4月20日(金)
DAY105
フンシャル(マディラ島)上陸
≪マディラ島は花の島≫
今日は、大西洋に浮かぶポルトガルのマディラ島のフンシャルに上陸する。
カディスを出て1日半の航海で、大西洋に浮かぶ島マディラ島のフンシャルに到着する。ここがこの航海最後の寄港地。
6時前に目を覚ます。今日はウォーキングはなしにして、30分ほどベッドで読書。
朝7時頃に、港に着く。日の出は7時40分なので、まだ真っ暗。町の灯りは一杯に広がり、なかなかいい景色だ。
朝食後、大急ぎでスケッチ。上陸の支度。8時半に船を下りる。
シャトルバスが待っている。町の中心までそんなにないのにシャトルバスが出るとは、どういう訳だろうか。観光客大歓迎の方針のせい?シャトルバスで5分ほどで町の真ん中の要塞の前。
とりあえずモンテに登るロープウェイに行く。石を埋め込んだ歩道が美しい町だ。
ところが、9時半からで30分近い待ち時間なので、近くのラヴラドーレス市場に行く。ここはすごい。魚市場の部分では、魚屋が何軒も店を出している。マグロ・鯖・ウツボ・黒太刀魚・貝といろいろ並んでいる。八百屋果物屋のブロックは色とりどりの野菜果物が並んでいる。お土産屋もあり、ここで絵はがき3枚と切手を購入。
時間になったのでロープウェイの乗り場に戻り、往復切符15eを購入し、乗り込む。窓からの景色は、フンシャルの町が海岸から次第に山に向かって開けてきた様子がよくわかる。白い漆喰と赤い屋根瓦のコントラストが美しい。15分で標高550mのモンテ。教会まで歩き、景色を眺める。そこからさらに上に行き、かなり急な坂を、バスの始発駅(標高715m)まで行ったがその先がどうなっているかわからず、引き返す。途中、花がたくさん咲いており、大きな木の桜の花もあった。日本の桜を植えたのだろうか。春たけなわの風情である。次にジャルダンインペラドールにいく。ここは、イギリス人の別荘だったところのようで、入園料6e。余り客は来ていないので静か。ここでもツツジの花を見た。
ここの名物は、トボガンという、ソリの付いたバスケットで坂を下る乗り物だ。観光用のアトラクションで、操縦する男たちが客を待っている。
ロープウェイで下り、町に。ラヴラドーレス市場の花屋さんは民俗衣装を着て花を売っている。そこから、メインストリートを通ってアリアガ通りへ。カテドラルのあたりで賑やかな催し物が行われている。フラワーフェスティバルとかで、花の展示や道添いに生花のディスプレーがあり、また、テントが出ていたり、音楽があったり、踊りがあったりで、楽しい雰囲気。並木のジャカランダが紫色の花を付けており、ここが亜熱帯であることがわかる。サンフランシスコ公園には、花が咲き乱れている、といった感じで、「花の島マディラ」を感じさせる一日だった。
途中のレストランで、ビールとラパス(カサ貝のグリル)で一休み。
2時になり、残り時間がなくなる。マディラ刺繍を買おうと、店を教えてもらい、行ってみたが、昼休み。市場の近くで、他の刺繍の店(Bordal)を見つけて入り、2枚購入。ナプキンくらいの大きさで1枚100e。しかし、全部ハンドメイドの物だから、こんなものだ。今回の旅行で最も高額のお土産。店員さんは、インターネットでも売ってるよと、サービスしきり。
サンフランシスコ酒造に行くが見学ツアーは3時半からとのことで、残念だが間に合わない。持って帰ることができるのかと心配しながら、マディラワインを購入した。この店の店構えは、古い修道院とかで、歴史を感じさせる。
要塞前で、シャトルバスに乗り、船に帰る。3時過ぎている。
レストランでピザをつまみ、シャワー。
夕食はメインダイニングで。前菜、スープ、貝柱グリル。ちょうど船が出港。これから7日間は陸地ともお別れで、次の陸地がアメリカ大陸。いよいよ旅も大詰めだ。
使った通貨 46.25ユーロ
クレジットカードで支払い 202ユーロ
27121歩
(花と石畳の写真は、明日)