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ウポポイを見る <北海道の旅4> 2022年6月28日白老にあるウポポイは、北海道では初めての国立博物館だそうで、2月に通った時寄ろうとしましたが、完全予約制、だとかで諦めました。 昨日寄れればよかったのですが、月曜日で休館日。今日朝一番で行くことにしました。予約は2日前。ただここの予約システムは複雑で、戸惑いました。後で書くことにします。 宿を7時21分の町民路線バス(100円!)に乗ると、8時前に着いてしまいます。入場開始は9時で1時間以上あります。そこで白老駅まで行き、荷物を預けることにしました。500mで白老駅。途中なつかしのD51があります。駅はピカピカの新築同然。博物館に合わせて作ったようです。荷物を預けて戻ります。 9時入館開始。敷地は、ポロト湖のほとりになります。2種類のQRコードを使います。入場用(これは無料)と、有料施設の入場料1200円のQRコード。これは別の団体に移管されていて、Webで予約すると、そこからメールが来ます。有料施設の博物館などを見るのに必要です。時間が指定されています。9~10時でした。後でわかるのですが、これははじめての入館時間で、その後は何度でも再入場できます。しかし、その前にやっておくことがあります。 この博物館の特徴は「民族共生象徴空間」とうたわれているように、単なる展示だけではないのです。これは、「プログラム」を見て初めて知ったことですが、展示した博物館のほかに、「体験交流ホール」と「体験学習館」の2つの建物があり、ここで伝統芸能公演や体験活動が行われ、これらはすべて予約しなければならないのです。予約場所は入場ゲート前の「エントランス棟」交流ホール前には、上演直前の予約場所がありますが。 2つのQRコード、公演やイベントの予約票とかなり複雑なシステムになっており、一連の流れがわかりませんと、無駄な時間ができてしまいます。入場時に、どのイベントに参加するか、そのための予約をするかを考えておかないといけません。まるでTDLみたいです。 この施設の特徴は、博物館の展示だけでなく、他のイベントを合わせて行っていることにありました。幸いたまたま予約のことを聞いたので、10:30の公演を予約でき、博物館に入場。入口のシアターでアイヌの歴史とこの博物館についての20分くらいの映画を見ました。よくできていました。そしてここでもQRコードを提示し2階の展示室へ。 広い展示室には、展示物がスマートに展示されています。新しい博物館の雰囲気が出ています。ただ、すべてがガラスの中。近くで見れるものは、感染対策で、遠くから見るようになっています。 時間になったので展示を途中で切り上げて、ホールに移動しました。10分前まで入れないので雨の中を待機。 ようやくホールに入場。大きなホールの椅子席は小学生の団体鑑賞で、一般の席は、舞台前のかぶりつきのスツール席。小学校の団体の姿が目につきます。 公演は20分程度でしたが、なかなか見どころのあるものでした。3年前のニュージーランドの国立博物館で見たマオリの公演を思い出しました。 公演が終わり、展示棟に戻りました。展示の残りを見て、特別展「知里真志保」ここでも特別料金で入口隣の券売機で購入。名前は聞いていましたが、人となりや貢献がよくわかりました。 この施設が、単に博物館と銘打っていないのがわかるような気がしました。 展示館を出ましたが外は雨。時間はもう少しあるのですが、屋外にある施設を回らずに、ゲートを出ました。途中ポロトミンタラという案内所兼売店で買い物をし、駅に行き、11:28の特急に乗りました。白老は小さな駅で売店もありません。2:24に函館北斗駅で駅弁を買い新幹線で仙台へ。 仙台で用を済ませ、バスで帰宅しました。4日間の北海道の旅でした。 日高山脈を一回り <北海道の旅3> 2022年6月27日今日は、太平洋岸の街広尾から内陸の帯広を経由して、日勝峠を越え南千歳を経由し苫小牧、そして登別泊と、日高山脈をぐるりと回る移動日です。 朝、宿近くのバス停で帯広行きのバスを待ちます。何もないバス停で日に照らされて待って、バスに乗り込むと突然の雨。危機一髪でした。 バスは2時間21分かけて帯広駅へ。ここはかつては、鉄道広尾線があったところです。十勝平野の中を進みます。この線には、「幸福」と「愛国」という駅があり、この2つを結ぶ切符は有名でした。今でも駅跡は残っているようです。途中、白い大きな花をつけた街路樹がありましたが、何か不明。 ようやく帯広に着きました。この地方の最大の都市です。買い物をして特急電車に乗り込みます。 日勝峠を越えて南千歳へ。この線路は、両側に獣除けのネットが張られています。途中、急ブレーキをかけましたが、エゾジカが横切っていきました。 南千歳からは函館行きの特急。苫小牧で日高山脈を一周したことになります。 ウポポイは今日は月曜日で休み。そこで今夜は登別で降りて、白老の虎杖浜温泉で泊まり。明日白老のウポポイを見て戻る予定です。宿からは海が見え、庭には大きなフキがありました アポイ岳に登る―実に51年前の課題 <北海道の旅2> 2022年6月26日アポイ岳に登りました。天気は良好、ベストタイミングでした。 朝5時半に、宿で弁当包みを受け取り、6時に登山口へ。入山届によると4人目です。しばらくは樹林帯の中。たまにトドマツなどというご当地の木もありますが、あまり変わり映えはしません。1時間すこしで5合目の避難小屋。立派な小屋です。簡易トイレブースなどもあります。ここで朝食。正面にアポイ岳がそびえています。 その後は打って変わって急な登りになりました。7合目の馬の背からは細い尾根をゆっくり登っていきます。高山植物が現れ始めました。目につくのはアポイキンバイ。そのほか、エゾコウゾリナ、ハクサンシャクナゲ、アズマギク、咲き終わったチングルマ、オミナエシ、サラシナショウマ、ミヤマオダマキなどが見られました。 八合目からは最後の急登。3時間でようやく山頂に着きました。山頂にだけダケカンバが生えています。一等三角点がありました。しばらくいて下山開始。 風が出てきました。登る時間が早かったせいか、日曜のせいか、たくさん登ってきます。人待ちをしながら下っていきます。足元には、緑色っぽいカンランガンがいたるところに見られます。行きに見逃したヨツバシオガマも。 避難小屋まで下り、樹林帯の中を下り、11時に登山口に、戻りました。その後ビジターセンターを見学し、昼食。山には雲がかかり始めました。 その後、いったん様似に戻り、役場前のカンラン岩の展示。これはとても素晴らしいものです。さまざまな種類のカンラン岩の大きな標本を、ある面は研磨して、目で見て、そして触れるようになっています。 その後バスで襟裳岬経由で広尾に出、本日はここで泊まり。 よく考えてみると、北海道には山登りに何回も来ていますが、様似を通ったのは、忘れもしない1971年、大学1年生の時に「北海道周遊券」を手に初めて「上陸」して以来です。その時にアポイ岳のことは知っていましたが、ほかの山のことが気になり通過、そのうち、なんと51年がたっていたのです。長い間の宿題を果たせたようで、ほっとした気持ちです。 乗り継いでアポイ岳のふもとへ <北海道の旅1> 2022年6月25日大人の休日切符が売り出されているので、この時期梅雨のない北海道旅行をしました。 今日は、遠刈田朝6時25分のバスで出発。仙台からはやぶさ1号で新函館北斗。すぐに札幌行き北斗9号。そして、苫小牧から、えりも行きの特急バスとまも号で様似、最後路線バスでアポイ山荘17:40と11時間余り乗り継いで、アポイ岳のふもとに着きました。 昨日は雨だったらしく、どの川も濁流。天気は回復してきました。明日はいい天気になりそうです。アポイ岳はカンラン岩の山として有名で、植生も変わっています。 ここは大昔、襟裳岬経由で旅したことがありますが、アポイ岳には登らずじまいだったのです。その当時は、日高本線で様似まで来て、バスで襟裳岬を回り広尾まで、そこから鉄道で帯広に出たように覚えていますが、その区間の路線は全部なくなっているのです。時折見える茶色に錆びた日高本線が寂しい姿をしていました。 かつて青函連絡船で海を渡ったころには考えられない、遠刈田からアポイ山荘までの旅でした。 ともあれ、明日はアポイ岳に登ります。 南蔵王稜線は花盛り 2022年6月21日かよう会の皆さんと芝草平を歩きました。 稜線はまさに花盛り。サンカヨウ、ツバメオモト、オオバスノキ、ツマトリソウ、ショウジョウバカマ、ミネザクラ、タケシマラン、ミヤマハンショウヅルと花盛り。 芝草平に入ると、ヒナザクラ、チングルマが満開。 少し足を延ばして、屏風の方ではアズマシャクナゲ、イワナシ。 帰路には、ベニバナイチゴ、ゴゼンタチバナ、ヒロハヘビノボラズ、ノビネチドリなどの花が楽しまてくれました。 帰りに寄った御田の神はこれまた花盛りでした。 蔵王に登ろう!山ガール教室 2022年6月19日自然の家で行っているイベント、「蔵王に登ろう!山ガール教室」の講師を頼まれ、「登山初心者」の受講生の皆さんと、白竜の滝~石子ゲレンデ~千年杉のハイキングコースを歩いてきました。 今年は、シロヤシオツツジが全然だめで、いつもなら5月に来ているのですが、今年初めてのこのコースでした。 途中倒木2本。白竜の滝は水量豊でした。 石子ゲレンデの展望台で昼食。ロックガーデンには、シロバナコマクサや園芸種の紅花コマクサがありました。 また、ミャマオダマキや、イブキジャコウソウなどが咲いておりびっくり。 ゲレンデはフランス菊がびっしり。時勢を感じました。 後は千年杉コースを降り、無事解散しました。ゴンドラハウス付近には、オオアマナの花もさいていました 御田の神湿地は花盛り 2022年6月16日まあまあの天気になったので、御田の神に花を見に行きました。ちょうどこの辺りは雲の中。結構な風が吹いていました。 刈田駐車場から歩きます。途中アカヤシオツツジ。ミネザクラも咲いています。 入口では、恒例の看板の前に、チングルマの花。朝早いせいか、花は開ききっていません。イワカガミの花もちらほら。ミツバオウレンはたくさん咲いています。少し進むとヒナザクラの群落。ミネズオウも咲いています。ワタスゲは花が終わったばかり。 雪解けが遅いところのチングルマは蕾でした。ショウジョウバカマもちらほら。道端にはヤマハタザオ。 帰りにこまくさ平に寄りました。コマクサが咲き始めています。オキナグサも2株ほどありました。 いよいお山は、花の季節です。 国立科学博物館で宝石展を見る 2022年6月14日東京に行ったついでに、上野の国立科学博物館に寄ってきました。久しぶりのことです。 他の博物館同様、科博も「事前予約制」になっており、前日Webから予約をしていきました。 行ってみると、特別展「宝石展」をやっていました。珍しい機会なので入ってみました。入場料は、大人2,000円と高くなっていました。会場は満員、女性の姿が目立ちます。やはり宝石だからでしょうか。会場狭すぎます。写真撮影可、とういことで、皆さんスマホを出し立ち止まり進みません。撮影可もどんなもんだか。 一番初めの展示は、原石。鉱物がどのように入っているか興味深いものでした。 それから、「宝物」の展示になると、私はあまり興味ないのですが、それぞれの展示物に群がっています。 何とかすり抜けて、出口。疲れました。 常設展を見て帰ろうと思ったのですが、科博は、しばらく来ないうちに大きく変わっていました。地球館という、地上6階地下3階の大きな展示場ができていました。本館の方は、昔と変わっていません。岩石標本や鉱物を見て、12時前に退出しました。 上野駅に行ってびっくり。公園口にあった道路がなくなり直接駅に入れました。新幹線乗り場に行き、仙台行きに乗ると、なんと結構混んでいます。多くは、宇都宮や那須で降りましたが。昼間の新幹線はビジネス客で混んでいるのです。 駅弁を買って昼食。「東北福興弁当」なるものでした。 久々の東北新幹線 2022年6月13日2年ぶりで東北新幹線に乗りました。てんきはまあまあ。右の窓側に座ったので、奥羽山脈の南半分が見えました。 福島では、吾妻連峰、そして安達太良連峰。 白河付近からは那須連峰、高原山、そして日光の男体山と女峰山。 関東平野から見える山は遠く、関東平野の大きさを再認識しました。 みちのく湖畔公園で花を見る 2022年6月10日雨模様の天気の間を選んで、みちのく湖畔公園に行ってきました。お目当ては、ポピーの花畑。その他いろいろと花が咲いていました。 駐車料金を払い駐車場へ。県外ナンバーの車が多数。入場券を買って入ります。植込みのツツジが花盛りです。 お目当てのポピーの花畑は、盛りを少しすぎたものの、一面のポピーです。平日の雨が降ってきそうな天気ですから、園内は人が少なく、パラパラ。ポピー畑を堪能しました。クイズの看板がありましたが、ポピーの別名は、ひなげし、そして虞美人草。赤を主に、白やピンクの花が咲いています。 続いて、やすらぎの池ではスイレンの花。赤や白の花が咲いていました。ハナショウブもまだ残っていました。 歩いているとキスゲの花も。エゴの木も白い花をつけていました。ふるさと村の南会津の家には、シャクヤクが大輪の花をつけていました。ここに円筒分水があったのを再発見しました。水争いを避けるための、昔からの知恵なんですね。 花のほかに、実もつき始めていました。トチ、ハナモモ、サクラなどです。 近くにあるけどなかなか足を運ばないみちのく湖畔公園ですが、花がいっぱいでした。 賽ノ磧ロープ張り 2022年6月4日月が替わって6月になりました。今日は、古道の会の登山道整備の初めの日。賽ノ磧のロープ張りです。 総勢15人での作業でした。一部は、倒木処理に当たり、残り2グループで賽の磧の上、下に分かれての、登山道のロープを張りました。ここは、霧にまかれると危険なところ。 今年は雪が多く、後見坂にも雪が残っていました。また、三途の川はたっぷりの雪。これまでのこの時期に見たことがない雪の量でした。 ミネズオウ、ショウジョウバカマ、イワカガミが咲いていました。コマクサも健在。作業後、カレーパスタのお昼を頂きました。 このページのトップへ 前月の記事へ あなたは、人目のお客様です。 20210508リスタート
(C)Akihiko URAKAWA
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