4月19日(木)
DAY104
終日航海
≪大西洋初日は、大きなうねり≫
朝から風が強く、うねりもある。Beaufort(ビューフォート)とは、海上での風の強さの指標で、0から12までのいずれかの数値で表すのだが、朝のうちは6であった。プロムナードデッキに行くドアは閉ざされ、スポーツデッキに行くドアにも、非常用のみの掲示が張り出されていた。
仕方がないので、インドアで1時間歩く。揺れて結構歩きにくい。この船がこれだけ揺れたのは、チリ沖の太平洋での1日だけだった。歩き終えて、食堂に行くと、人はぱらぱら。
その後、Webの更新とメールチェックのあと、読書をしていたら、猛烈に眠くなり、少し早いシエスタ。昼食時も、食堂に客は少ない。
午後は、ラウンジで読書。揺れる椅子で、久しぶりに3時間ほど読書を楽しんだ。
午後には、ビューフォートは5になり少しうねりも小さくなり、デッキも開放されたが、揺れは続き、風は強く、人は少ない。デッキチェアは、動かないようにヒモで結ばれていた。初めて見た。夕方には、ヒモを外していたので、もうこれ以上は揺れないと言うことだ。
ところで、旅の途中の郵便物がどう扱われるか知りたくて、アテネでカディスの船会社の自分宛に郵便物を送ったのが、昨日届いた。この郵便は、アテネからスペインの国際郵便局に送られ、カディスへ、そして船会社を経て、自分の部屋に届いたものである。
フロントオフィスからパスポートが返還された。中をあけると、寄港した国のスタンプがベタベタと押されている。ビザも多数。もう必要なシーンがないと言うことで、旅もいよいよ終わりだ。
明日は最後の上陸地・マディラ島フンシャルに行く。
12600歩