4月8日(日)


 DAY93
 終日航海

 ≪日本から郵便物が届いた≫

 地中海に入り、ギリシャめざし航行。
日の出は5時40分。5時半からウォーキング開始。今日はスカイデッキに珍客が。小鳥がデッキの周りを飛び回り、どうも紛れ込んで帰れなくなった様子。

 また、リドデッキ後部では、6時から、牧師らしき人が数十人の前で話をしている。これは後で述べるイースターと関係あるらしい。

 その後計量、シャワー・朝食。
 その後、映画『ベン・ハー』1をみる。何回目かになるが、なかなかの大作だ。その後Webの整理と更新。

 そして昼。ポークカツレツと魚フリッター、野菜。カツレツが温かくておいしかった。トンカツに近い味。

 さて、出港する前に、寄港地毎の郵便の送り先のリストをもらっていた。友人に渡せ、という文書である。一昔前なら、これが、有力な通信方法であったのだが、今では、電子メールもあるし衛星電話もある(高いけれども)。さらに、FAXや電報という通信手段もある。そこで、この郵便という手段がどのように機能するかと、自宅から最近の新聞・週刊誌などを送ってもらった。

 朝霞溝沼郵便局12年3月12日の消印が押された、PRINTED MATTERのAIR MAILである。送り先はアレクサンドリアのエジプト・ガルフエージェンシー会社気付け、MS Amsterdamの私宛である。アラビア語の3月18日付の消印と3月20日の消印が押されているので、たぶん18日にアレクサンドリアに着き、20日にサファガに着いたのであろう。サファガ寄港は4月4日だったが、4月5日にキャビンアテンダントが船室まで届けに来た。キャビン番号は船の誰かが書いたのだろう。ということで、結構早く届くものだ。

 ただし、これは印刷物だったからよいのだが、小荷物は受け付けていない。そこで、今回のように忘れ物をしたときに、受け取るすべがないのだ。せめて途中何カ所かに、小荷物を預かってくれる場所を作ってくれるとありがたいのだが。そうすれば、国際貨物便等で送ってもらい、自分で取りに行くことができる。届けてもらうのが一番いいが、それはできないようなので。しかし、物になると関税や保険その他いろいろな事情があるのかもしれない。

 送ってもらった新聞と週刊誌は、久しぶりに楽しめたことは間違いない。

 さて今日は、イースター。といっても、キリストの復活をお祝いする日、春の訪れを祝う日、色つき玉子の日くらいしかわからないのだが、船内紙の見出しもHappy Easterだし、カードも来ていたし、いろいろ行事もあるようだ。朝6時から、8階のプール脇のデッキで、牧師らしき人が数十人を前に話をしていたし、食堂もデコレーションがされている。ダイニングでは昼にEaster Brunchとか何とかいう催しがあったようだし、夜は、Easter Bonnet Fashion Paradeとかいうのがあった。思い思いに帽子にデコレーションしたものの発表会。イースターというのはこういう事もするのか。

 今日は、午後2時に時間調整で1時間進める。すると3時になり、すぐ夕方。

 今日は、この船の日本人7人で夕食。カナレットレストランで楽しく2時間弱を過ごした。イタリア料理。

 明日から、8日連続のヨーロッパ上陸。
 そして、旅の残りも20日となった。

10915歩



 

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