遭対の訓練        2021年6月27日


 昨年に続き、遭対(宮城県山岳遭難防止対策協議会白石支部)の訓練に参加しました。今年も歩くコースは同じで、聖山平~股窪十字路~新コース~刈田峠。このコースは股窪から峠の沢までが整備されておらず、倒木や道が見えないほどの草叢になっていました。

 今年は、鎌と鋸を持って入り、整備しながらの道中。約3時間ほどかけて、道がわかる程度に整備をしました。ここは通る人も少なく、小さな沢を10回ほど横断するため道も悪く、所によってはロープが必要な場所もあります。

 1時半ころ刈田峠到着。時間が余りそうなので、御田の神の様子を見に行きました。数日前雹が降り、コバイケイソウの葉がずたずたになっていましたが、花は咲いていました。今年は大当たりの年です。またワタスゲも開いており、いい眺めでした。そのほか、ベニバナイチヤクソウやアカモノなどが咲いていました。チングルマはすっかり綿毛になっています。いよいよ夏の花の出番です。



チーズ工場のバラ園        2021年6月21日


 今年も6月になり、チーズ工場のバラ園の花が咲きそろいました。

 毎年感心するのですが、色や形も様々なバラが目を楽しませてくれます。

 これまで花ばかり見ていましたが、葉は奇数羽状複葉なのを初めて自覚しました。

 赤と白のハマナスも初の発見でした。



熊野岳・御田の神・霰の降る異常な天気        2021年6月16日


 かよう会の皆さんと、熊野岳・御田の神に行ってきました。

 刈田駐車場から馬の背へ、熊野岳避難小屋を経て熊野岳山頂に着くまでは風もなく穏やかな天気。山頂で食事をとる頃パラパラときました。蔵王山神社の避難小屋で昼食。

 下山にかかる頃、霰が降り始めました。寒気が上空に流れ込み、大気が不安定になっているので、雷も鳴るだろうと、稜線から一刻も早く降りなければと、リフト脇の下山路を急ぎます。雨具は上だけしか羽織らなかったのでびしょ濡れ。雷が鳴る頃には、下山路に降り一安心。

 とにかく駐車場の休憩所に入り一息つきました。次の雷雲まで少し時間がありそうなので、御田の神に行くと、チングルマは散り始め。ワタスゲが素晴らしかった。コバイケイソウはつぼみをつけており、今年は当たり年。ヒナザクラもまだ見られます。ツマトリソウも咲いていました。

 天気が怪しいので、大回りせず、駐車場に戻ります。駐車場に着くころ、霰(雹)がバラバラ振り出し、車に乗っても、屋根に当たってすごいことに。道路は白くなり冬の道のようでした。上山には、大雨警報・雷注意報が出されていました。こういうことは初めてです。不安定な大気の状況には要注意です。



蔵王古道の案内           2021年6月13日


 蔵王自然の家のイベント「めざせ!蔵王マイスター」の参加者の皆さんを案内して蔵王古道を澄川スキー場から歩きました。

 道端には、いろいろな花が咲いていました。目についたのは、ツマトリソウ、マイヅルソウ、ミヤマニガイチゴの白い花、サラサドウダンやハクサンチドリも咲き始め。

 約3時間で刈田岳山頂。ちょうどいい具合にガスの切れ間から、お釜も見えました。

 下山はリフト脇から、刈田駐車場まで。2時半に到着しました。



青麻山に道標設置           2021年6月12日


 青麻山西面のルートに新しい道標を設置しました。登山道整備とあわせて、総勢20名で行いました。

 プロが作った立派な道標です。この前作った展望台、広場と併せて、西側ルートはますますよくなりました。

 雑誌「山と渓谷」6月号でも紹介されています。



焼石岳           2021年6月8日


 花の名山、焼石岳に行ってきました。村田道の駅3:30発。中沼登山口に5:45着で6時登山開始。この山は7年ぶりです。

 中沼までは歩き始めの200m登り。中沼のベンチで小休止。沼の周りにはリュウキンカ、ミツガシワなどが咲いています。残雪歩きが始まります。コブシやコバイケイソウ、ムラサキヤシオやシロヤシオ、ミズバショウが咲いています。

 つぶ沼との合流点は、高さ5mの雪の壁。銀名水の避難小屋で一休み。大きな雪渓を4つ超えると、姥石平。ハクサンイチゲ、ミヤマキンバイ、シラネアオイ、ベニバナイチゴ、ヒナザクラ、ヨツバシオガマなどが咲いています。ここで天候悪化。雨具を装着。

 山頂までの最後の坂は、強い西風が吹いています。10:15焼石岳山頂到着。秋田側登山道も見えています。あまりの強風に写真撮影ののち下山。姥石平に戻るころガスが出て真っ白になりました。間一髪セーフ。

 雪渓を降り避難小屋で昼食。帰りも残雪の踏み抜きに悩まされながら、14:30登山口に戻りました。

 ひめかゆで温泉ののち、村田に17:30到着



馬の背・御田の神           2021年6月5日


 天気がいいので、馬の背・遠田の神に行ってきました。

 刈田駐車場からスタート。馬の背への登山道を登っていきます。20分ほどで馬の背稜線。ここから熊野岳へ。沢には大分小さくなった雪渓が残り、その後ろには、白い飯豊連峰・朝日連峰が見えます。お釜側の雪渓も、大きなクレバスが見えています。コマクサ群生地はまだまだです。熊野岳頂上からは月山が見えていました。

 下りは、リフト脇に「下山口」の看板。ここから下り、避難路と合流ののち駐車場に出ます。ただ、一番下の看板には「植生回復養生地につき入山をお控えください」との山形森林管理署の看板。困るんですよね、こういうの。「下りはよくて上りはダメ?」。ただ、この道は、従来の登山道より歩きやすく、ぜひとも登山道としてほしい道です。

 駐車場のトイレはまだ工事中。ずいぶん大きな建物です。

 御田の神に行くと、いろいろな花がありました。ミネズオウ、ワタスゲの黒い花、チングルマ、ヒナザクラなどなど。

 ヒナザクラは、東北地方の特産種で、「日本で初めて学名をつけられた植物」なのだそうです。Primula nipponica。Primulaはサクラソウ属

 帰りに、オキナグサを見ました。茶色の花もありましたが、早いのは髭になっていました。



蔵王古道賽ノ磧ロープ張り           2021年6月2日


 いよいよ登山シーズン。蔵王古道の賽ノ磧のロープ張りをしました。このところ、蔵王古道を歩く人が増えています。今日も平日なのに3組ほど。

 賽ノ磧は、ガスにまかれると、方向を失うところです。そのため、登山シーズンだけ、道のロープの目印をつけています。今日はその作業日。9人で行って、作業しました。

 今年は、イワカガミの当たり年。また、ミネズオウやコメバツガザクラも咲いています。何よりの収穫だったのは、コマクサの株を2つ見つけたこと。ここにもあったんだ!!でした。

 その後、クリームシチューとパンの山ご飯でした。



不忘山へ花を見に           2021年6月1日


 早いもので、6月に入りました。今日は、花の山不忘山。かよう会の皆さんとご一緒しました。

 麓の白石スキー場から上がります。女子高山小屋跡近くには、サラサドウダンがいっぱい。マイヅルソウやチゴユリも白い花をつけています。

 登っていくとムラサキヤシオツツジ。アザレア平ではアズマギク。さらに登ると今年初めてのチングルマ。そしてあちこちにシラネアオイが見られます。

 さらに登ってガレ場にくるとミネザクラが満開。

 そして、カエル岩から山頂までの間、ハクサンイチゲ、ユキワリコザクラ、ミヤマキンバイの群落。

 花見励まされて歩いた3時間半の登りでした。







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