4月2日(月)


 DAY87
 終日航海

 ≪ビーグル号航海記 その3≫

 船は、アデン湾から紅海に入った。ソマリア沖を『無事』通過したことになる。もう一日紅海を進み、サファガに着く。

 6時起床。日の出は6時半。時計を遅らせたので、日の出の時間が毎日のように変わり大変だ。今日は雲が厚く、日の出は見られず。1時間歩きシャワー・朝食。
 その後昼まで読書。

 昼食は、野菜tempraとかいうのがあったので、SUSHIとsashimiで和風で行く。
 この前SUSHIの事を書いたが、「さび抜き」になっていることも、寿司らしくない理由の一つ。

 午後、読書続き。ついに、ビーグル号航海記を読み終えた。こんな時でなければ全部読むなんて事はできないであろう。若きダーウィンが1831年から5年かけた航海の中で見たもの聞いたもの触ったものが、地質・地理・生物・民俗と微に入り細に入り書かれた記録である。航路は、地図の通りであるが、特に南アメリカで多くの時を費やしている。それは、航海の目的が、南アメリカ南部の地図作成にあったから。

 ダーウィンは、本の末尾で、航海の回顧として、次のように述べている。
「我々の見た極めて著しい観物のうちには、次のものを挙げたい。南十字星、マジェランの雲、その他の南半球の星座 ―竜巻−青い氷の流れを導いて、峙つ断崖で海に懸る氷河―岩礁を作るさんご虫によって持ち上げられた礁湖島−活動する火山―兇暴な地震の圧倒的な効果。」
 地震のない国で生まれたダーウィンの驚きは抜きにしても、竜巻を除き他のものは、今回の航海で見せてもらったものばかりで、全く同意できる。彼は続けて、
「結論として、若き博物学者にとって、遠い国々に旅行するほど有益なものはないと私には思われる。」 としている。その通りだろう。ダーウィンほど若くはないけれど、私も今回の航海では有益なものは非常に多いと感じている。

 午後は、シエスタ。その後20分ジョギング。そのあと、エジプト上陸に備えて資料のチェック。バーバラの旅行案内の港についての情報はありがたい。

 冷たい緑茶を飲んだ。この前飲んだ時、やけに濃いなーと思っていたら、「茶さじ4分の1杯(約0.4g)を」と書いてある。4杯じゃないんだ!
40g入っているから、100杯分あるわけか。10杯分じゃあ少ないな、と思っていたのがよくわかった。失敗失敗。気がついてよかった。

 夕食は、リドデッキで,Sizue姉妹と。カモ肉のオレンジソース。

 そのあとスカイデッキに出てみると、晴れていて、星が見える。残念ながら、北半球の星座だが。月と金星、火星、土星が見えている。写真はオリオン座。見えないかな、縮小しては。

 明日も一日航海。

15744歩



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