3月29日(木)
DAY83
ムンバイ(ボンベイ)上陸第2日
≪ガンジーの足跡を辿って≫
6時45分起床。上陸準備。朝食。
9時過ぎに船を出る。
最初は,タクシーで、マニババンのガンディー博物館へ。港のゲートにウロウロしているタクシーは、観光客だということで、途方もない値段で、「案内する」という。50ドルとか30ドルとか。少し先まで歩いて乗ったクシーはメーターで、70Rs(ルピー≒105円)。地元の人はこの値段で乗っているのだ。事情を知らない観光客に群がるのは、感心できないが、貧しい国の現実の一つかもしれない。
途中、左手にきれいな海岸を見ながらのマリーンドライブを経て、30分で着いたマニババンのガンディーの旧宅前には、観光バスが。船のツアーの人たちである。狭い個人宅の博物館であるから、ツアー客でごった返し。少しゆっくり見ながらやり過ごすと、次のツアーが着くといったぐあい。
1階は図書室、2階は写真、手紙などの展示,3階が居室の再現や、彼の歩みの布人形による展示。前日に映画を見たので、展示物一つ一つが興味深く、かの偉大な人生を振り返ることができた。展示の仕方では,彼の人生で起こる様々な事件を布人形を使って再現したものがよかった。絵と違って立体感があり,臨場感もまた格別である。子供でも、これを見ながら、ぐるりと一回りすると、学ぶ事は多いだろう。手はかかっているが。日本語の簡単な解説文書も置いてあった。
次にタクシーで向かったのが、バイキュラのビクトリア公園にあるドクター・バウ・ダージ・ラッド博物館(旧ビクトリア・アルバート博物館、ムンバイシティーミュージアム)。
非常にきれいな建物で、内装も美しい、の一言。展示物は、1階は工芸品の数々、2階は,ムンバイの歴史に関わる,地図・写真・模型。入館料100Rs。ビデオで,博物館を再生する過程を放映していたが、生き返ったという言葉がふさわしいものであった。ただ、ミュージアムショップは,ガラスのケースに,非常に見えにくく展示され、どこで買うのかさえわからなかった。昨今のミュージアムショップとはちがっている。外には、エレファンタ島で発掘された象のレプリカがある。
その向かいが、動物園の入園ゲート。入園料は,10Rs。写真撮影料が15Rsと格安だが、入ってみると,ろくに動物はいず、公園散歩といった具合。カバとサイは水につかったまま、あとは、馬と鹿、鳥くらいしかいない。
タクシーで、CST駅(チャトラパティー・シヴァージー・ターミナス駅、旧ヴィクトリアターミナス駅)まで行く(100Rs)。駅舎は、世界遺産に登録された壮大な建物で、駅構内は,人でごった返していた。話は変わるが、旧植民地時代の地名や施設名などを現地語に変えているようだが、変わったものはいずれも長すぎて,覚えきれない。この駅も、タクシーの運転手もCST といっていた。昨日の博物館も同じ。早く愛称でもできないと,観光客は困ってしまう。地元の人も困らないのかしら。
駅前にあるロイヤルエンパイアホテルの下のアーケードにあるインターネットカフェを探して、Webのアップデート。ここの値段は,1時間20Rs!という、今回の旅での最安値である。
昼を過ぎたので辛いインド料理はパスして、マクドナルドで『バリューランチセット』とかいうのを頼むとRs75で、食べてみると,牛肉のハンバーグではなく、カレー味のコロッケのような物が挟まれている。そうか、ここは、牛肉を食べない人が多数派の国なのだ!と改めて認識。
アーケードのマルチメディアと書かれた店で、USBメモリ2GBを350Rsで購入。向かいの大きな建物は中央郵便局である。中で絵はがき3枚(Rs30)と切手3枚(Rs36)を講入し日本に絵はがきを投函。
街頭には、いろいろな物売りがいるが、サトウキビを絞りジュースを作って飲ませている屋台もある。
その後、港のゲートまで歩いたが、この国で道路を渡ることの恐ろしさ。地元の人はわずかな隙を縫って渡っていくが、大変だ。よくこれで事故が起こっていないものだと,感心するくらい。車の運転にしても,タクシーに乗ると、恐ろしいくらいである。それなりの秩序(ルール?約束?) があるのだろうが、それにしても・・・・。
ゲートに戻り,残ったルピーでワインを1本買って、乗船。3時過ぎ。シャワーを浴びて一休み。
夕食は、前菜、スープ、グースのアジア風焼き肉
明日から4日間、インド洋を終日航海。
4日間で使った通貨 8000ルピー(≒12000円)
25US$(≒2000円)
12595歩