山形蔵王の樹氷           2018年2月27日



 今年は宮城蔵王の樹氷を見られそうにないので、山形蔵王に樹氷見物に行きました。

 ただし、まったくの観光客スタイル。ロープウェーを2つ乗り継いで、地蔵山頂駅へ一直線。結構観光客が来ているんですね。少し驚きでした。往復で2,600円です。2月ですので、樹氷は見ごろでした。昨日だと、青空でしたが、今日は残念ながら、薄雲があり灰色の空です。天気は良くて、風も弱く、まあまあの樹氷日和。地蔵岳山頂にかけて樹氷原が広がっています。

 ただ、3年前のガの幼虫(トウヒツヅリヒメハマキ)によるアオモリトドマツの枯れ死の影響は残り、真っ白なはずの樹氷に枝が所々出ています。葉がないためでしょう。

 お地蔵さんは、首だけ出しています。身長が2mもあるんですが…。賽銭箱だけはしっかりと雪の上でした。樹氷原コースの始まりには、スキーヤーやボーダーがたくさん。

 下りもロープウェーで。山頂線のロープウェーは、ケーブル2本で支えられていて、揺れないんですね。初めて気が付きました。下りに乗ったことがなかったから…。

 まあまあの樹氷見物でしたが、天気はその後悪化し、雪が降り始め、午後には山が見えなくなりました。タイミング的にはセーフでした。



後烏帽子岳           2018年2月23日


 昨日に続いて高気圧に覆われ、いい天気です。夕方から用事がありますが、後烏帽子岳に登ってきました。

 えぼしスキー場から、ゴンドラとリフトを乗り継いで、1360mのカモシカリフト終点がスタート地点。1681mの後烏帽子山頂まで300mの登り、約1時間です。

 登り始めると、トレースはしっかりついています。ただし今日のものではありません。スノーシューがあまり埋まらないのは助かります。

 1時間で山頂。とても素晴らしい天気です。誰もいません。山頂の木や看板にはエビのしっぽがついています。

 目の前に屏風岳が迫り、その隣の杉ヶ峰から刈田峠にかけては、樹氷原になっています。五色岳は黒々としています。お釜はその下あたりです。

 刈田岳の山頂の神社や鳥居、石碑は真っ白。下の樹氷原には樹氷もあります。

 火山警報のため見に行けないのが残念です。登山口のリフトのところにも、立ち入り禁止の表示がありました。

 下りは、スキー場の駐車場まで標高差1000mを1時間半で下りました。12時30分着。




サイクリングロード 鳥と山          2018年2月22日


 高気圧に覆われて、良い天気になりました。昼食後、近所のサイクリングロードを散歩しました。松川に沿った、桜並木の舗装道路です。

 桜の木に鳥がいました。2羽ずつ2ツガイで、チッチッと鳴いていました。双眼鏡を持っておらず、カメラもケータイのもので、あまりよく撮れません。身元不明。

 トンビが川の上を舞っていました。

 また、雪の上には、ヤマドリの足跡がたくさん。何羽かいたようです。

 道から真っ白の尖った山が見えます。雁戸山です。

 こけし橋まで来てみると、蔵王連峰が真っ白です。屏風岳・熊野岳そして不忘山。この冬は、火山警報のため行けないのが残念です。


峩々温泉           2018年2月21日


 宮城蔵王の峩々温泉(ががおんせん)に泊まりました。

 さすが標高が高いので、雪がどっさり。1m50㎝以上ある感じです。建物は、濁川のほとり。蔵王町でなく川崎町側にあります。峩々温泉の地名となった「峩々たる岩」が目の前に見えます。150年前に開業した歴史ある宿で、現在6代目が経営しているそうです。

 この日は、客も3組で、静かな宿でした。温泉は、宿のすぐ上に泉源があるようです。男子風呂にはあつい、ぬるい、露天の3つの湯ぶねがあり、それとほかに貸し切りの露天風呂があります。ここの温泉は、胃腸に効くということらしく、飲用や、おなかにかけ湯するなどが、特徴です。

 この辺りに伝わる、カニとウナギのお話によれば、不動滝の滝つぼをめぐり争って、大カニにより3つに切られた大ウナギの体は、頭が青根温泉に、おなかが峩々温泉に、しっぽが遠刈田温泉に飛んでいき、それによって、青根温泉は頭に効き。峩々温泉はおなかに効き、遠刈田温泉は足に効く、と言われています。

 「日本秘湯の会」のメンバーでもあり、提灯もありました。この会を立ち上げる時に、この宿の主人が尽力したそうです。

 廊下に、しめ縄に木札があるものが飾っていました。どこかで見た記憶があるのですが思い出せません。

 新しい部屋に案内され、のんびりと過ごしました。談話室は、ストーブとたくさんの薪がデコレーションのようになっていました。

 また季節を変えて、行きたいものだと思います。ちなみに、わが家から車で20分くらいのところにあります。



冬の日           2018年2月19日


 今年は雪が多いです。

 朝、庭を見ると、何者かの足跡が…。一直線に伸びるトラックは、どうもキツネのようです。なかなか姿を見せませんが…。

 高気圧に覆われたので、晴れています。今年は行くことができない蔵王連峰の主峰も真っ白な姿を見せました。ただ、風は強いようで、熊野岳や屏風岳には雪煙が見えています。

 用事があり白石に行ったついでに、白石川の白鳥飛来地に寄ってきました。白鳥の群れ、カモの群れがいます。ちょうど対岸に東北本線になっていて、電車と白鳥の取り合わせは面白いです。カモが一斉に飛び立ち空を舞うのを見ることができます。

 車で対岸に行くと、東白石駅。こちらから見ると、蔵王連峰が背景になります。風は強くなりましたが、晴れた冬の一日でした。



大雪とカモシカ           2018年2月13日



 2月12日から大雪。ちょうどことりはうす勤務の日でした。家の周りでも20㎝近く降っているのに野鳥の森は標高が200mくらい高く、さらに雪が深いところ。朝から除雪したのに夕方にはまた積もっていました。エサ台には、カワラヒワの群れが来ていました。

 13日は、かよう会の皆さんと、野鳥の森のハイキング。ふかふかの新雪を踏みながら、コゲラコースからメジロコースの急登にかかろうとしたとき、カモシカがいました。さすがのカモシカも、新雪に足をとられながら、雪を掘って地面にあるものを食べていました。カメラを向けていても逃げません。しばらく見てから、少し近づいても逃げません。口をもぐもぐ動かしているので、何かを食べているようです。しばらく写真を撮ったり見たりしていると、森の奥に姿を消しました。

 その後メジロコースを登り、スキー場に出て、カッコウコース脇の新雪を踏んで、ことりはうすに戻りました。スノーシューをはいても足首まで潜るふかふか雪でした。



白龍滝と千年杉周回           2018年2月6日



 今日は、かよう会の方々と烏帽子スキー場から、白龍滝を回り、レストハウスで休憩ののち、千年杉を通って戻る周回ルートを歩きました。後烏帽子に行く予定でしたが午後から天候が悪くなるということで変更です。

 9時過ぎに出発。オオルリコースから石子遊歩道を通り、白龍の滝に向かいます。オオルリコースのブナ林には雪がどっさり積もっています。五本楢の根本も雪で覆われています。カモシカの足跡でしょうか。このコースには、アスナロが群生しているところがあります。ここにしかないのが不思議です。アスナロの葉の裏の白い気孔帯はめだちます。

 白龍の滝は、写真ではよくわかりませんが、凍結した上に雪が積もっていました。石子遊歩道を登り、途中からゲレンデを歩いてレストハウスで昼食。このころから天気は悪くなり、雪が舞い始めています。

 千年杉トレッキングコースも雪がどっさり。場所によっては、赤布が埋まりかけています。沢を越えて、千年杉に着いた頃は雪が舞っていました。そのまま下り、スキー場に戻ると2時でした。いい運動になりました。



不忘山東尾根           2018年2月3日



 蔵王のお釜周辺地域に、火山警戒レベル2という警報が出て、立ち入りができなくなりました。3年前に続く立ち入り禁止です。天災で、早く収まれ、と願うしかないのですが、いろいろな方面に影響が出ています。

 さて、今日は、ガイド協会の方々と刈田岳に登る予定でしたができなくなり、代わりに、不忘山に登りました。

 不忘山は、南蔵王連峰の南端の山で、高山植物の豊かな山ですが、今回は、雪山。夏道でなく、東尾根ルートで登りました。積雪期しか登れないルートです。

 白石スキー場のリフトを2つ乗り継いで、第3リフトのトップがスタート地点。木々の間を縫って緩やかな尾根を登っていきます。次第に高度を上げながら、1362の標高点付近を越え直接不忘山に取り付きます。出発から3時間で不忘山頂上。途中から、隣の水引入道、その奥の馬ノ神岳が顔を出し、南屏風から北屏風へ続く雪をかぶった南蔵王縦走路が見えています。また、吾妻連峰・安達太良連峰や飯豊連峰、仙台の町や仙台平野と素晴らしい展望。

 夏道をたどり、カエル岩の陰で昼食後、夏道を降りようとしましたが、トレールが途中で途切れていましたので尾根道に戻り、スキー場ゲレンデに戻りました。  登り3時間、下り2時間半の山旅でした。







このページのトップへ        前月の記事へ