来る登山者は増えています。芝草平、杉ヶ峰、前山を経て、刈田峠では避難小屋を覘いてから、11時に登山口に戻りました。駐車場は一杯になっています。





とおがった大道芸18              2014年6月8日


 遠刈田温泉で恒例となった大道芸。今年は18回目なのだそうで、「とおがった大道芸18」という名で、お祭りが開かれました。小雨模様のあいにくの天気でしたが、たくさんの大道芸人たちがその技を見せてくれ、楽しい一日を過ごしました。





どうだんの森                 2014年6月5日


 4月には、水芭蕉とカタクリでにぎわった白石市の「ミズバショウの森」ですが、その奥にある「どうだんの森」では、ツツジの仲間のサラサドウダンが見頃です。こちらは、木道が整備されており、快適に歩くことができます。

 サラサドウダンは、今真っ盛り。早いものは、花が散り始めています。

 レンゲツツジは盛りを過ぎていますが、少し残っています。オレンジ色の花が新緑の中に映えています。脱皮中のトカゲもいました。コバイケイソウは白い花をつけています。

 また、オオカメノキの白い花、ヤマボウシの少し緑がかった白い花も咲いています。

 秋の紅葉の時期が楽しみです。





花の山・不忘山に登る              2014年6月3日


 この数日、晴天が続き、夏を思わせるような天気が続いています。各地で30度を超え、ここ蔵王でも、夏の始まりを感じます。

 今日は地元の人達と、南蔵王連峰の最南端、不忘山に登りました。

 白石スキー場が出発地点。曇り空なのですが、風もなく蒸し暑い。

 シロヤシオツツジや山ツツジなどが咲いています。

 白石女子高小屋跡を経て、ぐんぐんと登って行きます。途中、タムシバやショウジョウバカマ、ミネザクラ、シラネアオイなどが次々に姿を見せます。

 不忘の碑まで来ると、展望が開け、遠くに吾妻連峰、そして山頂が見えます。このあたりからは、ミヤマキンバイ、ユキワリコザクラ、ハクサンイチゲなどの高山植物が花盛り。スタートから3時間余りで山頂。

 三角点のある、見晴らしのよい頂。遠くには飯豊連峰や朝日連峰の白い姿。墨絵のような山なみです。近くは、南屏風岳から北屏風岳の稜線、水引入道などのピークが見えています。山頂には、キアゲハの姿も見られました。





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