3月28日(水)
DAY82
ムンバイ(ボンベイ)上陸
≪世界遺産エレファント島へは船に乗って≫
7時前起床、船は着岸していた。今日も上陸し歩くので、ウォーキングはなし。朝食、支度をし、9時過ぎに出発。
港は殺風景な工業港兼軍港で、すぐ隣のドックには、インド海軍の空母が停泊している。チェックのあと、ゲートを出ると、タクシーの嵐。この町には,3輪車のリクシャはいないようで、黄色と黒のタクシーと,水色のクールタクシーがいる。
とりあえずめざすのは、インド門(Gateway)。造幣局の角を曲がり、海軍、シティホール、中央警察を過ぎると、見えてくる。約30分。
インド門は広大な広場に巨大な建物が海に向かって造られており、英国王(インド皇帝)の訪問を記念し作られたという建物。
隣には、タージマハールホテルの優美な色合いと曲線の建物がある。
その門の先端が、エレファンタ島へのフェリー乗り場。切符をそこの係の男から買い(往復130ルピー)船に乗り込む。2階の席へは、10ルピー追加。しばらく経って、出港。港の中に停泊している船に寄りながらその船員を送り届けている。その後、一直線に島めざす。10km近くを約1時間で走る。海からのインド門とタージマハールホテルの景色は、『インドの海の玄関』にふさわしい。
1時間の船の旅のあと、長い桟橋に到着。
上陸すると、なんと『鉄道』が敷かれており、客を待っている。10ルピーというただのような値段だが、いつ動くかわからないので,歩く。ゲートで入島税5ルピー払う。土産物屋が左右に続く『参道』を登る。2人で担ぐ輿もある。登り終えると、公園入口で、外国人250ルピー(インド人は10ルピー)支払う。
はじめにある第1窟がすごい。1987年に世界遺産に登録されたというだけあって、岩山をくり抜き、多数の柱に支えられた空間の中に、神々の彫刻が刻まれている。これが、古の昔、人間の手作業によって作られたとはにわかに信じがたい。5窟まで見て、引き返す。野生の猿がいる。下りに、石細工の象を500ルピーで購入。よくもまあこんな細工ができるものだと感心する。大きいのを買いたかったが、重いので小さいのにする。下りたところで、バーがあり、一休み。キングフィッシャービールストロングを飲む。8%だけあって、結構効く。
船に1時間乗ってムンバイへ戻る。途中、一人旅の韓国人と話をいろいろ。
インド門に戻り、プリンスオブウェールズ博物館(今の名は、チャトラパティ・シヴァージー・マハラージ・ヴァツ・サングラハラヤというらしいが、とても覚えきれない)に入る。入場料300ルピー。昼を抜いていたので、博物館カフェでサモサとコーク(70ルピー)。日本語オーディオガイド付きである。インドサラセン調といわれる建物もすばらしいが,収蔵品の数も大変なものだ。石像や細密画がおびただしく展示されている。その他、自然史博物館部門もあり、2時間以上もいてしまった。帰りにミュージアムショップで、ペーパーナイフを2本購入。180と220ルピー。
波止場のゲートに戻り免税店で、ブランデー、ワイン、缶ビール2本購入。1150ルピー。とにかくものが安い。
戻ると6時過ぎており、シャワーのあと夕食はリドレストランで。前菜、スープ、鶏肉と野菜。
その後、記録整理、そして、映画『ガンジー』を見る。
いよいよアジアも明日で最後。
22518歩