ケルンゴルム(Carn Gorm)に登る

2001年8月1日



ケルンゴルム(Carn Gorm)は、この山脈の名にもなっている山である。ゲール語で「青い山」の意味だということだ。今日では、770m地点まではバスが行く。北側斜面全体がスキー場になっている山であり、ふつうはリフトが動いている様子である。
 Aveimorの鉄道駅前からバスに乗り、登山口に向かう。終点の駐車場を10:15に出発。スキー関係の工事中で、登山道がなかなか見つからない。ようやく目印の電話ボックスを見つけ、尾根についた登山道をたどる。天気は悪く、小雨がポツポツと降っている。

2人の男が先行している。平らな尾根につけられた道を進むうちに、山頂直下で、レストハウスの工事現場に着く。ここから整備された石畳の道を登ると、平らな山頂にでる。このころからガスの中に入り、強い雨と風の中を歩く。何人かの若者のパーティとすれ違う。
頂上は平らな台地で、ケルンに導かれて頂上の大ケルンに至る。11:30ラジオ中継施設で雨宿り。2人のイギリス人がいた。挨拶をして、しばし、どこから来たとか山はどうかとかの話をする。2人はぐるりと回るらしい。来た道はつまらないので、天気がよければそうするつもりだったが、この天気ではどこを歩いても同じなので、引き返すことにする。この山脈には、南側のBreamarから入り、今日また北側から入りほぼ縦断したわけだが、その気になれば、何日でも居れそうな場所だ。ただ、麓までの足を確保する必要があるが。
 11:45出発。道沿いに下ると工事用車道に出る。そこからは、泥の工事用の自動車道を降りるつまらない道であった。1時間で登山口の駐車場。1時間ほど待った後、バスでAviemoreに戻る。
 日本でもおもしろみのなくなった山はたくさんあるが、このケルンゴルムも、ただ登るだけなら、登山・ハイキングの対象ではない山であった。
 ラーリッヒグリューなど面白そうな山はあるが、Aveimoreでの行動はこれで終了して、旅を続ける。翌2日、インバネスに行く。近くのフォートジョージ、コーダー城、クロードンの古戦場を回る。思いがけず、日本人の経営するB&B"あじさい"に泊まり、久しぶりに日本語をしゃべり、日本食を食べた。
翌3日、ネス湖を半分ほど船で渡る。細長い湖の両側にそびえる山々も面白そうだった。その後シティリンクのバスで、イギリスの最高峰ベンネビス(Ben Navis)の麓の町フォートウィリアムへ向かった。

登山記録へのリンク

ベンマクドゥイ(Ben Macdui)に登る
ロッホナガール(Loch Nagar)に登る
ケルンゴルム(Carn Gorm)に登る
ベンネヴィス(Ben Navis)に登る
ベンロワーズ(Ben Lawers)に登る
ベンローモンド(Ben Lomond)に登る
スコットランドの山に登る

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