] 不忘雑記帳

青麻山西面の山歩きと小田の神湿原 2018年5月22日


 今日は、蔵王かよう会の皆さんと青麻山西面の山歩きをしてきました。

 遠刈田温泉から横柴橋を経て青麻山林道に出、送電線鉄塔脇からアケラ山方面へ進み、途中から北原尾に下り、南蔵王の展望を楽しむ、というコースです。刈り払いを行えば、青麻山から遠刈田温泉を経て南蔵王連峰に向かう、かつての修験道の修行の道の一部になります。

 途中には、いろいろな花が咲いています。タニウツギの変種のベニウツギ、ツクバネウツギ、コメツツジ、ハクウンボクの花などです。

 北原尾に出ると、開けた牧草地の向こうに、残雪の南蔵王連峰の峰々のほか、北には船形連峰、そしてその間には北蔵王から大東岳までの山々が見えています。

 その後、有志で小田の神湿原へ。こちらは雪解け直後でしたが、ガンコウランの花、ショウジョウバカマの花、チングルマの芽吹き、カエルの卵など、春の初めの景色でした。



久しぶりのお釜      2018年5月21日


 今日は、午前中に、古道の会の看板設置の用事で、エコーラインを登っていきました。看板設置場所の下見と一部の古道の整備を行った後、久々にお釜を見に山頂に行きました。

 大黒天から上は、ミネザクラが満開です。道路脇の雪も3mくらいは残っています。井戸沢はまだびっしり雪が積もっています。

 刈田岳まで上がってみると、お釜とその向こうには宮城県の町と海、山形県側には、真っ白な飯豊連峰・朝日連峰が見えています。今年もいよいよ登山シーズンの到来です。



ヒルクライム中止・水引入道雪形  2018年5月20日


 今日は蔵王町のイベント、ヒルクライム(自転車で刈田岳に登るレース)。今年は、要員としてお手伝いをすることになりました。朝5時20分、家を出ます。蔵王の山は、白くなっています。霧氷のようです。

 集合場所の公民館に行ってみると、「中止」。積雪のため、エコーラインが賽の磧から上が通行止めになっているから、とのこと。5月初めならよくあることですが、20日になって雪とは。この日のために準備した町の職員やボランティア、そして何より、大会参加者には、残念なことでした。

 ということで、手空きになったので、かねてより気になっていた、水引入道の雪形を見に白石スキー場に行きました。もう遅いかな、と思いきや、杖の上の方はなくなっていましたが、老人が杖を突いている姿がかろうじて見える雪形がありました。

 そもそも、「水引入道」という変な名前の付いた山(〇〇岳でも〇〇山でもない)の由来が、麓からこの老人の雪形が見えると、田に水を引く時期だ、ということからつけられたようです。この雪形、残念ながら山の南側にできるので、蔵王町からは見えません。来年はもう少し早く行って、きれいな雪形を見たいものです。スキー場には山菜取りの人たちがたくさん入っていました。



千年杉と白龍の滝      2018年5月15日


 千年杉トレッキングコースから石子遊歩道経由で白龍の滝に行きました。

 シロヤシオツツジが満開です。白くて目立たない花ですが、かたまって咲くと、目立ちます。写真にとってもくっきり。

 フデリンドウ、ツボスミレ、ウリハダカエデなどの花や、発芽したミズナラのどんぐり、生まれたてのミズナラの実、落ちたブナの花など春真っ盛り。

 また、石子の高山植物ガーデンでは、スイセンやハヤチネウスユキソウヤミネウスユキソウが咲いていました。  白龍の滝は水量も多く、周りにはシロヤシオの花がありました。

 新緑の中の山歩きでした。



北屏風岳      2018年5月12日


 宮城県の最高峰・北屏風岳に登りました。来週行われる、宮城蔵王ガイド協会のイベント「北屏風岳山開き」の下見のためです。この4月にエコーラインが開通してから、初めてのエコーラインです。連休中は車が押し寄せ渋滞もあるエコーラインを敬遠していました。来週は、ヒルクライムという自転車レースで、そのためのトレーニングの自転車も目立っていました。

 5月5日に積雪でエコーラインは通行止めになりましたが、北屏風岳への道も新雪が残っています。刈田峠の下は、雪がびっしり。例年より少なそうですが、雪原です。

 雪が解けた縦走路には、ヒメイチゲ、ガンコウランの花が咲き始めています。杉ヶ峰の東斜面も大雪原。ここでクマの足跡を見つけました。新雪の上についているので、この数日の間の足跡です。

 芝草平は,2/3くらい雪の中。雪の解けたところには、ショウジョウバカマが花をつけていました。また、今年初めてのカッコウの鳴き声を聞きました。

 北屏風の登りは、7割ほど雪道。稜線に出ると、東側には、雪庇が張り出しています。これが、宮城県側から見える「白い屏風」の雪。山頂で昼食ののち下山開始。雪の踏み抜きに注意を求められる、疲れる下山道です。

 空には、薄雲が広がり始め、奇妙なものを見ました。それは、この雲より高い高度を飛ぶ飛行機の作る飛行機雲の影がこの雲に映っているのです。飛行機が進むと、飛行機雲は進みますが、それに伴いこの「飛行機雲の影」も進んでいきます。最後には、十字に交差する飛行機雲の影を見ました。これまで見たことのないものでした。

 刈田峠に戻るころは、雪道で結構疲れました。2時過ぎに到着。



氾濫原      2018年5月8日


 今日は、かよう会の皆さんと「氾濫原」という不思議な地名のついているところに行ってきました  ここは、船形山県立自然公園にある、泉ヶ岳近くの大倉山の麓にある地名です。地形図を見ると、大倉山934mの西方にある窪地で、南から北へ川が流れています。

 近くの林道を通り、桑沼駐車場から歩きます。10時半出発。しばらく林道を歩くと、大倉山登山口、さらに進むと、氾濫原への入り口になります。

 この道を歩くと、標高は約800m、木々が芽生え、春の花が咲いています。クマの爪痕の残る気もあります。特記すべきはシロヤシオツツジ。あいにくの天気で、花は完全に開いていませんが、森を白く彩っています。

 林道入口から40分ほど進むと、窪地の一角に。ここで渡渉点。さらに進むと、第2の渡渉点、そして、第三の渡渉点まで窪地は広がり、途中、ニリンソウの大群落。雨のため半分閉じたシラネアオイ、花も終わりのコブシ、カツラの大きな木、周りには残雪と春の息吹が感じられます。悪天のため、大倉山には登らず往路を戻り、林道駐車場へ午後3時。

 長靴を履いての春の息吹を感じさせる、不思議な地名「氾濫原」への山旅でした。



蛤山      2018年5月1日


 蛤山に登りました。

 ちょうど、いろいろと春の花が咲いていました。まずは、この山の代名詞、コキンバイの群落。そしてカタクリの群落。ニリンソウの群落。

 また、ツツジも咲き始めていました。ムラサキヤシオにミツバツツジ、シロヤシオも。そのほか、キクザキイチゲ、シュンラン、シラネアオイ、そのほかスミレいろいろ、花がたっぷりの一日でした。

 残雪の少し見られ、不忘山も霞んではいましたが、見ることができました。







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