] 不忘雑記帳

古道試し歩き        2018年7月28日


 蔵王古道の会の皆さんと、古道の試し歩きを行いました。

 朝5時、遠刈田の神社出発。9時20分にすみかわスノーパークで昼食。11時出発。br>
 町で作ってくれた、蔵王古道の案内板が5枚設置されていました。すみかわスノーパークに1か所、賽の磧に2か所、大黒天に2か所です。

 大黒天を11時40分に出発。刈田岳山頂に12時35分到着。天気は雲の中。台風の余波らしい風もありました。山頂を1時発の路線バスに乗り、下山しました。



キンコウカ-御田の神と後見ゲレンデ     2018年7月23日


 イロハ沼に行こうかと、刈田駐車場についてみると、雲の中で強い風が吹いていましたので、予定変更。御田の神湿原に行きました。

 霧の中、キンコウカが満開です。よく見ると、途中に真紅のサワラン。シロバナトウウチソウや、イワイチョウ?の咲き始め、すっかり実を付けたコバイケイソウなどが見られます。

 道路の反対に行くと、仙人沢の上流、右股沢につながる道が刈り払われていました。少したどってみると、上流には石の堰堤が築かれてました。御田の神の標石。登山靴に履き替えていなかったのでここまでしか行けませんでしたが、この先どうなっているか、機会を見つけて行ってみたいと思います。

 下って、大黒天から産業道路へ。途中、後見ゲレンデ下に車を止め、ゲレンデの芝を登ると、中腹から上にキンコウカの大群落。ここなら、急斜面をヤブコギしなくても、簡単に群落に近づけます。観光資源です。もったいない気がしました。斜面には、ネバリノギランや咲き始めたヨツバヒヨドリ、ヤマブキショウマなどの花もたくさんありました。



ビンズイとキンコウカ     2018年7月17日


 今日は、かよう会の皆さんと、賽ノ磧から蔵王古道を大黒天へ、それから産業道路を下り、すみかわスキー場の後見ゲレンデを通り、新滝沢ルートで賽の磧に戻る、というコースを歩いてきました。

 賽ノ磧にある湿原では、キンコウカやトキソウ、サワラン、モウセンゴケの花などが見られました。又、賽ノ磧には小さいけれどもコマクサの群生地があり、今花をつけています。

 空には、雲の塊が浮いていますが、風が吹いて、さわやかな夏山です。下界の方は、猛暑のようです。

 大黒天から産業道路を下り、途中から後見ゲレンデに行くと、そこはキンコウカの、「大」群落です。急な斜面を下りていくと、後烏帽子岳を背景に、黄色の絨毯が広がっています。そのスケールたるや、御田の神湿原や芝草平をもしのぎます。この花を見ながら昼食をとっていると、少し離れた木の上でさえずっている鳥がいます。写真にとると、何とか映っていました。「ビンスイ」です。この鳥は、キヒバリの異名を持ち、木の上でひばりのように鳴きます。なんでも、「ビンビンツイツイ」と聞きなしたところから、ビンズイの名になったとか。明るい声でしばし鳴いていました。

 さてキンコウカですが、とにかくすごい群落です。この花は湿原のものだと思っていましたが、そうでもないこの斜面に絨毯のように咲いています。先週、御田の神湿原で咲き始めを見ましたが、1週間で今満開。そのほか、ヤマトキソウやモウセンゴケの花が咲いていました。

 帰りに、雲湧くテラスで一休み。数日前にオープンしたキャンプ場のデッキが4つ並んでいました。天気のいい日は、蚊もいなくて、星もきれいで、泊まってみたいキャンプ場です。



魔女の瞳に会ってきた     2018年7月12日


 はっきりしない天気が続くが、何とかなりそうなので、吾妻連峰の一切経山に出かけてきました。

 家を出て、一般道で約2時間。浄土平に到着したときは、雲の上。しかも高曇りで、暑くなくよい登山日和。

 酢ヶ平を経て、山頂まで1時間半弱。途中、いろいろな花が咲いていて、疲れを感じさせません。特に今は、シャクナゲの季節。いたるところに白い花の塊を見ることができます。そのほか、シラタマノキ、ミネヤナギの白い綿帽子、マルバシモツケ、などなど。避難小屋を越えると、植物は少なくなり、鎌沼や吾妻小富士が見えてきます。

 山頂から見える、「魔女の瞳」=五色沼は、青い沼なのですが、光の当たり具合でその青さが変わっています。今日も眺めていた数分間でいろいろと変わりました。

 鎌沼の周りを一周してきました。ここもいろいろな花が咲いています。ミヤマリンドウ、コバイケイソウ、モウセンゴケや、終りに近いワタスゲ、咲き始めたモミジカラマツなど多彩です。特に、ここのシャクナゲは、ハクサンシャクナゲなのですが、その中に、「ネモトシャクナゲ」という、おしべが花びらに変化した八重のシャクナゲがここ吾妻連峰と安達太良連峰にだけある、ということを知りました。

 浄土平に戻り、遊歩道を通り、樋沼まで往復してきました。この道にネモトシャクナゲがたくさんあるようです。

 蔵王の花との少し違うのですが、まだ同定できない花がたくさんあり、季節をいろいろと変えて訪ねる価値のある山であると思いました。何せ、標高が高いので、真夏でも快適ですし、帰りには、硫黄の香りのする高湯温泉もあります。残念ながら、共同浴場は今日は「清掃日」でしたが。



1週間ぶりの御田の神湿原と熊野岳  2018年7月10日


 今日は、先週訪れた熊野岳と御田の神湿原を再訪しました。

 朝から入道雲が立ち、午後には雷・夕立必至という天気です。刈田駐車場から馬の背に登り、御釜を見ながら訪れた熊野岳の東斜面のコマクサは、花の数を増やしているようにも見えました。

 熊野岳山頂を経て、帰りにもコマクサ群生地を通り下山しました。

 馬の背に不思議なことに、ヒナザクラが咲いていました。

 駐車場に戻り、御田の神に行ってみると、先週とは変わって、キンコウカが開花してました。また、トキソウの群落があちこちに見られました。今までの記憶にないことでした。サワランも時折見えています。シロバナトウウチソウの花もありました。湿原のコバイケイソウとワタスゲは、そろそろ終わりです。

 アカミノイヌツゲの花は、実の大きさに比してとても小さいものでした。今年はシャクナゲがやたらと目につきます。エコーラインの近くでは、盗掘跡と思しきものもありました。キンコウカを盗ったように見えます。困ったものです。

 駐車場に戻り、すみかわスノーパークの雲湧くテラスで昼食。絶景の中での食事は、心地よいものでした。ここには、あと4日で、キャンプサイトがオープンします。星空を眺められる絶好地です。



御田の神湿原と熊野岳     2018年7月3日


 今日は、かよう会の皆さんと御田の神湿原、熊野岳に行きました。

 御田の神湿原では、今目に付くのは、コバイケイソウ、としてワタスゲ。よく見ると、トキソウ、ハクサンシャクナゲ、ベニバナイチヤクソウ、アカモノなどが見られます。また、「稚児の車」となったチングルマも広がっています。

 馬の背に上がると、コケモモ。そして、稜線のあちこちにコマクサ。さらに避難小屋脇の斜面ではコマクサの大群落と、目を楽しませてくれます。



コマクサとホタル     2018年7月2日


 7月に入りました。今日は久々の何の予定もない日で、カミサンとお釜とコマクサを見に行きました。

 9時過ぎに家を出て、エコーラインで刈田岳、そこから40分で馬の背経由熊野岳。避難小屋脇のコマクサ群生地は、今年から、宮城蔵王ガイド協会が設置したロープで遊歩道が整備されています。これまで、コマクサが群生していましたが何の規制もなく、写真撮影などで人が踏み入り、将来が危惧されていた一帯です。今年は特にコマクサの花が多いように思えます。

 稜線を歩き熊野岳山頂まで往復しましたが、コマクサが尾根の両側に咲いています。こちらは朽ちかけた「立入禁止」の看板だけでずいぶんコマクサが減っているようです。山形森林管理署が管轄のようで、立ち入り規制を今行わないと、原生地が消滅するのではないかと心配しています。

 下山して、「丸福」で昼食。おいしい昼食をいただきました。

 夕方、夕立ちは降りませんでしたが、我が家から0分の「ホタル観察所」では、ホタルがいくつか見られました。北斗七星もくっきりでした。夕涼みのひと時でした。







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