] 不忘雑記帳

春のポルトガルと、地中海の旅 2018年3月25日


 この春、ポルトガルと地中海のクルーズに出かけました。 その様子はこちら。



この冬初めての刈田岳山頂          2018年3月17日


 火口立ち入り規制が解除されてから、一度は行こうと思っていた刈田岳ですが、用事やら天候やらで行きそびれていましたが、高気圧に覆われて安定した天候の今日、行ってきました。3月も半ばで、雪の様子はどうかと心配でしたが、雪は安定してワカンなしで歩けました。ただ、表面が一部クラストし、氷が張っているところがあったため、アイゼンがちょうど効く雪の状況でした。空は青空が見えていますが、雲も流れています。

 すみかわスキー場のリフトを3本乗り継いで、冬しか歩けない中央コースの入り口からスタート。はじめはツボ足で行きますが、途中からアイゼン装着。途中、霧氷のような木が美しい。また、小さなエビのしっぽがついています。

 2時間弱で山頂。鳥居は、樹氷が落ちていますが、小さい氷に覆われ、白く光っています。お釜は、少し青い色の氷に覆われています。

 レストハウスの避難小屋で昼食にしようと行きましたが、3階にある避難小屋まで行けそうもありません。階段が雪に覆われ入口も空けることができないのです。これでは避難小屋の用をなしません。設置者に検討していただきたいものです。

 山頂の避難小屋に戻り昼食。こちらはストーブもあり、快適です。

 下山ルートを樹氷原のほうにとりました。樹氷は落ちている、との情報があり、期待してなかったのですが、青空のもと、白銀の美しい景色を見ることができました。井戸沢の上部の雪庇が崩壊し、デブリがありました。大きな塊が、エコーラインにも落ちていました。また、大露頭は雪と相まって、きれいでした。

 下りは、中央コースをとらず、コマクサ平で氷結した不帰の滝を見て賽の磧経由で戻りました。エコーラインの除雪がちょうど賽の磧まで来ていました。



鎌先温泉最上屋           2018年3月16日


 先に訪ねた鎌先温泉のもう一軒の立ち寄り湯、最上屋の湯に行ってきました。

 鎌先温泉は、わが家から白石に行くとき、ちょっと回り道をすれば行けるところです。白石に用があったので、ついでに行ってみました。

 最上屋の入り口には、「日本秘湯を守る会」の提灯。先月行った、峩々温泉と同じです。建物は、2階建ての昔懐かしい作りです。湯屋は別館にあり、古風な廊下を通り行きます。更衣室も古風な雰囲気。「殿方」などという札があります。でも、それでわからないのか、脇に大きく男と書かれています。ご時世ですか。

 湯は、少し熱めの湯がたっぷり。かけ流しですが、温度が足りず加温しているそうです。入浴中、だれも入ってこず、貸し切り風呂でした。

 隣には、炊事室があり、湯治場を今もなお続けています。廊下に、吉永小百合の大人の休日の大きなポスターが張っていました。白石温麺の紹介です。

 ということで、昔の湯治宿の雰囲気を色濃く残す最上屋でした。



小原温泉かつらの湯           2018年3月14日


 白石に用事があったので、少し遠回りして、小原温泉のかつらの湯に寄りました。

 この湯は、白石川のほとりにある、岩盤をくりぬいて作った温泉です。川のすぐそばにあります。入口で200円(安い!)払って、男湯に入ると、石の階段で下がるようになっています。周りは、岩盤をくりぬいた壁。岩で作られた湯ぶねに、少し熱めの湯が湯ぶねの底から沸いています。

 浄化槽が作れないので、石鹸シャンプーは禁止。イワナ・ヤマメに優しい温泉です。長らく土砂で埋まっていたのを、平成16年に再建したと書かれていました。

 「かつらの湯人生5訓」というのが張られていて、笑ってしまいました。なんと、60歳から人生が始まっています。

 遊歩道の吊橋は通行止め。通れるようになってから、もう一度来たいところです。



後烏帽子岳          2018年3月10日


 ガイド協会のイベントで後烏帽子岳に登りました。

 一般参加者は16名、2班に分けて出発です。カモシカリフトの上のゲレンデが整地が終わっていないとのことで、途中待たされましたが、何とか出発。

 東側は良く晴れて、仙台の町が見えていました。稜線に近づくと、強い西風。1時間余りで山頂に着きましたが、屏風岳は雲の中。時々、ちらりと姿を見せるのですが、すぐ隠れます。

 強風のもとなので、下山開始。途中の斜面で、昼食休憩。

 熊野岳は見えませんが、宮城側のロバの耳岩はよくみえていました。その後、カモシカリフト下、千年杉コースと辿りゴンドラハウスに3時に戻りました。



噴火警戒レベル1に           2018年3月6日


 1月に気象庁により、蔵王の噴火警戒レベルが2になり、火口周辺の立ち入りが制限されて約1か月余り、ようやく今日の14時に、レベル1に戻り、立ち入り規制が解除されました。昨日、一昨日と火山性地震・微動とも0になっていたので、近々かな、と思っていたところでした。

 今日は熊野岳周辺は、山形側からの雲が出ていますが、見えています。ようやく、お釜や樹氷原を見に行くことができます。が、時は3月、樹氷はどうなっているでしょうか。



鎌先温泉           2018年3月5日


 久しぶりに、予定が入らない日になりました。しかし、雨。いよいよそういう季節になりました。山に行くわけにはいかないので、かねてより気になっていた、白石市の鎌先温泉を訪れました。

 この温泉は、弥次郎のこけし村の近くにあります。我が家からは車で30分。旅館4軒の小さな温泉です。そのうち日帰り入浴をやっているのは2軒だけのようです。

 今日はそのうちの木村屋のほうへ。元禄の頃からの宿だそうです。この宿は、温泉が5階にあります。内湯と露天風呂があり、露天には「にごり湯」との立札があります。入浴料は500円で、雨の中、温泉を楽しみました。



遠刈田製鉄所           2018年3月3日


 3月に入りました。2日間低気圧の通過に伴い大風が吹きましたが、今日は穏やかな快晴の一日でした。熊野岳や屏風岳は以前真っ白ですが、遠刈田の町でミツマタを見かけました。花が咲く準備をしています。すこしだけ春になってきたのかと思いました。

 遠刈田には、「製鉄所」の跡があります。今日はそれを見に行きました。説明板によると明治の末、明治42年作られたそうです。なぜ、この地に製鉄所?には、「青根山中の鉄鉱石を原料とし、蔵王連峰の木材を燃料として1日15トンの鉄を生産する計画で」と書かれています。

 しかしながら、製鉄所は完成したものの一度も稼働することなく会社は解散。高炉などの施設は、広島県の山陽製鉄所に移設されたそうです。レンガの基礎部は解体が難しく、残されたとのことです。

 現地は、笹や萱が茂っており、まだ雪が所々残っています。雪の間に、レンガの遺構が見えました。また、「RENSE」と彫られたレンガもありました。

 明治の製鉄所の遺構は、日本でただこの場所だけだそうです。この地の子供たちの教材としても、貴重です。雪が解けると、草に覆われ、見ることができなくなります。何とかしたいものです。

 遺跡の近くの遠刈田公園には、「福島の子供保養プロジェクト」のバスが来ていました。福島生協などがやっている企画のようですが、震災から7年経っても、まだまだこのような企画が必要な状態であることを実感します。







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