4月9日(月)
DAY94
ピレウス・アテネ上陸
≪あのパルテノン神殿へ≫
6時すぎ起床。ウォーキングを始める。気温18度、だいぶん涼しい。
7時半、ピレウス港に接岸。さすがに観光で有名な港だけあって、多数のクルーズ船が停泊している。
朝食後、上陸の支度をして、8時半出発。他のクルーズの乗船などと重なり、港は賑やかだ。
ピレウスのメトロの駅まで歩く。途中、citibankを見つけたので、この数日に必要なユーロ300eを手に入れる。15分ばかりで到着と思いきや、国鉄の駅。少し手前にメトロの駅がある。切符を買う。1.30e。駅はとてもきれい。トイレはさほどでもない。車内はきれい。
20分少しでアテネのモナスティラキ駅に着く。駅はとてもきれいだ。ここで1号線から3号線に乗りかえるのだが、乗り換えの方向表示がない。出口からいったんモナスティラキ広場に出て、広場を横断して、乗り場に行く。本当に地下でつながっていないのだろうか?
3号線を反対側に乗ってしまって戻り、シンタグマ駅で降りる。地上に出るとそこがシンタグマ広場。アマリアス大通りを見つけ、南下。
左手に無名戦士の墓、国会議事堂、国立庭園を見ながら進むと、アドリアノス門とゼウス神殿が見えてくる。ゼウス神殿で、アクロポリスの共通入場券を12eで購入。アドリアノス門は思ったより小さいが、ゼウス神殿の巨大なこと。ほんの一部しか残っていないが、全部あれば壮大な建物である。アクロポリスの丘に向かう。土産屋が並んでいる。絵はがき3枚とシンブルを購入。
新アクロポリス博物館は月曜で休館らしい。ディオニソス劇場に着く。大きな野外劇場だ。1万人以上入るとか。2000年以上前にここで演劇が行われていたのか、と思うと、臨場感がある。さらに進んだ所にあるイロドアティコス音楽堂は、保存状態がよい大きなホールである。
さらに登ってブーレの門、プロピレアを通り、丘の上があのパルテノン神殿。手前側は、クレーンがあり修復工事中。展望台側に行くと、柱の列が美しい。黄金比、エンタシス、これが均整のとれた美の殿堂ということで、教科書を始めいろいろな本に書かれた神殿か。大理石の柱がスーッと立ち上がり美しい。破風の彫刻は今、大英博物館にある。ここからアテネの街が一望できる。海まで見える。2000年前にはどのように見えていたのだろうか?
隣にあるのがエレクティオン。少女像により支えられた柱廊が美しい。
大理石というと、日本では特殊な石だが、この丘自体が大理石で作られ、足下は滑りやすい。
丘を北側に下り、郵便を出し、ローマンアゴラに下りる。途中、アタロスの柱廊博物館は開いており、この地での発掘物を見られるとともに、建物自体が巨大なものである。また、ヘファイストス神殿は、建物が全部残っており、神殿はこういう建物であったのかということを見て取れる。
そこまで下りると、1時。カフェで昼食。ギリシャのビール、アルファビールとナポリタン。ギリシャ料理は何を食べてよいかわからないのでこの選択。
その後、モナスティラキ広場に出て、シンタグマ広場まで歩く。途中、雨が降り出す。国立歴史博物館に行ったが、今日は月曜日で休み。明日また出直すことにして、インターネットカフェを探す。きれいなビルの2階にあるイヴィスインターネットカフェ。1時間で3e。Webのアップデートとメールのチェック。3時過ぎたので、船に戻る事にして地下鉄駅へ。
ところが、立派な地下鉄駅であるが、トイレがないのである。市の中心の乗換駅である。なぜ?ポリスがいたので、トイレはどこかと聞いたら、案内すると言って、地上に出てあちらと指さした。地下にないのだ。これには驚いた。
帰りも30分弱でピレウスに到着。なお、この地下鉄は、切符は自分で刻印器で時間を刻印し持っている必要があるとか。抜き打ちの検札があるそうで、切符がないと多額の罰金だそうな。そういえば昔、プラハの地下鉄であったなあ。それと、車体の落書きはいただけない。なぜこんな事を許しているのだろうか?
ピレウスに着くと、嵐。強い風とともに雨が吹きつけ、大変な天気だ。嵐の中を15分傘をさして船まで戻った。免税店でギリシャワイン2本購入。1本は3.25eと安いが、味は如何に?
夕食は、牛肉ステーキ。
使った通貨 44.45e
34822歩
拡大写真は後日UPします。