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ロープ張りと看板付け 2020年5月31日この土日は、高気圧に覆われ快晴の山日和でしたが、古道の会で登山道整備をしました。 30日は、蔵王古道の賽の磧と滝見台下のロープ張り。賽ノ磧は、ガスに巻かれると方角を失い迷うところですが、3年前から、雪が消えてからロープを張って、安全に通過できるようにしています。冬の間は回収して、しまっておきます。そのロープを張る活動を古道の会の12名で行いました。イワカガミやミネズオウ、ショウジョウバカマなどが咲いています。 また、滝見台の下は、澄川と濁川に挟まれたやせた尾根になっており、エコーラインも曲がりくねっているところですが、蔵王古道も、濁川の斜面につけられています。蔵王古道の中でも一番歩きにくいところになっています。安全のため、ロープを張っていたのですが、何者かが撤去してしまって、ロープのない状態になっていましたので、新しくロープ張りをしました。 31日は、青麻山あけら山西面ルートの、北原尾登山口の駐車場付近に看板をつけてきました。この駐車場は、土地の所有者である伊藤ファームさんの好意で使わせてもらうことになっているのですが、利用状況がどうもよくなく、看板も小さく草で隠れてしまったために、大きな看板を作ろうということで、準備していたものです。 看板と杭を準備して、設置作業を行いました。本職の大工さんに手伝ってもらって、立派な看板ができました。看板に「大型のトラクターが通るので指定以外の駐車はやめて下さい。この駐車場は所有者のご好意で使わせてもらっています」と書いています。登山者のマナーの向上を願っています。なお、この登山口から見る南蔵王連峰は、わずかに残雪が残り、雄大な眺めでした。 地蔵岳まで行ってみた 2020年5月26日刈田岳山頂駐車場から、馬の背、熊野岳を越えて、地蔵岳まで稜線を歩きました。 御釜は、「渋茶色」をしています。雪解け水が流れ込んでいるせいでしょうか。透き通ったエメラルドグリーンの色が恋しいです。 雪解けから日がたっていないので、花はまだまだです。ショウジョウバカマ、ガンコウランそして、コメバツガザクラの小さい花が咲いていました。 熊野岳山頂、ワサ小屋跡には、蔵王古道宝沢口の立派な標識。やまがた緑の環境税で作ったとあります。 地蔵岳頂上からは、山形市の景色が広がっていました。残念ながら、鳥海山は見えませんでした。 熊野岳まで行ってみた 2020年5月24日このところ天気がぐずついていた中で、久しぶりに晴れたので、熊野岳まで行ってきました。 刈田駐車場から馬の背稜線には、結構雪が残っています。馬の背に出ると、緩い風が吹いていて、日差しもあり、快適な山歩きの天気です。御釜もくっきり見えています。9日前に残っていた氷はほとんどなくなっていました。 コマクサ群生地のコマクサはまだ芽吹いていません。熊野岳避難小屋は、冬の間雪が入り込んだためか水が溜まっていました。扉がきちんと閉まっていなかったせいかと思います。さらに、噴火時に備えた物資のうち、ケースのふたが開いていたので、マスクが使えなくなっていました。また、水もありませんでした。誰が最後に使ったかわかりませんが、避難小屋の管理は難しいことを感じます。 熊野岳からは、吾妻連峰、飯豊連峰、朝日連峰の他、月山が見えていました。鳥海山は雲の中でした。残雪が白い山々が近くに見えています。 昼食は、刈田レストハウスで、釜カツどん。数年ぶりです。その後刈田駐車場に戻り、御田の神湿原を歩いてきました。花は、ワタスゲの花とショウジョウバカマ。コバイケイソウの芽吹き。あとはまだまだです。冬季用の標識はそのままで、木道のロープもまだかけられていません。こちらの避難小屋は、備蓄物資はヘルメット・水も含めきちんと管理されていました。 帰りにコマクサ平に寄ると、9日前に比べ、多くのコマクサが芽吹いていました。 我家の周りの花 2020年5月19日家の周りにいろいろな花が咲いています。 今年になって初めて見つけた、ベニバナツクバネウツギ?内側に黄色の網目模様があります。玄関のすぐ前にあります。白いのは、ヤブデマリの花。 藤の花が満開です。藤の花はたくさんあります。4番目の白いのは、オオデマリ? 5番目は、ツリバナの花です。5枚花弁があります。もうすぐ実がなりますが、5つに分かれています。最後はブナの花。まだ開いていません。玄関のすぐ前にありますから、花が開くのを観察しようと思います。 刈田岳 2020年5月15日11日のエコーライン開通後、はじめて刈田岳に行ってきました。 天気は高曇り。朝日連峰、飯豊連峰、吾妻連峰が白く見えています。山頂には一部に雪が残っています。御釜がちょうど氷が解けかけて、珍しい光景です。雪が真っ黒に汚れているのはびっくり。南蔵王の山々はまだ雪がずっしり残っています。 エコーラインの縞ノ沢あたりは雪の壁が5mくらいでした。雪解けのため、こまくさ平から見る不帰の滝は、水量が多く見事。振子滝も見えています。小さなコマクサが葉を出していました。 賽ノ磧も雪が残っているところもありますが、ガンコウランが花をつけていました。滝見台からは、水量豊富な三階滝、不動滝、そして地蔵滝も見えていました。 いよいよ山の季節の始まりです。 氾濫原 2020年5月12日氾濫原を歩いてきました。 看板、道標が新しくなっています。ただしここに至る林道は、昨年の台風のせいか、土がえぐられたり、すれ違うところもなかったり、なかなかです。 沼の周りも新緑です。登山道に入って、ウスバサイシンとスミレサイシン。ヒメギフチョウはいるのでしょうか。急な登山道を登りきると、立派な道標。コブシを見ながら一休み。三角点のある展望台からは春の景色。 氾濫原に降りると、昨年の台風のせいか、地形が変わっているように思えます。カタバミ、シラネアオイ、そしてニリンソウの大群落。サンカヨウもありました。 ムラサキヤシオは咲いており、シロヤシオは咲き始め。春の氾濫原でした。 水引入道 2020年5月7日南蔵王に「水引入道」という変わった名の山があります。「山」も「岳」もつかない、ただの「水引入道」です。 これは、この山に春に現れる「雪形」を、「水引入道」と呼んでいます。ちょうど田んぼに水を引くころ、杖を持った坊さんの形が現れます。 今年もそろそろでは、と見に行きました。去年より2日早く行ったのに、雪解けが早く、坊さんの形が薄くなっています。黒い部分が多いのです。去年より雪が少なかった影響です。年により変わる田植え時を昔の人は、このようにして知ったのでしょう。全国いろいろなところにある、雪形の使い方です。 ちなみに、一番近くでこの雪形を見ることができる。宮城蔵王白石スキー場は、コロナ禍のため、立ち入り禁止になっており、今日は、弥次郎こけし村近くで見ました。 帰りに、「道端市」という売店で、立派なタケノコを2本900円で買いました。ゆでて、しばらく楽しめます。 ウワミズザクラ 2020年5月6日連休の最終日、あいにくの天気ですが、家の周りには、いろいろな花が咲いています。 ウワミズザクラ、桜とは言え、ほかの桜と花が違います。白い、試験管を洗うブラシのような花がたくさん咲きました。モフモフという感じの花です。 ヤマツツジ、薄緑の林の中で、ひときわ存在感があります。 ブルーベリーの花が咲き始めました。昨日はさっそくヒヨドリが花を食べに来ましたので、ネットをかぶせて防衛です。 サンショウの花も咲き始めました。この木は、埼玉から持ってきた木で、毎年たくさん実をつけます。サンショウは雌雄異株で、実をつける木は少ないのです。 コナラの雄花が開き始めました。雌花は枝の途中の葉の付け根にあってめだたないのです(赤い〇)。 いろいろな花が咲き、春はたけなわです。 神嶺林道 2020年5月5日高気圧に覆われていい天気になりました。午後、神嶺林道を歩いてきました。 人影は全くなく、途中2人組とすれ違っただけ。青空のもと、林道の春の景色を楽しんできました。ここは標高約600m。ちょうど、オオヤマザクラが満開でした。青空に映えています。 途中、スミレの他ミツバツチグリ、オオカメノキ等も咲いています。 雪解けの時期なので、ここを流れる小安寺沢はじめ水量が豊富です。そしてここは、我が家を含むこの一帯の水源になっているのです。 カタクリの丘へ行ってみる 2020年5月4日我が家の「裏山」というべきカタクリの丘まで行ってきました。登山口まで1時間の舗装道路、そこから約30分の山道です。 舗装道路は、何人かの山菜取りの人が入っていましたが、人には会いません。山桜が散り始めていました。途中には、ニワトコの花。ヤマブキの花が見頃です。 山道に入ると、足元にフデリンドウの花が至る所にありました。また、トウゴクミツバツツジが咲いていました。そして、花は終わりかけていましたが、シラネアオイの花も見えました。 家を出てから、4時間弱、8.5㎞ 標高差350mの散歩でした。季節はどんどん進んでいます。 オオヤマザクラ 2020年5月1日ソメイヨシノはさすがに散り始めましたが、オオヤマザクラが咲いています。この桜は、我が家の周りにもたくさんあり、ソメイヨシノほど派手ではありませんが、美しい花を咲かせています。花と同時に葉が出始めます。 そのほか、八重桜が満開になっています。またツツジも咲き始めました。シャクナゲが咲いている家もあります。山ではヤマブキの花が満開になりました。 世の中は、コロナ禍で落ち着きませんが、いろいろな花の楽しめる蔵王の春です。 このページのトップへ 前月の記事へ
(C)Akihiko URAKAWA
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