4月10日(火)
DAY95
ピレウス・アテネ上陸 第2日
≪考古学博物館の収蔵品はすごい!≫
今日は昨日に続き、ピレウス停泊。今日は、昨日やり残しの博物館回り。時間があれば、400番のバスで街をぐるりと回ってもいいな。
6時半に起き、7時に朝食。余り早く行っても開いてないから、少しゆっくりする。
8時少し前に船を出て、メトロ駅まで歩く。昨日の夕方は、嵐で街見物どころではなかったから、少しゆっくりと周りを見ながら歩く。
メトロの駅。切符を自動販売機で買う。わかってしまうと何でもないが、ボタンの選択肢は、1.40と0.70と4.00と14.00の4つしかない。1.40が大人片道(乗り換え含め1時間半有効)、0.70が子供片道、4.00が24時間、14.00が10回分。どれかを押して、コインを入れていくと、金額が減っていき、0になったとき切符が出るという単純なもの。1,2,3の順で買えと書いてある。買った切符を刻印器で時刻を刻印し、電車に乗るだけ。電車は中はきれいだが外は落書きだらけ。せっかくのきれいな駅や車両なのに、もったいない・・・。
20分少しで、今日は、オモニアで下りる。ここから歩いて行く。
国立考古学博物館(National Archaeological Museum)は10分ほど歩いたところ。9時少し前に着く。行ってみると、なんと月曜日も時間は少し短いが開いていたのだ。始まりは朝8時からと早い。ゆっくりしなくてもよかった。まだ客は少ない。入場料は7e。
静かな雰囲気の中で見て回る。彫刻・土器・金属器・貴金属おびただしい数の収蔵品である。有名なゼウスの像や女神たちの像、様々な様式で描かれた、形と大きさの異なる壺、金の細工などが、64の展示室に置かれている。2時間余り見てから出る。
次の所へ移動するのに、Line400のバスを使おうと、バス停を探すが見つからない。オモニア駅に戻ってここで探してもだめ。結局歩いて、次へ行く。
国立歴史博物館(National Historical Museum)はシンタグマの近くにある。途中、国立図書館・アテネ大学・アカデミーとすばらしい建物を見ながら南へ下る。
国立歴史博物館は、昔のパレスの跡だとかで、インテリアは華やかである。ビザンチン帝国時代から始まり、レパントの海戦、トルコからの独立戦争、バルカン戦争、第2次大戦と歴史が綴られ、最後に、民俗衣装の展示。
次は、アテネ市博物館を探すが、見つからず、イリウ・メラトロン(Iliu Melathoron)の貨幣博物館(Numismatic Museum)に行く。ここは、トロイ遺跡を発掘したシュリーマンが暮らしたところ。イリウ・メラトロンというのは、「トロイの家:Trojan Mansion」を意味すると書いてある。アルテミスの像があるクリーム色の美しい建物だ。館内は驚くべき数の貨幣。50万個以上あるとのこと。内装も美しい。
ここを出てから、シンタグマ広場に向かうと、ちょうど、無名戦士の墓の衛兵交代の時間であった。観光客が数十人見ている。
その先が国立庭園(National Garden)。ここにも400番のバスが止まるはずだが、時刻表も見つからない。庭園の中は、広々として気持ちがよいが、すでに昼を過ぎて、昼食の時間。
シンタグマ広場の先にある日本料理「風林火山」に行く。なかなか立派な店構えで、客は数人。本物の日本食の店である。大根サラダとカツカレー、ビールを注文。客は次第に増えてきて、地元の人も日本料理を楽しんでいる。デザートの果物と、急須に入った煎茶まで出てきて、とても満足。
広場に引き返す。広場では宝くじ売りや、輪になったパンの屋台がいる。
2時を過ぎたので、ピレウスに戻る。駅から街の中心を寄り道して船に戻る。途中、酒屋でワインを1本。店主のお薦めの赤で8e。港に戻り、Free Wi-Fiでメールのチェックや新聞社のサイトを見る。4時過ぎに乗船。今日は4時半まで。
5時から、避難訓練。4度目になるかな。1ヶ月に一度やるのが、インターナショナルルールらしい。5時半から夕食。
ギリシアの日とかで、スープとメインはギリシア料理。ムサカとかいう挽肉料理。船は食事中に出港した。食事の後、記録整理。
明日は、カタコロン・オリンピア。時間が意外と短く、3時半に帰船しなければならない。カタコロンからの鉄道が心配なのだが、どうなるだろうか。
使った通貨 58ユーロ
25236歩
拡大写真は後日UPします。