芝草平                2016年5月28日



 芝草平まで足を伸ばしてきました。土曜日で天気も良く、朝、ゆっくり出てきたので、刈田峠の駐車場は空いてるか、と心配でしたが、ちょうど1台分早く帰った車があったようで、すんなり車を置けました。

 雪はほとんど消えており、いろいろな花が咲いていました。杉ヶ峰までの稜線ではムラサキヤシオやミネザクラが咲いていました。また、ハウチワカエデの花も咲き始めていました。足下には、ミツバオウレンでしょうか、白い花がずーっと咲いていました。

 遠くには、朝日連峰、飯豊連峰、吾妻連峰や月山が白い姿を見せていました。

 芝草平に着くと、所々、チングルマが咲き始めているほか、ミネズオウや、ヒナザクラの群落がありました。また、カッコウの鳴き声が近くから聞こえていましたが、湿原の向こうの木の先端に留まっていました。ピントのあった写真にならなかったのは残念でしたが、鳴き声でなく、カッコウの姿を視認したのは初めてでした。

 いよいよ、高山植物の季節のはじまりです。




山岳画家の元祖・吉田博展を見る         2016年5月26日



 先週末の5月21日、用事があり、東京へ行ってきました。その前の週に、「岳人」を読んでいたら、千葉市立美術館で、吉田博展が開かれていることを見かけました。朝、蔵王を出て、午前中、上野の東博へ寄り、午後、千葉に出向き、千葉市立美術館に行ってきました。

 これまで、画家・吉田博の名は聞いたことがありませんでしたが、この展覧会のパンフレット・DVDでその人となりを知ることができました。明治期の洋画が輸入されて、日本の美術界が出来上がる頃の、あっと驚く経歴を残した画家です。アメリカでの展覧会のこと、テーマに選んだ日本アルプスを素材にした作品のこと、水彩画、油絵から版画に戻り作品を残したこと、等、想像を絶する活躍ぶりとその残した作品群が、印象的でした。

 今回の展覧会でも、剣岳の朝焼けの図、マッターホルン、ヴェッターホルン等のスイスアルプスの絵、グランドキャニオンなどのアメリカの風景などが印象的でした。

 22日に千葉での展覧会を終え、全国に移動し、年末には、福島でも見ることができます。ふとしたきっかけから見ることができた、面白い展覧会でした。




新滝沢コース=後見ゲレンデと賽ノ磧の連絡路   2016年5月25日



 昨日は、蔵王かよう会の人達と、賽ノ磧から蔵王古道を歩きました。出発が遅くなったので、大黒天で昼食。刈田岳はあきらめて、観光道路を下り、後見ゲレンデから賽ノ磧に通じる道があるということを聞いていましたので、この道を通ることにしました。観光道路は、ムラサキヤシオツツジの紅い花と、ムシカリ(オオカメノキ)の白い花が満開でした。

 後見側の入り口は、カラマツの保護林。ここは、天然のカラマツの北限である馬ノ神岳に自生しているカラマツのDNAを保護するために、植林しているところです。

 すぐ東側を、新滝沢の急な崖が走っているため、道の入口を捜すのに手間取りました。結局、一番奥の下流側に、入口がありました。そこには、立派な看板「賽ノ磧入口」が外れて落ちており、ここが入口だと確認できました。

 すぐに沢に向かって降り始めます。沢は、ナメ状になっていて、対岸に古いロープがあるので、渡渉も簡単です。もう少し行くと、小さな沢を一つ渡り、登り返して台地状の、賽ノ磧の一端に出ます。

 道はあまり歩かれてないようで、灌木が茂っていましたが、おおざっぱに整備してきました。賽ノ磧の台地を進んでいくと、蔵王寺の一番奥の端に出ました。こちらにも看板「新滝沢 後見スキー場入口」がかかっています。後見側の入口から約40分かかりました。道の整備をしなければ、30分弱で歩けると思います。途中、ムラサキヤシオの満開の花を何カ所か見ることができました。




巣立ち               2016年5月24日



 我が家の庭の巣箱に、シジュウカラが巣をかけました。一昨日の昼までは、せっせとエサを運んでいたのですが、ぱったりと姿を消しました。しばらく待っていましたが、もう来ないようなので巣箱を開けてみました。すると、すっかり空っぽに。無事、巣立っていったようです。

 エサ運びの様子は、   こちら

 大家としては、無事巣立っていってよかった、と言うのと、子育ての一生懸命な様子が見られなくなって、ちょっと寂しいというのと、半々です。こうして、5月の子育てが終わりました。




千年杉Bコースとシロヤシオの森      2016年5月23日



 帯状高気圧に覆われ、今日も晴天ですので、えぼしのシロヤシオを見に行きました。えぼしスキー場から、千年杉コースを登り、石子遊歩道を降りるコースです。

 千年杉コースでは、初めて、千年杉Bコースを歩いてみました。Aコースと分かれると、沢に向かってぐんぐん下ります。沢を渡って、また急な登り返し。尾根に出ると、ゆっくり登っていきます。しばらく行くと、また沢に向かって急降下。そして急登を登り切ると、そこが千年杉。沢を2回渡ります。Aコースに比べて、時間がかかります。登山口から1時間かかりました。道は最近整備されたあとの切り株などがありましたが、沢に下りる道は壊れかけていました。

 この頃から、道の両側には、シロヤシオツツジの群落。今年は、最高の年だとかで、花は落ち始めてはいましたが、真っ盛りです。ムラサキヤシオツツジは、盛りを過ぎていました。

 石子ゲレンデでは、スイセンが花を咲かせていました。展望台で一休み。ロックガーデンを作っています。シラネアオイが咲いていました。石子遊歩道を下ります。白竜の滝を経由して駐車場に戻ります。

 シロヤシオは満開。ムラサキヤシオは、幾つか花が残り、ヤマツツジはこれからです。快晴の天気のもと4時間弱で駐車場に戻りました。




ホオジロ・長老湖              2016年5月18日



 朝、ホオジロの雌が飛んできて、地面の餌を探していました。かなり長い間いましたので、子育て中ではないようです。

 天気が回復し青空になったので、長老湖まで出かけてきました。ちょうどヤマツツジが真っ盛りです。長老湖から不忘山がくっきり見えました。ヤマビコ吊橋まで行くと、ここからも、新緑の中の不忘山がきれいでした。




刈田岳・えぼし散策              2016年5月16日



 今日まで晴天は続きそうです。

 朝、庭にはカワラヒワのつがいが来ていました。子育て真っ最中のシジュウカラは、ヒナが大きくなったせいか、せっせとエサを運んでいます。そこへひょっこりスズメがやってきて、巣箱の中をのぞいていました。

 今シーズン初めて、エコーラインを使って、刈田岳に行ってきました。山頂は晴れていて、珍しいことに、宮城県側に雲海が広がっていました。朝日連峰・飯豊連峰は真っ白です。お釜が見えていて、その向こうの熊野岳に続く馬ノ背の稜線を歩いている人がいました。昨年まで規制されていた、馬ノ背稜線が解禁されたようです。しかし、レストハウスには、去年の規制の表示がそのまま。ちょっとこれは・・・。

 小田の神湿原に回ってみましたが、こちらは、まだ花には早く、ショウジョウバカマがいくつかあるだけでした。

 駒草平によってみると、コマクサの芽吹き。緑の株がいくつもありました。

 えぼしスキー場のオオルリコースは、シロヤシオツツジが満開。ヤマツツジは、一部は咲いていましたが、これから。奥手のスイセンがきれいでした。また、サラサドウダンの花も咲いています。




シロヤシオツツジ満開            2016年5月14日



 今、野鳥の森オオルリコース=えぼしスキー場そばのシロヤシオツツジが満開です。ここの群落は、東北地方でも有数のものだとか。

 また、ヤマツツジは、咲き始め。ミツバツツジは、咲き終わりで、うまくすると、3つのツツジが見られます。

 また、ウワミズザクラも花をつけています。新緑と相まって、いい季節です。




シジュウカラの巣箱            2016年5月8日



 家に戻ると、すっかり春から新緑の季節へ。まわりの木々は優しい緑。その中にオレンジ色のツツジが咲いています。鳥たちも鳴いています。ウグイスやシジュウカラ、ヒヨドリ等々。

 今年初めに庭に設置した、シジュウカラの巣箱をそっと開けてみると、中に鳥が・・・・・。緑のこけを敷きつめた上に、羽毛が敷かれ、そこに数羽のヒナがいました。

 そっとふたをして、じーっと観察していると、親鳥が2羽、時々、エサを運んでいます。口にくわえているのは、青虫のようなもの。一月で巣立ちになりますが、ちゃんと育ってくれることを、「大家」としては祈るばかりです。




アラスカへの船旅       2016年4月16日〜5月8日


 2016年春、横浜を出航し、アラスカを経由しカナダのバンクーバーまで船で旅をしました。

この詳細は、ここから






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