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柴田町の最高峰・愛宕山と柚子の里 2023年11月28日11月も終わりになり、晩秋から初冬へと季節が移っています。毎年恒例の、柴田町柚子の里への里山歩きをかよう会の皆さんと楽しみました。 スタートは、冨上農業公園。かつての小学校分校の跡地です。すぐ隣に、摩崖仏があります。歩き始めてすぐに、凝灰岩に掘られた摩崖仏。ここから、フットパスの新しい看板に沿って猪倉山へのコースを辿ります。 「富沢石」という凝灰岩の石材を作っている、富沢石材の工場を通り、建築会社さかもとの杉林を通り西に向かいます。ところどころに紅葉が残っています。 途中、数本の大きな榧の木を過ぎ、一本榧を通り、猪倉山への道をはずれ、西に行く尾根に取り付きます。凝灰角礫岩の露出する太平洋と阿武隈川河口の見える展望台を過ぎ、痩せ尾根を詰めると、標高290.8mの三角点のある愛宕山山頂です。ここには旧建設省の「入間田無線中継所」のアンテナが建っています。 山頂からは舗装道路を降り、まもなく、雨乞の柚子の里です。雨乞の大イチョウも黄色くなり始めています。ここで昼食。地元の団体に作ってもらった弁当と、調理した豚汁を頂きました。柚子胡椒を買い求めていきます。 昼食後下山。舗装道路を西に下り、集落に出るとそこには「火の見やぐら」がありました。紅葉した木やお茶の花を見ながら下山。イノシシの罠もあります。 降雨が予想された2時に駐車場に戻り、雨に会わずに一日の行程を終えました。「北限の柚子」の里への里山歩きでした。 初雪 2023年11月23日朝起きると、一面の雪。いよいよ始まりました、雪の季節。 岩石鉱物研究会 2023年11月23日今日は松川岩石鉱物研究会で、「遠征」でした。高島先生の案内で、白石カルデラから噴出した凝灰岩を見に村田町と仙台市に出かけました。 村田町では、村田ダム奥の谷山自然公園にある、沼田層の凝灰岩。ここは噴出地に近いため、層が厚く、30mあり、層に含まれる軽石が大きいのが特徴だそうです。実際に見ると30㎝のものがありました。その他、火山豆石などを見ました。 そこから移動し、仙台市の竜ノ口渓谷へ。近くの駐車場から、見上げると厚い白い凝灰岩の層が見えます。広瀬川凝灰岩です。中に、木材を巻き込んだ黒い丸も。竜ノ口渓谷に入ると、間近に見ることができます。層の厚さは7m、含まれる軽石は小さく、また凝灰岩の下に亜炭の層がありました。その下には、海であった時代の貝などの化石がありました。 別の露頭で、海だった時代と陸だった時代の境を見ることができました。海の時代に泥が固まった泥岩、その上に川で運ばれた礫を含む礫岩がくっきり分かれています。不整合というそうです。 地層もなかなか面白い、と感じた一日でした。 五社山の紅葉 2023年11月21日かよう会の皆さんと、名取の五社山に登りました。高気圧に覆われた、終日晴天無風のコンディションでした。 愛島台の団地は現在造成中。ほかにダム工事も進んでいまして、立ち入り禁止区域が多数で、登山口がよくわかりません。団地の入り口に最近できたコンビニ集合。13人で出発しました。 工事現場の中で確保されている登山口駐車場に車を置き出発。 まずは標高差150mの尾根を目指します。登り着くと、尾根を左に向かい、3つの自治体の境界である三方塚へ。ここは、名取市、岩沼市、村田町の境界。 続いて、村田側に少し降り、蔵王連峰の展望台へ。快晴の青空の元、頂に雪を抱いた蔵王連峰が見えていました。 そこから戻り、「名取市の最高峰・外山」へ。この山頂には三角点があります。三等三角点ですが、点名は「袖山」。選定されたのは明治時代ですから、地元の案内人と測量隊の間で行き違いがあったのではないかと思われます。「ここは何と言いうところだ?」。宮城弁で「そどやま」。「そうか、そでやまか」となり、この地の三角点は「袖山三等三角点」となっていたのではないかと、勝手に推測します。この地方には、ほかにも幾つもこういうのがあります。それが150年も維持されているのがなんとも…。 ここを越えると、五社山への道。1kmあまりの道で、等高線は、3本下がり3本上がる、2本下がり1本上がる、1本下がり1本上がる、というコースなのだが、行ってみるとびっくり。急な階段が下り、登り、下り、登り、下り、登りと続く。少し先に行くと「苦難の道」などという看板。 ようやく通過し、テーブルのある広場を過ぎ五社山展望台へ。牡鹿半島を含めた太平洋の展望が広がります。ここで昼食。今日は野菜ラーメンの山ご飯。 昼食後、三角点のある五社山山頂へ。あまりにもあっけない三角点の山頂! 下山にかかります。3回の大下り大登りを過ぎ下山。午後3時前には登山口には着きました。紅葉真っ盛りの五社山登山でした。 遠刈田の紅葉 2023年11月20日紅葉が下りてきて、今遠刈田温泉標高300mくらいが見頃です。 あまり天気は良くなかったのですが、遠刈田温泉街の刈田嶺神社から通称「権現山」に登り、尾根を歩き、(実はここは段丘崖)ました。 刈田嶺神社は赤く紅葉した木がたくさんあります。黄色いイチョウはすっかり葉を落としていました。 裏手の湯神神社に上り、さらに進むと、左右がきれいに紅葉しています。あいにくの曇り空でしたが、いい景色が続きます。 遠刈田公園に下りると、ここには植樹されたイロハモミジがいい色になっていました。山の紅葉ばかり追いかけていましたが、里の紅葉も見頃です。見ごたえがあります。 秋の最後の輝きです。 長老湖の紅葉 2023年11月7日かよう会の皆さんと、長老湖の紅葉を楽しみました。荒天の予報でしたが、寒冷前線が通過し、思ったより早い天候回復となりました。 長老湖畔に着くと、誰もいません。天気も回復したので、湖一周のコースに出かけました。数日前の休日には、駐車場には車があふれかえっていたようです。 歩き始めると、キノコがびっしりの倒木。その後も何度もキノコ採り休憩をはさんで、1時間半ほどかけて、一周しました。道標や樹名板が新しくなっていました。七ヶ宿町もここの観光資源としての価値に気がついたと思います。 取れたキノコは、ヨシタケ(宮城県の呼び名で、ナラタケの一種だそうです)、そして、クリタケ、ムキタケ。 駐車に戻ると観光客が来ていました。まったく人に会わない一周の時間でした。できれば、このコース、一方通行にしてくれると、のんびり歩けると思います。「新奥の細道」の標識の説明などもあったらと思います。 その後、七ヶ宿の蕎麦屋さんへ。今回はまるいちさんで、新そばと山菜てんぷらを楽しみました。 野鳥の森の紅葉 2023年11月6日11月に入り、我が家の近所も紅葉が進んでいます。今日は、野鳥の森の紅葉見物に行ってきました。ここでも紅葉が見頃です。 ツチアケビの実も残っていました。道にはさまざまな色の葉が敷き詰められています。 コゲラコース奥の澄川付近は野鳥の森の中でも紅葉が美しい場所です。対岸の澄川の崖も紅葉しています。 コゲラコース~すみかわ取りつき口~ホオジロコースと約1時間半の紅葉見物でした。 45年前の南蔵王縦走路 2023年11月5日「昔の賽ノ磧は今ほど木が茂ってなかった」という印象を裏付けるため写真を探していましたが、たまたま、45年前に南蔵王を縦走した時の写真が見つかりました。もちろん、フィルムカメラでの写真です。 せっかくの写真なので、記録に残そうと、スキャナーで撮り、ページを作りました。次のページです。 45年前の南蔵王縦走路 カラー写真なのに、セピア色の感じがよく出ています。行動記録も、交通機関といい、料金といい、かつての時代を忍ばせます。 鳴子の紅葉 2023年11月1~2日早いもので。10月が終わり、11月になりました。今年は9月が高温が続いたため、10月にやっと秋になったと思ったら、晩秋の11月です。 かねてより気になっていた、宮城県で紅葉の名の高い鳴子に行ってきました。これまで、何度か行こうと思ったのですが、渋滞・混雑という思いがあり、なかなか見る機会がありませんでした。かろうじて宿がとれたので、1泊2日の紅葉見物です。 遠刈田を10時半に出て高速で古川へ。インターを降りたらすぐ渋滞。そのあと、国道47号線はのろのろ・渋滞を繰り返し、何とか鳴子峡レストハウスに。 さすがに有名なだけあって、レストハウス周辺の展望台からは、快晴の青空のもとの紅葉が輝いていました。 しばらく鑑賞して、レストハウスを去ります。今日の宿は、川渡温泉の越後屋。偶然、4年前の秋に泊まった宿です。宿に行く前に、尿前の関跡を見学。芭蕉の像があり、奥の細道で有名な句の碑がありました。 越後屋さんには2か所泉源があり、大きくはないですが2つの湯を楽しめます。食事もごちそうで、満足しました。 翌日は、鬼首に足を延ばし間欠泉を見、鳴子ダムで作られた荒尾湖で紅葉を楽しみ、岩出山の旧有備館の庭園を見て、遠刈田に帰宅しました。2日とも快晴で、紅葉見物にはぴったりの日和でした。 このページのトップへ 前月の記事へ あなたは、人目のお客様です。 20210508リスタート
(C)Akihiko URAKAWA
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