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岩手・青森の旅 大休切符を使って 2019年6月22日~25日6月末に、岩手・青森を旅行しました。大人の休日切符を使ってです。 ルートは、土曜日午後、遠刈田をバスで出て、仙台から新幹線で一関、ここから気仙沼まで移動し、ここで泊。翌日朝、気仙沼から盛、ここから三陸鉄道に乗り込みます。この3月に旧山田線区間を接続し、盛から久慈までつながった三陸鉄道に通しで乗ります。ただこの時間には直通列車はなく、宮古乗り換えです。 盛から釜石までは、旧南リアス線。釜石はラグビーワールドカップで燃えています。スローガン「ワールドカップは4年に一度ではなく一生に一度だ」は共感するものがあります。20分の停車で「ホタテそば」の昼食。 ここから未体験ゾーンに入ります。ラグビー場のある、鵜住居を経て海岸を走り、陸中山田を経て宮古へ。ここは震災以来鉄道が復旧されずバスに乗り継ぎ移動した区間。感慨深いものがあります。列車は土曜日なのか2両編成。車掌さんの姿を初めて見ました。 宮古で1時間半の待ち合わせ。駅から7分ほどの市場へ出かけ、見物。駅に戻り、列車に行くと今度は1両編成。客が多く、危うく立ち席になるところ、何とか席にありつきました。三鉄でこういう事態になるとは、想定外のこと。田老や北山崎などを通り、夕方、久慈へ到着。今日はここで泊。 三鉄全線踏破の次は八戸線。ここは朝の通勤通学時間で、結構乗り降りが多い。種差海岸などの景勝地を経て八戸。ここから新幹線はやぶさで新青森。そして、今度は山の旅。八甲田を縦断し十和田湖まで。新青森経由の十和田湖行きは日に3便。第1便に乗り南下。八甲田の山々は、雪が終わり新緑の季節。とりわけ、麓のブナ林が見事でした。最高地点の笠松峠付近は高山植物が咲いている模様。時間があればここで降り、歩くのもいいが、今回は先を急ぎます。 蔦湯温泉で途中下車。次の1時間半後のバスまで、昼食と、蔦温泉の沼めぐり。6つの沼を1時間弱で回ります。ちょうど手ごろなハイキングコースでした。1時間半後のバスで十和田湖に向かいます。八戸からの道を合わせたのち、奥入瀬渓流を登ります。ここは何度か歩いたことがありますが、緩やかに十和田湖から流れる水が作り出す、渓谷美の遊歩道。今回はバスからの見物です。子ノ口に出ると突然の湖の景色。水平線が圧倒的です。ここからしばらく行くと、休屋。ここが今夜の宿。湖畔にあるホテルです。オフシーズンのせいか、客はあまりいません。さすが国立公園です。ビジターセンターがあります。広い敷地に、ゆったりとたてられた、ログハウス風の建物。入ると人影はありませんが、広い展示スペースにゆったりと展示されています。ここから湖畔を散歩。波はなく穏やかな湖面を左に見ながら進むと、有名な乙女の像。高村幸太郎の作品だそうです。十和田神社を経て宿に戻ります。宿は青森県と秋田県の境の小さな川の秋田側。 翌日は八戸まで宿のバスで戻り、新幹線で仙台へ。そして、遠刈田までのバスに乗り、3泊4日の旅を終え帰宅しました。東北の海と山をめぐる旅でした。 アオゲラ 2019年6月20日庭をふと見ると、大きな鳥が…。アオゲラでした。地面を歩いているのは珍しい。しばらく、地面を歩いていてから、木に登りました。 この鳥は、日本の固有種で、英語名を、Japanese Green Woodpecker と言います。時々木の上で見かけますが、地面を歩くのは珍しい。この鳥は、頭頂まで赤いので、オスのようです。 磐梯山に登る 2019年6月18日梅雨の合間の晴れを狙って、かよう会の皆さんと、福島の名峰・磐梯山に登りました。 ルートは、八方台からの往復。7時に遠刈田を出て、村田・土湯経由で9時半駐車場到着。10時10分前出発。はじめはブナ林の中を歩きます。1888年の大噴火で消えたブナ林が再生した、樹齢100年の林です。やがて、火山性ガスの出ている、中の湯へ。かつての宿の建物が残っています。湿地にはミツガシワの群落。 ここから、弘法清水までは登り道。弘法清水は12時着。一休みして、最後の急坂を山頂まで登りました。途中、ミヤマキンバイやミネカエデの花が疲れを癒します。 山頂に12時45分着。空は晴れて、独立峰ならではの、大展望です。この山の名花バンダイクワガタの可憐な姿にも会えました。 猪苗代湖や檜原湖の大展望を満喫し、下山開始。お花畑コースを回って、尾根を下り、中の湯、ブナ林を経て登山口の八方台駐車場へ4時。 帰る途中、土湯の道の駅に寄り、遠刈田に6時半過ぎに戻りました。 蔵王チーズ工場のバラ園 2019年6月17日今年も6月になって、蔵王チーズ工場のバラ園を見に行きました。毎年毎年感心するのは、おびただしい数のバラを管理し花を咲かせていること。名前を覚えるほど熱心なバラファンではないのですが、花の多様さには、毎年感心しています。色、形、咲きっぷりなどまさに、「多様」に一言です。 毎年の初夏の楽しみです。 東北大学青葉山植物園 2019年6月13日仙台に用事がありましたので、その前にちょこっと寄ってみました。 約50年前にも来ていたのですが、そのころはあまり植物に興味はなくて、静かに本を読める芝生があるところ、というイメージでした。料金はもちろん無料です。 入場料は230円になっています。立派な建物が建って研究拠点になっているようです。天然記念物になっているとの表示があります。伊達家のお城で開発が許されないので保存された、とあります。この時期、ちょうどアカシデの花序が付いていました。まさしく四手に似ています。また、イイギリの花の時期のようで、たくさん花が咲いて、散っています。 ロックガーデンにも花が咲いています。アヤメの花もその一つです。出口のそばには、昔のままの植物園の入口の表示が残っています。 川内萩ホール(昔の川内記念講堂)の前はツツジの花盛りでした。仙台に行ったときに2時間ほどあれば寄れるので、何度か尋ねてみようと思います。大学の食堂で昼食を取り、町に戻りました。 蔵王古道と御田の神湿原 2019年6月11日かよう会の皆さんと、蔵王古道賽ノ磧から大黒天までを歩きました。その後、御田の神湿原へ。 梅雨入りし、雨降り確実、という天気予報の下で、蔵王古道の一部を今年初めて歩きました。明日の古道整備の下見を兼ねてです。今、いろいろな花が咲いています。ツマトリソウ、マイヅルソウなど次々と出てきます。三途の川はまだ雪が残っていました。雪解け直後の場所にはショウジョウバカマ、サンカヨウは散っていました。 大黒天まで出ると、昨年設置した道標が壊れていました。かなり厚い金属板ですが、一部変形し、貼り付けた案内図の一部がはがれていました。原因は不明です。 御田の神湿原に行くと、花盛り。チングルマはあるものは散り始め、あるものは咲き始めです。雪解けの状態による違いです。ワタスゲは白くなっていました。ヒナザクラは真っ盛り。 エコーライン沿いには、ハクサンチドリやノビネチドリも咲いていました。帰りに、すみかわスノーパークに寄り昼食。名物の牛筋カレーをいただきました。覚悟していた雨にも会わず、ラッキ―な一日でした。 南蔵王縦走-今は花の縦走路 2019年6月9日ガイド協会主催の、南蔵王縦走に参加してきました。今、稜線は花盛り。いろいろな花が咲いています。朝、壊れていた登山届のふたを修理してから8時半に出発です。 刈田峠から杉ヶ峰までの区間には、タケシマラン、ミヤマハンショウヅル、オオバスノキ、ツリバナ、ツマトリソウなどを見ました。杉ヶ峰近くでは、雲海が見えました。芝草平入口には、残雪がありました。 芝草平には、ミネズオウやチングルマ、ヒナザクラも咲き始めていました。北屏風の登りではアズマシャクナゲがあり、北屏風山頂を過ぎて南屏風まで、たくさん咲いていました。 南屏風で昼食ののち、不忘山までの急な稜線は、それこそ、お花畑になっていました。ミヤマキンバイ、ユキワリコザクラ、ハクサンイチゲ、ミヤマオダマキ、シラネアオイなどです。 不忘山は雲の中でした、ここを過ぎて白石スキー場までの道は、昨年秋に整備されてずいぶん歩きやすくなっていましたが、濡れているので、滑る道でしたが、時間をかけて下り、4時にスキー場に着きました。こちらでは、アズキナシ、レンゲツツジ、サラサドウダンなど花盛りでした。 ニセ刈田のコマクサ群生地 2019年6月5日この日は、宮城県自然保護課、大河原事務所の職員さんたちと、大黒天から刈田岳に至る縦走路途中にある、通称「ニセ刈田」のコマクサ群生地の調査に行きました。大黒天から登ること20分、コマクサの群生地があります。ここは、何も規制がないので、踏み荒らされている地域です。 コマクサの芽吹きは始まっています。10年以上たった株が登山道の左右にあります。ここに、ロープで規制をし、コマクサを守ろうという計画で、今年から始まる予定です。今日は、ドローンを飛ばして、現地調査でした。 花の山・不忘山に登る 2019年6月4日かよう会の皆さんと、花の山・不忘山に登りました。 この日は、硯石登山口から登り、山頂を経て、スキー場へ下るコース。硯石からのルートは、樹林帯をゆっくり登る、いいルートです。登り始めは、コナラ・ミズナラの林、次第にブナなども混じる林の中を進みます。タニウツギ、マイヅルソウ、ギンラン、シロヤシオツツジ、ムラサキヤシオツツジなどの花を見ながらゆっくり登ります。B29の墜落地点から上は、ガレ場が出てきます。 ここまで来ると、高山植物が出現。ミヤマキンバイやハクサンイチゲなどです。カエル岩手前で昼食のあと、不忘山山頂に登ります。ここからユキワリコザクラが加わります。ともに満開です。日本アルプスなど3000m級の山岳ではもう少し遅い7月ですが、ここでは、見ごろになっています。キアゲハも飛んでいました 屏風岳の稜線を背景に咲く花を眺めて、下山にかかります。昨年改修された登山道はとても歩きやすくなりました。フデリンドウが咲き、ミネザクラが満開です。弘法清水では、少ない湧水にオタマジャクシの大群が群がっていました。新しい登山道は、登山道に水抜きを30数か所作ったので、沢になる登山道が守られます。2時間少しでスキー場に下りました。花の山・不忘山を満喫した一日でした。 遠刈田こけしの新工人 2019年6月2日大道芸の帰りに、こけし館に寄りました。この春、3人の新しい工人さんが修行を終え、作品を販売し始めました。今日はその3人の一人、我妻司工人のこけしを購入しました。佐藤哲郎工人の弟子だそうで、目元の書き方がそっくりです。こけしの底には、「初作 司」と書いてありました。 あとの2人の作品も、おいおい求めようと思っています。 熊野岳コマクサ群生地でロープ張り 2019年6月2日宮城県自然保護課からの委託で、ガイド協会で、熊野岳避難小屋付近のコマクサ群生地に、ロープ張りをしました。昨年初めて行ったもので、ロープと立札は避難小屋で一冬預かってもらいました。3つのコースにループを張り、立札を立てました。コマクサはすでに芽吹いています。 とてもいい天気で、青空に朝日連峰や飯豊連王が望めました。熊野岳の登山路の雪渓は1週間前より小さくなり、避難小屋直登ルートは雪がなくなっていました。迂回コースにはまだあります。先週壊れていた避難小屋入り口のドアの取っ手は修理されていました。 ミネザクラが咲き始め、ミネズオウも咲いていました。キアゲハも飛んでいました。いよいよ夏山に向けた季節の始まりです。 なお、ミネズオウはどういう漢字?と聞かれました。答えは、「峰蘇芳」。葉がイチイ(スオウ)に似ているからだそうです。ツツジの仲間で、熊野岳の北斜面にたくさん咲いています。 遠刈田大道芸 2019年6月1日-2日例年この時期に行われている、遠刈田の大道芸が、今年も行われました。1日は「宵祭り」で夕方6時から9時まで行われました。4つの舞台でそれぞれの芸を披露していました。やはりびっくりしたのは、中国雑技団。カメ回し、一輪車に続き、椅子を積み上げたタワー。微妙なバランスの上に乗り、最後は片手で体を支えました。 2日目は朝9時からですが、この日は午前中、ガイド協会の仕事で、熊野岳コマクサ群生地のロープ張り。昼に帰ってきて、午後から少し見てきました。会場が6つに増えていました。 また、空き地では、子供たちがシャボン玉つくりをしていました。久しぶりに見る風景でした。 このページのトップへ 前月の記事へ
(C)Akihiko URAKAWA
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