] 不忘雑記帳

刈田岳   2019年3月26日


 昨日、帰国しました。今日は、時差ボケも多少ありますが、かよう会のみなさんと冬の刈田岳と御釜見物に。

 朝8時半集合。6名ですみかわスノーパークへ。リフト3基で後見坂上へ。ここから歩き始め、中央コースを登ります。縞の沢からまっすぐ上らず、井戸沢を越えた地点で第一カーブに向けて登り、そのまま避難小屋へ。  こちらのルートの方が、中央コース直登より、傾斜もゆるく、広大な斜面を滑落した時の被害を止める点で有利か?

 避難小屋を経て山頂へ。多少風があるが、問題はありません。雪ではなく氷のお釜を見て避難小屋で昼食。吾妻連峰・飯豊連峰・朝日連峰・船形山・栗駒山が見えていました。帰りは中央コースを下り、途中から大黒天・コマクサ平経由でスキー場へ戻り、山行を終えました。氷結した不帰の滝の氷も少し小さくなっていました。今年の冬シーズン最後の山行ですが、好天に恵まれました



【バルト三国+αの旅】 2019年3月11~24日


 3月11日から25日までの2週間、フィンランド、バルト3国とベラルーシ・ウクライナ・ポーランドの旅に出かけました。

この詳細はこちら。



ガイド協会のイベントで後烏帽子岳  2019年3月9日


 この日は、宮城蔵王ガイド協会のイベントで後烏帽子岳登山。今回はガイドリーダーを務めました。

 移動性高気圧にすっぽり覆われ、無風快晴。9時のゴンドラ運転開始とともに、一般参加者9名、ガイド協会のメンバー10名の19名でスタート。ゴンドラ・リフトを乗り継ぎ、登山開始。

 昨日降った雪が20~30㎝程積もりラッセルが結構大変でしたが、交代で行い、2時間で山頂に到着。さすがに山頂付近は風がありましたが、屏風岳はじめ南蔵王の山々や、朝日連峰、栗駒山、鳥海山まで見えていました。山頂で撮影ののち、風を避けて途中まで降り昼食。

 帰りは、行きにつけたトレースがありますので、とても歩きやすい。スキー場に戻り、ダイナミックコース沿いのゲレンデを歩いて、下山しました。下の方のゲレンデはシャーベット状態になっていました。昨日の雪で少し持ち直したとはいえ、春近し!のスキー場でした。

 この日は、夕方まで晴れていました。

 


後烏帽子岳・再び         2019年3月5日


 3月に入り、移動性高気圧の天気になりました。雪が少ないまま、春になりましたという天気です。

 えぼしスキー場のやまびこリフト上から、後烏帽子岳に向かいます。標高差320m、距離1.4㎞で頂上です。この道ははじめ緩やかで、標高1500mを越えると、結構急な道になります。家を出たのが9時過ぎ。ゴンドラで石子ゲレンデへ、そして、やまびこリフトで標高1360mまで行きます。ゴンドラはシニア割引で1000円、 リフトは400円です。夏道なら3時間かかるところ。

 雪は締まっており、歩きやすい道です。高度を上げるにつれて見晴らしがよくなっていきます。町が見えてきます。太平洋はぼんやり霞んで見えません。春の天気です。次第に大東岳などの山が見えてき、ついに熊野岳刈田岳が見えてくると、もうすぐ山頂。少し傾斜が緩やかになり、前烏帽子への尾根に着くと、到着です。1時間45分で山頂。山頂からは、目の前の白い屏風岳、その左に不忘山、水引入道、馬ノ神岳、前烏帽子岳。また右側に杉ヶ峰、前山、刈田岳、熊野岳。ただ今日は、山形側から雲が流れて来て、青空は見えず、また太陽も隠れているので、山なみもぼやけています。それでも、望遠レンズを使うと、杉ヶ峰の樹氷帯、刈田岳南側の樹氷地帯などが見えます。

 20分ほど写真を撮り、下山。クランポンを使いました。雪は締まっているので、踏み抜くことはほとんどありません。春山の雪です。50分でリフト終点。

 ここからが大変です。ゲレンデ脇の急斜面を下りるのですが、雪はがりがりになっています。その上に薄い雪があります。クランポンを履いているので降りることができますが、ワカンやスノーシュ―では難しいでしょう。ここはゲレンデですが、もし、山の中でこういう斜面を下りることになったら、ピッケルが欲しいところです。ただ、下り始めると10分くらいで下りてしまいます。

 1時半に、千年杉コース入り口。山頂を出て1時間10分です。ここから2㎞余りの緩い下りになりますが、雪質は悪くなります。ところどころに土やブッシュが出、雪もザクザクと崩れます。特に千年杉のあたりは、南斜面が雪が解けています。またその下も雪質は悪く、数歩に一度踏み抜く、悪路です。根開きが始まっています。雪がいい時より時間がかかります。1時間10分後の2時40分に、スキー場駐車場に着きました。歩いた距離6キロ余りの雪道でした。

 このまま春になっていくのでしょうか。今年は、本当に雪が少ない年でした。

 


最上川舟下り・肘折温泉-山形県最上地方の旅   2019年3月4日


 3月3日~4日、カミサンと山形県の最上地方を訪ねました。蔵王町から約2時間、最上川沿いの、舟下りスタート地点の古口船番所へ向かいます。

 11時50分発の船に乗ると、なんと貸し切り。貸し切りだと38,000円するそうです。船頭さんと3人で話を聞きながら川を下ります。「日本三大急流」といわれる最上川ですが、乗ってみると、ゆったりと流れます。途中、雪解け水でできた滝や合流する川や浅瀬による急流を乗り越え、船は進みます。

 この最上川の水運はとくに江戸時代に利用され、北回り船と相まって山形の内陸部に大きな富をもたらしました。そのことで長年疑問だったこと、「下りはいいが、登りはどうやって船が進んでいたのか?」を船頭さんにしたところ、答えが返ってきました。答えは「風」。何と西からの風を帆に受けて川を登っていたとのこと。ところどころには人足による引っ張り上げが行われていたとのこと。

 約1時間ほどの船旅でしたが、とても面白く過ごしました。

 ここから、今日の宿泊地、大蔵村の肘折温泉に向かいます。肘折温泉は、積雪日本一、とかを売りにしている温泉ですが、今年はさすがに小雪で雪に覆われているイメージとは違いました。が、それでも近づくと、雪の壁が3メートル近いところもありました。

 肘折温泉の町は、昔ながらの温泉街で、狭い通りの両側に旅館が立ち並んでいます。泊まった宿は、大友屋旅館。行き届いた良い旅館でした。

 翌日は、寒河江の芭蕉・清風資料館に寄り、奥の細道と雛飾りを楽しみました。奥の細道の旅の途中を迎えたのがこの地の大商人、鈴木清風でこの建物は江戸時代のものを引き継いでいるとのこと。芭蕉一行を歓待した鈴木清風のベニバナ売りと最上川の水運の作り出した富の結果です。

 寒河江に移動して、古澤酒造資料館で酒造りの行程を回り、雛人形を見てきました。

 その後、阿部林業に回り、木質ペレット300kgを購入し、重たい車で帰宅しました。

 


春の訪れ こけし雛と春めく蔵王連峰 2019年3月2日


 3月になりました。近くのこけし館に行ってみると、こけし雛が飾られ「こけしびな まつり」の企画中。また" 肘折 温泉 in とおがった "もやっていました。灯篭が素敵です。この肘折温泉、明日行く予定です。豪雪地帯の温泉として有名で、楽しみです。

 松川沿いでは、白い蔵王連峰が姿を見せていますが、空気は何となく春を感じさせます。

 家の庭でも、小さな花が咲き始め、今年の冬は、雪が少ないままに終わろうとしています。

 






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