カケス           2023年12月30日


 このところ、カケスが数羽庭に来ます。何やらついばんでいます。

 カラスの仲間ですが、茶色で、羽の青い模様が印象的です。頭にも模様があります。比較的のんびりしているので、写真には撮りやすいです。



野鳥の森       2023年12月26日


 かよう会の皆さんと、野鳥の森で、年越しそばの昼食会を行いました。

 まだ雪は浅いのですが、スキー場の近くでは、踝ほどありました。ウサギやリス、キツネの足跡がありました。天ぷらを作り温かいそばを頂きました。デザートは、お汁粉でした。

 野鳥の森も、冬の装いの始まりです。



ジビエの店ざざお       2023年12月25日


 遠刈田の町に新しい店ができました。ジビエとカフェZAZAOです。店を開いたのは、古道の会の会員の若者で、ハンターです。

 パソコン教室の4人で、ジビエカレーを食べてきました。シカとイノシシの肉だそうです。コーヒーとジェラートのセットでした。おいしくいただきました。抹茶というのがメニューにあります。次回は試してみます。



久しぶりの稜線     2023年12月24日


 先週末は寒気来週でしたが、この日は稜線の山々が見えました。

 空には、変わった形の雲が浮いています。夕方ですが、上空は強風のようです。



深山から明通峠       2023年12月19日


 かよう会の皆さんと阿武隈山地の一角、深山から明通峠(あけとおしとうげ)まで歩きました。昨日までの厳しい寒気とうって変わって、無風のおだやかな初冬の山歩きとなりました。

 スタートは深山神社。ここから登っていきます。途中から亀岩コースを辿り、標高差230mの山頂まで登ります。

 山頂からは牡鹿半島までくっきり見えています。蔵王稜線は雲の中。今日は、下山したのち、海の幸という計画なので、早々に山頂を後にし、北に向けて縦走路を歩きます。

 標高231の水準点の石堂山、4等三角点の山家山(点名は瀧浅山というようです)、そして雷神山という3つのピークを経て明通峠へ12時半。

 そこから、亘理町の田園へ直行。この季節の、ホッキ飯、牡蠣飯の昼食を堪能しました。

 なお、登山口駐車場の看板に「日理」と書いて「わたり」というのがあり、変だと思ったのですが、これは「曰理」という字(論語の子曰くの曰)で「わたり」と読むのだったようです。曰などは、高校のころから何度も見ているはずなのにすっかり忘れていました。 ついでに、伊具郡は今の角田市と丸森町からなり、山元町(旧山下村と旧坂元村)は亘理郡だったようです。一時(明治11~27)、伊具・亘理郡という行政組織があったようでした。



雪降り     2023年12月18日


 寒気の来襲ということで、週末から寒い日が続いています。朝起きると雪。10㎝近く積もっています。明け方に、キツネが来たようで足跡が残っていました。

 遠刈田に行くついでに、少し遠回りして権現山経由。サイクリングロードの若い桜の木は花をつけていました。

 遠刈田公園から権現山に登りました。山とはいえ、実は段丘崖、標高差80mくらいの急坂です。雪で真っ白。

 日中も気温の上がらない一日になりました。帰りに通ったこけし橋の雪もすっかり残っています。明日の朝は氷に。家に戻ると庭の雪もあまりとけず、キツネの足跡も残っていました。





大年寺山公園     2023年12月12日


 かよう会の仙台での恒例の忘年会ということで、青葉山散策の予定でしたが、天気が悪いということで足元の良い野草園に変更になりました。

 仙台駅集合の後、バスに乗り行ってみると、野草園は12月から3月まで閉園。喫茶だけ開いています。外からですが、有名なスエコザサを見ることができました。

 そこで、大年寺山公園を散策。ここは初めてでした。伊達家4代藩主綱村以降の菩提寺となった大年寺のあった所です。

 現在は公園になっていて、歩くといろいろなものが出てきます。12月ではありますが、紅葉の名残りに出会いました。

 かつての大年寺の土塁の後を過ぎると、展望広場。青葉山からの展望にも劣らない、仙台の街並みが見えています。

 テレビ塔の周りを通って伊達家の墓所「無尽灯廟」には、綱村以下の墓所となっています。海が見える東屋を通り、かつての茂ケ崎城跡を通り、河北新報社主の碑を通り、茶室横を過ぎ、樹齢500年の姥杉に出ると一周です。

 その後、野草園の食堂で鴨ソバの昼食。バスで仙台駅に戻り、夕方忘年会に臨み、最終バスで遠刈田に戻りました。仙台にも知らないところはいろいろあるものです。



松川と分水工   2023年12月11日


 松川と分水工がちょっといつもと違った様子になっています。松川の流れが、色が濃くなりました。これはこけし橋を渡るところで感じていたこと。

 散歩で足を延ばし、澄川濁川合流点に来ると、澄川の水は流れていません。松川の水は濁川だけです。

 分水に行くと水は並々。渇水期のこのころは、澄川の水は全部秋山沢経由で遠刈田発電所に行っているのかもわかりません。松川の水が、濁って見えた理由です。

 疣岩分水工に行くと、分水はされておらず、土砂排出口のゲートが開かれ、水は全部黒沢尻用水に流れ、澄川用水には流れていません。

 セブンイレブンを曲がったところで工事をしていましたが、ひょっとして澄川用水の工事かもしれません。渇水期のこの時期に水を流れを止めて何かの工事をしていたのでしょうか。



北海道の旅(5)        2023年12月7日


 洞爺湖温泉を発ち、帰宅の途につきます。チェックアウトし、バスターミナルへ。細かな雨が降っています。この旅で初めての雨。

 バスターミナルへ着きます。この建物、3階建てなのですが、同じ建物なのに、1階と2階の入り口が違っています。それで、2,3階にあるサミット記念館やジオパークの展示を見落としてしまったのでした。残念。

 バスに乗り、洞爺駅へ。この駅にもサミットやジオパークの展示。列車で新幹線新函館北斗駅へと向かいます。途中、噴火湾に沿ってくるりと回ります。火山の溶岩が海に流れ込んだような地形を何度も通ります。駒ヶ岳の姿がくっきりと見えてきました。

 新函館北斗駅を離れると、遠くに函館山が見えます。今回初めて知りました。ちょうど昼食時になるので、駅で買い込んできた駅弁を開きます。

 仙台で降り、白石蔵王駅に戻り車をピックアップし、帰りにジオガイドの会議に寄って、帰宅しました。



北海道の旅(4)       2023年12月4日


 洞爺湖温泉に泊まりました。ここは初めてです。昨日は、日が落ちて着いたので、朝、部屋の窓から洞爺湖が見えていることに初めて気が付きました。グッドロケーションです。

 今日は、バスで昭和新山に行くことにしていました。バスターミナルに早くついてその奥にあるビジターセンターは、何と臨時休館。楽しみにしていたので残念です。こういう時期に行くと結構休みが多いものですが…。ビジターセンターの裏手に金毘羅火口災害の遺構というのがあるのでちょっと見てきました。後でも出てきますが、この町は、有珠火山の噴火による災害を幾度も受けています。散策路もあるようですが、今回はバス時間のため遠くから見ただけでした。遺構を保存しているのは災害を忘れない、大事なことです。

 バスに乗って15分、昭和新山に着きます。ここは、何年か前に一度立ち寄ったことがあるのですが、その時は、煙を上げる山を見ただけでした。今回は、時間をかけて回ります。展望台に上り、まじかに山を見ました。下りたところに三松正夫の銅像があります。観測している姿です。「麦甫生山」麦畑に山が生る、と書かれています。隣にある自然公園財団の展示を見た後、三松正夫記念館に足を延ばします。狭い建物ながら、数多くの展示物がありました。それにしても、1944年から1945年にかけて、終戦で日本社会が大転換を遂げた時代に火山の記録をしたことは驚きでした。画家を志したとかで、絵心はあったでしょうが、火山の専門家の援助もなく、観測と記録を残したことは驚異です。さらに保全のために土地を全部買ったというのもびっくりです。昭和新山は「私有地」にある国の特別天然記念物なのです。記念に、ミマツダイヤグラムのパラパラ漫画の冊子と著書、ジオのガイドを購入しました。

 その後、有珠山ロープウェーに乗り、山頂駅へ。ここから、洞爺湖展望台と火口展望台を見てきました。残念ながら、火口の方はよく見えませんでした。

 下って、昼食を取り、バスで洞爺湖温泉に戻りました。そこでは、遊覧船に乗り、湖上クルーズ。湖に出ると、はるかに白い羊蹄山がうっすらと見えていました。夏なら、中の島に上陸し博物館を見ることができるのですが、今はそれもなし。湖上からの昭和新山と有珠山の眺めは見事でした。

 その後、湖畔の彫刻を見ながら街をぶらぶら。宿に戻り、温泉を楽しみました。旅もいよいよ終わり、明日は帰途につきます。



北海道の旅(3)     2023年12月5日


 今日は、三笠ジオパークの拠点施設、三笠市立博物館を見に行きます。

 このジオパークは、「さあ行こう!一億年時間旅行へ」というフレーズでアンモナイトはじめ一億年前の生命の痕跡、石炭という大地の遺産の恩恵を受けてきたこの町の様々なものを取り上げています。言ってしまうと、アンモナイトと石炭のジオパークです。

 この博物館は、幾春別という町のはずれに立っています。バス停より7分、雪の道を進んでいくと大きな看板があり、その右側に立派な建物が見えてきます。入館料450円、この時期のことで、私とほかにもう一組いただけでした。

 第一展示室、ここにはずらりと並んだアンモナイトが圧巻です。アンモナイトがイカやタコの仲間、頭足類で、かつてカレドニアの水族館で見たオウムガイと似ていることは知っていましたが、中生代に長きにわたり繁殖し、いろいろな種類に分類されていることを初めて知りました。また、陸上と同じように大量絶滅が何度もあったそうです。

 ここには、同時代の恐竜の化石も出ていて、アロサウルスの骨格模型や、エゾミカサリュウの化石など展示されています。

 面白かったのは、中生代スコープといいう展示で、見るとその中のアンモナイトや恐竜が動いている、というものです。

 第二展示室からは、石炭をテーマにしたもので、炭鉱のくらしなどが展示されています。また、意外だったのが、明治にできた空知集治監という刑務所の監獄の走りのようなもので、囚人を北海道開拓の労働力として使っていたそうです。

 なかなか面白い博物館ですが、残念だったのが、野外博物館が雪で閉鎖され見れなかったことです。パンフレットによると、森林鉄道の線路跡に、ジオ的に興味深いサイトが次々とあるようです。ぜひ、雪のない時期に来たいものです。

 12時のバスで岩見沢に出て、札幌を経由して、次の洞爺湖有珠山にある、洞爺湖温泉に移動しました。緯度が高いので4時を過ぎると暗くなります。



北海道の旅(2)     2023年12月4日


 今日は、白滝ジオパークの拠点施設白滝ジオパーク交流センターと遠軽町埋蔵文化財センターを見に行きます。この施設は、遠軽ではなく、2駅(といっても距離39㎞)離れた白滝駅にあります。白滝には宿泊施設がないのです。

 始発の特急オホーツク2号で行きます。これしか列車がないのです。遠軽駅の待合室で、「遠軽町の未来のためにみんなで守ろう石北本線!」という掲示がありました。その隣に、チラシがありました。遠軽町の「石北線を利用して来町し、町内のホテル旅館等に宿泊された方に助成金を交付します」というものです。今回の旅は完全に条件に合致していますが、知らないために、証明書を取らずにいました。地元ではこんな努力もしているのです。

 遠軽駅からは、地名のもとになった岩が見えます。

 白滝駅から徒歩15分で、施設に着きます。役場の支所と同じ建物です。立派です。ジオの交流センターは1階、埋蔵物文化センターは2階にあります。ジオの方は無料ですが、文化財センターは320円です。立派なパンフレットを渡されました。

 埋蔵センターの展示物の主たるものは、黒曜石です。白滝遺跡群の出土品が日本最古の国宝に認定されたそうです。

 展示を見ていて、黒曜石と言いながら、赤いものや、ガラス質ではないものもあることを知りました。流紋岩の質によるそうです。いろいろな用途の石器がありそれが生活に必須のものであったことを実感しました。すごい!の一言です。

 展示の他にいろいろな体験コーナーもありました。

 ジオパークの展示では、北海道の成り立ちが複雑なもので、それでいろいろな地質がみられることを知りました。

 白滝の駅に戻りましたが、昼なのに食べ物屋がありません。ジオの展示にあった「くろッケ」という黒曜石をイメージしたコロッケを購入し食べました。駅の前には、大きな黒曜石の塊が置かれていました。雪の上にはいろいろな動物の足跡があり、ワイルド!と思いました。

 ここから、次の三笠ジオパークの拠点施設に行くために、三笠市に移動します。外の気温は0℃でした。列車の中から見る大雪山系の山々は真っ白です。



北海道の旅(1)       2023年12月3日


 北海道4泊5日の旅に出ました。今回のテーマは「ジオパーク」。といっても、冬のこの時期ですからフィールドワークはありません。ただ、なかなか行きにくいところに行ってみる、列車乗りの旅です。

 初日は、白石蔵王を出て、遠軽まで。

 北海道に渡って、新函館北斗へ。駅の手前から函館山が見えることに初めて気が付きました。ここから札幌行きの特急。大沼公園は晴れていて、駒ケ岳がくっきり見えました。

 噴火湾の先に白い山が見えます。日高山脈の山々でしょうか。

 札幌は、大きな町です。駅も大きい。東京のようです。アイヌ関連の像が展示されています。乗り換え時間1時間余りを過ごしました。

 札幌発5時半の特急オホーツク。たった3両編成です。旭川までは何本も列車が出ているのに、その先は・・・。日曜日の夕方とあって、列車は相当混んでいました。札幌・旭川での買い物帰りでしょうか。もちろん、札幌を出た時から真っ暗です。

 北見峠あたりはかなりの雪。列車は20分ほど遅延して遠軽に着きました。



餌台             2023年12月1日


 いよいよ12月になりました。今年は、夏が長く、秋は短く、あっという間に晩秋・初冬になったような気がします。

 鳥の餌台を始めました。





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