昨日の曇りから一転、朝から青空が広がっていたので、この間強風と悪天に阻まれ課題になっていた、大黒天から刈田岳、熊野岳まで足を伸ばしてきました。大黒天の駐車場からは、真っ青の空に刈田岳が白く見えています。 歩き始めの雪渓はまだ残っていました。50mくらい登ります。途中から、エコーラインの「雪の壁」も見えています。 途中で、東北大学の地震観測設備を見ました。これは、刈田岳避難小屋にも設置されています。このところ、地震の回数が増えているそうです。山頂からは、朝日連峰とともに、飯豊連峰も白い姿を見せていました。 お釜も水面にはわずかな氷がある状態になりました。お釜のうえの五色岳に3人の登山者がいます。 熊野岳に向かう、馬の背の途中に、傾斜観測装置がありました。右手の五色岳の3人は中間くらいまで降りています。正面の熊野岳には、大きな雪渓が2つ見えています。まず、右手の避難小屋に行く道を上ります。 稜線まで出ると、月山の丸い山容が現れました。もちろん真っ白です。さらにその右に、遠くにうっすらと白い高い山があります。鳥海山だと思います。飯豊連峰、朝日連峰、月山、鳥海山と、東北地方の日本海側の山々が見えています。この時期にしてはラッキーです。 熊野岳山頂には、2等三角点、そして、斎藤茂吉の「陸奥をふたわけざまに聳えたまふ蔵王の山の雲の中に立つ」の歌碑。昼食を取っていると、誰もいなくなり、山頂独占です。 下りは、雪渓を通過。刈田岳に戻ります。刈田岳山頂では、10羽ほどのツバメが飛び回っていました。 少し休んで、大黒天まで下り山行終了です。 遠刈田に降りると、道路の温度計は27℃となっていました。いよいよ初夏の始まりです。 天気が安定しているので、春の花を見に行こうと、おとなりの七ヶ宿町の蛤山(はまぐりやま)に行ってきました。 我が家から20km余り、30分くらいで登山口へ着きます。駐車場は、200mほど離れた青少年旅行村の一角。登りはじめは、林道です。約30分も歩くと、林道は終了、「蛤山登山口」の標識とともに、山道に入ります。 とてもよく整備された道で、標高が800mを超えると、道の両側に、ニリンソウの群落。エンレイソウもちらほら見えます。途中、不忘山の展望が開ける場所があります。雪はほとんど消えています。 ラショウモンカズラらしい紫色の花や、キンポウゲの仲間のような黄色い花が咲いていました。 最高点は、1014mの標高点のあるピーク。それを越えて次のピークが、社のあるピーク。ここには、13年前の国体山岳競技の記念碑が建っています。お社の前には、山の名の通り、ハマグリが供えられていました。 このあたりは、標高1000mで、残雪も残っており、雪解けが遅いせいか、カタクリの花も咲いていました。また、シラネアオイの花も一輪。オオカメノキの白い花と不忘山の取り合わせも、春らしい景色です。シロヤシオツツジも咲き始めていました。 「遅れてきた春」に、いろいろな花が一斉に花を咲かせています。 えぼしスキー場の周辺にシロヤシオツツジが咲き始めたと聞いて、見に行ってきました。なんでも、ここのシロヤシオツツジは、東北地方でも指折りの群落だそうです。 我が家からスキー場までは、10分。車を置いて、少し戻ると右側に千年杉コースの入口の道標がひかえめに立っています。 約30分、ブナの林の中を登ると、千年杉です。これは、「森の巨人たち100選 The 100 Forest Giants of Japan」という看板でもわかるように、日本代表レベルの、老樹なのです。樹齢600年以上、樹高26m、幹周5.9mという、大きな杉です。 ここを過ぎて、沢を渡り、炭焼き窯跡を過ぎると、お待ちかねのシロヤシオツツジが咲いています。このツツジ、葉を見ると、5枚が組になっているので、ゴヨウツツジという名もあるようです。ちょうど、咲き始めた頃です。 あたりには、ショウジョウバカマが咲いており、雪解け直後だとわかります。さらに進むと、登山道には、残雪があります。 ゴンドラ駅まで来ると、山は、春の淡いパステルカラー。展望台では、遠刈田の町はもとより釜房湖、そして仙台の町が霞んで見え、太平洋も見えています。 下山ルートは、白龍の滝を通る石子遊歩道を取ります。こちらも、春一番のオオカメノキの白い花が咲いています。白龍の滝は、雪解けで水量が多く、ここを過ぎると、シロヤシオツツジが見えてきます。 40分も下ると、スキー場に出ます。 まだ咲き始めですが、春の始まりの景色を味わってきました。 我が家の庭のエサ箱に、ヒマワリのタネを入れておくと、翌日にはすっかりなくなっています。いったい何者が食べているのか、気になりました。この前、たまたま、朱色の腹のヤマガラが来ているのを見つけました。 今日は、ビデオカメラを4時間回しっぱなしにして、撮影しました。しっかり写っています。ビデオから起こした画像が、次のようなものです。 ビデオの方は、 http://youtu.be/HHHYo1hOgfM で見ることができます。 エコーラインの中腹にある、賽の磧(さいのかわら)には、自然研究路という、散策用の道があります。その先は、かもしか温泉跡を経てロバの耳岩を通り、熊野岳に至るコースの入口です。現在、ロバの耳コースは、通行禁止になっています。 自然研究路は、鋪装され、高低差もあまりない、歩きやすい道ですが、この時期には、入って5分くらいの沢(三途の川上流)は、残雪で埋め尽くされ、雪の上を200mあまり歩き、散策路の続きを探さなくてはなりません。標識はないので、視界のない時は要注意です。 20分ほどで、散策路の終点、濁川への下降点に着きます。ここからは、正面に熊野岳を見て、谷底に、かもしか温泉跡らしき、青い屋根を見ることができます。ここからは本格的な登山路になります。今日は、ここまで。ベンチのある展望台で、景色を楽しんできました。 我が家から6kmくらいのところに、青根温泉があります。隣の川崎町に入っていますが、1500年代からの古い温泉地です。 ここの共同浴場「じゃっぽの湯」に行ってきました。 こちらも、遠刈田の共同浴場と同じ310円です。回数券も3100円と同じです。広い駐車場の奥に、比較的新しい建物が見えます。靴を脱いで上がると自動券売機があり奥が浴室です。 こちらの浴室は、カランの数が少なめですが、湯舟は広々としています。遠刈田に比べて、お湯の温度は低いです。また、町中にある遠刈田の2軒の浴場に比べ、窓からは、青々とした木々が見えます。 また、浴場の前には、レトロな建物が見えます。昭和59年に東北学院が建てて、学生の宿泊施設として使っていた建物です。作曲家古賀政男ゆかりの土地なのだそうで、2階は古賀政男記念館になっています。 我が家から、車で10数分。手軽に来てみたい温泉です。 今日は、大黒天から刈田岳、熊野岳まで歩いてこようと、我が家を出発。エコーラインを登っていくと、大黒天から上は、強風と雪雲で登山は断念。何でも、ハイラインは10cmの積雪で通行止めだったそうです。低気圧が抜けたばかりで、まだその影響が残っているようです。 急遽、青麻山に登ることにして、エコーラインを下りました。18日に行われるヒルクライムの準備の看板は設置されており、トレーニングのサイクリストたちの姿も見られました。 小一時間かけて、青麻山の下別当登山口へ。この1時間、ずっと蔵王町の端から端へと走ったことになります。広いなあ、蔵王町は! 身支度を調え、出発。まず驚いたのは、ニリンソウの大群落、そして、ヤマブキ、エンレイソウ、ハルリンドウと、次々と姿を見せる春の花。尾根にとりつき、急登を登りきると、青麻山の山頂。今日は、春にしては空気が澄んで、太平洋がくっきり見えました。 ここから、隣にある少し高い山、あけら山に向かいます。途中、笹が伸びたり倒木があったりの道を、約90m下り、鞍部から急な道を上ります。途中、一輪だけシラネアオイの花がありました。また、トウゴクミツバツツジはちょうど花の盛り。 山頂には、「あけら山」と刻まれた石と、標高810mという看板がありますが、木立に囲まれ、展望はなしです。 急な道を下り、鞍部から登り返して青麻山へ。ここで昼食。 電波塔コースを下ります。斜面をトラバスするところに、ニリンソウの大群落。小一時間で電波塔に着くと、2台車が止まっていました。林道を少し下り、この前教えてもらった地点から、送電線の巡視路を通って、下別当登山口へ。 国土地理院の地形図(電子国土基本図)に、送電線がなくなっているので困ったのですが、カシミール3Dで見ると、「地理院地図(新版)」という新しい地図では、復活しています。山歩きをするには、とてもありがたいことです。 かくして、20分ほどの時間で下別当登山口に駐めていた車に戻りました。往復ルートより周回ルートの方が、気持ちがよいのです。 連休も終わり、遠刈田の町も静かになりました。新緑鮮やかなこの頃ですが、我が家の庭には、小鳥がいろいろ来ています。 昨日朝には、4羽の鳥が訪れて、地面の餌をついばんでいました。時々、飛んだり、戻ったりと、しばらく滞在しました。この鳥は、羽の黄色が印象的な、カワラヒワのようです。 また、庭の紅葉の木にかけたえさ箱に、毎日、ヒマワリの種を置いておくと、翌日にはなくなっています。いったい何者が食べているのか謎でしたが、ようやく正体を捕まえました。朱色のお腹のヤマガラです。朝早く、巣箱のヒマワリの種を食べているようです 昨日は、東北自動車道は、ひどい渋滞だと言うことで、近場周りでしたが、今日は世界文化遺産となった平泉に行きました。 昨日は、藤原祭の行列があり、大賑わいだったそうですが、今日は、さほどではありません。それでも、10時に着いた頃には、駐車場は軒並み満車で、平泉駅近くの、町役場の駐車場に車を置き、駅まで歩きました。地元の役場の方にアドバイスをいただき、まず、中尊寺のチケット売り場にタクシーで急ぎました。 すんなりチケットを購入でき、まずは、金色堂を見学しました。東北の片田舎に、戦乱の中で建築時そのままの姿を維持してきたことは、奇跡的ではないかと思います。 その後、能舞台を見学。今日は、正午から能の奉納があるようで、その準備に行列がありました。稚児さんたちのかわいいこと。 その頃、チケット売り場は、長蛇の列。たった数十分のことですが、アドバイスに感謝です。 それから、下りながら、左右にあるお堂の見学。新緑に映えて、とてもきれいです。 本堂前では、剣舞が行われていました。「朴ノ木沢念仏剣舞」というのだそうですが、笛と太鼓、鉦に合わせて、扇を持って舞われていました。 月見坂を下りる頃には、続々と参拝客が登ってきていました。 昼食を取った後、歩いて毛越寺に向かいました。途中、平泉文化遺産センター、という新しい建物があり、中には、パネルや映像の展示がありました。世界遺産登録後に作られたもののようです。 広々した芝生は、観自在王院跡。その隣にあるのが、毛越寺。本堂に続き、平安時代の浄土庭園の池を巡りました。校倉造りの開山堂や堂宇の礎石を見ながら一周。菖蒲は手入れ中。宝物館を見学しました。 その後、達谷窟毘沙門堂へ。坂上田村麻呂ゆかりの毘沙門堂だとか。シラネアオイが咲いていました。 厳美渓を通り、一ノ関駅を経由して、東北自動車道で帰宅。連休中なのに渋滞にも遭わず、ラッキーな一日でした。 今日から、4日間の連休です。好天に恵まれました。 いつもは静かな遠刈田温泉も、車と人が行き交い、賑わっています。来客を迎えて、周辺の「名所」を回りました。 混雑を避けて、エコーラインのゲートが開く8時に合わせて自宅を出て、刈田岳に登ってきました。それでも、頂上の駐車場は、車がたくさん。 先週まで雪があった刈田岳山頂は、雪は溶けており、お釜も一部、緑の湖面が顔を出していました。朝日連峰は、霞んでいました。たまたま、飛行機が通過したので、その時に撮った写真です。1時間ほど山頂にいて、駐車場に戻ったときには、満車で、第2駐車場に行っていました。 下りに立ち寄った、不動滝と三階滝。雪解けの時期で、水量が多く、立派な姿です。 ひっきりなしに登る自動車の合間に、2週間後の、ヒルクライムのトレーニングの自転車が登っています。ガンバレ!と声援を送るのみですが、それにしても、たいしたものです。 遠刈田公園は、桜が見頃で、何組か、花見を楽しんでいました。 えぼしスキー場の水仙も、見頃になってきました。水仙見物を終えて、森陰のベンチで休んでいると、シジュウカラが餌をついばんでいます。結構近くまで来ても、せっせと食事中。 夕方、こけし橋付近の国道457号線は、長い渋滞の列が・・・。エコーラインの下りも、ひっきりなしに車が降りてきます。さすが連休です。地元の人が、この時期は、ひっそり家にいるのがいいと言ったのがよくわかります。 このページのトップへ 前月の記事へ
(C)Akihiko URAKAWA
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