エコーライン   熊に遭う       2023年7月28日


 激しい暑さが続いています。日本中、35℃を上回る熱気です。

 今日は、久しぶりに何もないので、エコーラインへ避暑に出かけました。9時出発。コマクサ平まで登ると標高は1000mを越え、涼しいです。コマクサやイワキンバイ、不帰の滝を見て回りました。

 刈田駐車場に車を置き、御田の神の湿原。こちらはキンコウカの最後の花盛り。メイゲツソウ(イタドリ)、イワショウブが出始めました。小さなモウセンゴケの花もあります。季節を間違えたチングルマも。ラン科の花はわからないのですが、トンボソウ、ホソバノキソチドリもあったようです。

 上山に降りた蕎麦屋さんで昼食。またエコーラインを越えて帰宅しました。

 山にいる間はとても涼しいのですが、降りると熱気の中でした。

 ただ、帰りの観光道路で車の前を、子熊が横切ったのにはびっくり、近くに母熊がいるのでは…とその場を急いで立ち去りました。



一切経山          2023年7月25日


 かよう会の皆さんと福島の吾妻連峰の一切経山に行きました。 

 梅雨明け宣言の直後で、気温は高く、福島では36℃という予報が出ていました。東北道で、東北中央道米沢方面の福島ジャンクションから分かれた大笹生で出て、フルーツロード、磐梯吾妻スカイラインで、高湯を通り浄土平まで。ここで駐車料金500円を払い車を停めスタートです。

 登山口が浄土平湿原。ここから酢が平に登り、避難小屋を経て、一切経山山頂の1948mの一等三角点へ。あいにく東風に雲は切れず、お目当ての「魔女の瞳」は霧の中でした。

 下山し鎌沼のほとりで昼食。鎌沼回遊コースで下山しました。途中、いろいろな花を見ました。下山したのちにビジターセンターでいただいた資料によると、ミヤマシャジン、ミヤマリンドウ、イワオトギリ、クロマメノキ、モミジカラマツ、・・・などなどであったようです。

 ところどころで風がなく暑さを感じた夏山の一切経山でしたが、いろいろな花と出会えました。魔女の瞳は、次回に期待です。



御田の神は今              2023年7月22日


 古道の会の古道整備が大黒天近くで行われたので、帰りにちょっと御田の神湿原に寄ってきました。ちょうどキンコウカが満開。写真ではよくわかりませんが、黄色の絨毯になりかかっていました。

 他には、サワラン、トキソウ、シラネニンジンなどがあり、咲き遅れのチングルマの花も2つほど。

 この湿原は宝物です。



松川浦          2023年7月21日


 今日は何も予定がなかったので、福島県相馬市の松川浦に出かけました。

 まず、浜の駅松川浦に。ここは新しい建物でここの魚だけでなく福島の浜通りの魚や宮城のものも販売しています。種類が豊かです。また野菜果物やお土産など広いフロアで売っていました。奥のほうには食堂も。

 松川浦大橋を渡り、鵜の尾崎灯台へ。トンネルを超えたところに駐車場がありましたが、通り過ぎて大須海岸をドライブしてしまいました。戻って階段の入り口。夕顔神社を過ぎると、灯台への道は残念ながら通行止め。へりおす号の慰霊碑を回り下りました。

 昼食はたこ八で。ホッキ三昧という定食。隣の売店で買い物をして、浜の駅に戻り買い物。伝承鎮魂記念館に寄り、帰宅の途へ。

 角田の高蔵寺経由で帰宅、ちょうど雨も小降りになり、久々に厳かな雰囲気を楽しみました。隣の佐藤家住居も自動的に点灯し、見学できました。

 ラッキーだったのが、この近くの113号線沿いで行っている西根地区の田んぼアート。いろいろ変遷がありながら、今年も、きっちりと宮城県民なら最高の話題、羽生結弦と政宗像が田んぼに描けていました。



蔵王高校生のガイドツアー             2023年7月19日


 蔵王高校が行っている「蔵王の絶景満喫ツアー」に参加してきました。高校とジオパーク推進協議会が行っているイベントですが、高校生がガイドをする、珍しいイベントです。今回は9月に行われるイベントの準備のようですが、蔵王のジオサイトを高校生が入れ替わり立ち代わりガイドになって説明します。

 まず、御釜に行きましたが、この梅雨の天気でも、高曇りで、御釜が見えました。南から梅雨前線に吹き込む風ですが、雨が降っているのに御釜が見えているのは珍しい。雨がぱらつく中説明していました。この近くのコマクサはもう花の終わり。

 次に不動尊に行きました。蔵王不動尊の特徴やこに伝わる昔話、近くの温泉の効能の話などされました。しかしながら、滝展望台、と言いながら、木が伸びて肝心の滝が見えません。展望台を作ったら、そのあとのメンテナンスもきっちりしてほしいものです。

 次に遠刈田温泉に降りてきました。ここでは各自昼食。ただ時間が長くないので、店に入って注文すると、時間が45分では足りなくなります。おいしいトンカツを時計を気にしながら掻き込みました。

 澄川濁川合流点は、悪天のため、バスの中での紹介。円田盆地もバス内での説明になりました。

 最後に行ったヨーグルト工房アトレイユは初めてでしたが、おいしいヨーグルトを食べました。ただ、ベリーが冷凍状態で冷たかった。解凍されるまでおけばもっとおいしかったと思いました。

 珍しい、高校生のガイドによるツアーに参加し、若者がいろいろなところで社会の中で活動する体験をすることは大切だし、蔵王高校の生徒さんはこういうチャンスがあるということは幸せだと思いました。



御田の神・賽ノ磧花紀行          2023年7月18日


 梅雨で天気も今ひとつ。かよう会の山行は、強風を避け、涼しいところへと、御田の神、賽ノ磧の花めぐり。

 まず、御田の神湿地。キンコウカが見ごろだろうと行ってみると、ちらほら。まだ下の花しか開花していなく、週末頃が満開?。ほかにはいろいろ咲いていました。真っ赤なサワラン、トキソウ、ハクサンシャクナゲ、カラフトイチヤクソウらしき白い花、などなど。帰りにちょっと冒険し、沢をさかのぼり源頭近くの[御田神」の石碑のある所までさかのぼってみました。刈払いされています。山形では沢の源頭に神様を祭っています。

 車で大黒天に移動し、蔵王古道を下って賽ノ磧。この区間は、今年まだ刈払いが行われていないので、下草が生え、枝が道に出ています。サンカヨウは紫色の実になり、モウセンゴケには小さな白い花、賽ノ磧のコマクサは花をつけていました。出口あたりで、ウツボグサ、そしてクモキリソウの仲間の蘭。

 雨が降り始めたので下山しますが、野鳥の森に、ツチアケビの花がある、との情報で、見に行きました。ラン科の植物らしいですがまことに奇妙な「花」でした。もかなり奇妙です。



近所の花              2023年7月16日


 三連休の中日、うちでおとなしくしていました。近所を散歩すると、いろいろな花が咲いています。

 ヤマユリ、ちょっと遅いサンショウ、リョウブも花をつけています。

 ミヤギノハギも開花。ネムも花をつけています。エゴノキは実になっていました。

 写真は撮れませんでしたが、ヒメコウゾが実になっていました。クワの仲間で、オレンジ色の実です。食べると甘かった。



水の恵み              2023年7月15日


 町の生涯教育課の企画「体感!水の恵み」で、水関係の施設を見学してきました。

 最初に行ったのは、南部山浄水場。七ヶ宿湖からの水を、仙南・仙塩の水道に供給する施設です。仙南のみならず、仙台・富谷・松島・塩釜と宮城県の半分以上の地域を広範囲にサポートしているようです。私の住まいは、標高が高いので、この水源ではありませんが、蔵王町の65%の水を供給しているとのことです。

 会議室で、ビデオを見たのち、浄水の過程を実験で見せてくれます。とても広い施設ですが、あいにくの天気で、屋上から全体を見渡すことはできませんでした。入り口ホールには、白石市の天然記念物である球状閃緑岩(菊面石)が置かれています。

 次に行ったのは、七ヶ宿ダム。1990年に完成し、仙南仙塩の193万人の水がめとして役割を果たしています。ちょうど12時で噴水が上がるのを見ることができました。

 最後の寄ったのが、材木岩。天然記念物になっており、柱状節理が見事です。新第3期のデイサイト岩脈だそうです。



キンコウカ              2023年7月11日


 毎年このころに咲くキンコウカの群落を見に、澄川スキー場に行きました。咲いていました。とても大きい群落です。

 その他に、ヤマトキソウ、モウセンゴケ、マルバシモツケ、ヤマブキショウマ、シラタマノキなどが見られました。



糸魚川・つくば旅行          2023年7月1-4日


 糸魚川とつくばを旅行しました。大人の休日切符利用です。ここから糸魚川まで片道運賃で往復できます。朝白石蔵王を出ると昼には着きます。北陸新幹線は、上越妙高まではJR東日本、糸魚川はJR西日本となるので、新幹線の座席には、両方の雑誌が置いています。JR西日本の雑誌「西Navi」の表紙には「石のまち糸魚川」。この中で、糸魚川に多様な岩石があるのか説明されています。

 糸魚川にはこの前行きましたが、フォッサマグナミュージアムに立ち寄るだけの大忙しでしたので、今回はゆっくりヒスイ海岸で石拾い。

 ちょうど昼時なので、ジオゆかりの、ヒスイラーメンと餃子をいただきました。そのあと、ヒスイ海岸へ出かけました。海辺の浜は、丸く削られた石がザクザク。白っぽい石を拾いました。この中にヒスイはあるかな?白い石には、ヒスイのほかに石英、曹長岩、石灰岩、流紋岩、チャートなどいろいろあり、同定はちょっと無理です。

 翌日フォッサマグナミュージアムへ。開館に合うバスがないので、歩きました。アイフォンが示した道は、なんと長者ヶ原遺跡を通る山道。開館少し前につき、周辺を散歩しました。

 ミュージアムはヒスイを中心に、地球の歴史、岩石の展示。ヒスイが明治時代に「再発見」されたという展示は前回見落としていました。「石の鑑定サービス」は来週からだそうで、残念。2度目ですが新しい発見があるものです。

 もう1泊ののち、つくばに向かいます。ここのお目当ては、国土地理院と地質標本館。 東京で乗り換えのついでに、東大工学部にあるミネラフロントという小さなミュージアムに立ち寄ります。上野からバスで東大構内へ、工学部3号館にある小さなスペースへ。ここでは、南鳥島近海にあるレアメタルの調査の展示と映像が印象的でした。

 つくばエクスプレスで終点つくばへ。思ったより早く着きます。駅周辺は、計画的に作られた都市です。ここで1泊。

 翌日は、バスの関係でまず国土地理院の地図と測量の科学館へ。入場無料です。ここには、地図・測量に関する展示が多数。古地図もありますが、最新の地図の鮮明さに改めて驚きました。あと、一等三角点の標石を実際に持ち上げる展示が面白い。ずいぶん重いです。楽しめた1時間半でした。

 その後、バスで地質標本館へ。こちらも無料。4つの展示室の岩石鉱物とそれに連なる展示は圧巻でした。入り口近くのジュラ紀の褶曲層は三陸のものでした。地質図についての展示、岩石薄片の作り方などはとても参考になりました。こちらにも2時間弱滞在し、歩き回りました。1回ではとても見切れない博物館でした。機会があれば、また行ってみたいです。

 その後、つくばセンターに出て、つくばエクスプレスで秋葉原、東京駅から新幹線で帰途につきました。

 なかなか変化に富み、実りのあった4日間でした。





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