3月24日(土)
DAY78
コロンボ上陸
≪トゥクトゥクも使ったコロンボの町歩き≫
6時起床、8時上陸に備えウォーキングなし。朝食時、接岸。工業桟橋。船首から町の様子がよく見える。上陸の支度後、8時過ぎ上陸。
タラップを下りると、賑やかな音楽と15人ばかりの民族衣装を着たダンサーたちの踊り。
港の中を抜けて、西側の灯台に出る。海軍出身だとか言う男が話しかけてくる。仏陀のお祭りで象が出る、という話を聞いたとき、ああこれは、とはっきり。素っ気ない返事をすると、あきらめて待っているトゥクトゥクの方に戻ってしまった。客引き。
インド洋の海岸沿いのゴールロードを南に下る。景色を見ながら、目指すのは、観光案内(ツーリストボード)、シティバンク支店、国立博物館の順。
ゴールロードを30分も歩くと、観光案内所。閑散としている。そうか、今日は土曜日なのだ。アムステルダム自転車2人組(どの上陸地でも自転車で走る2人組)が先に来て、ただ一人の係員から情報を仕入れている。ここでは、ストリートマップを1枚もらうのみ。ちょっと、観光立国にしては水準が低い。
次にシティバンクに行ったのだが、これは、『地球の歩き方』の地図情報の誤りで、通りが一本違っており、時間を無駄にした。4000ルピー(≒3000円)下ろす。
国立博物館は、入場料500ルピー、写真撮影250ルピーで結構高い。しかも、展示室が14あるうち3つしか開いていなくて、がっかりした。狭い館内はちょうど来たツアー客でごった返しており、二重にうんざり。
出てから、町の中心の寺院を見ながら北上しようと歩く。タウンホールを過ぎたところで、道を誤ったか、西に行くはずが東の町を歩いていた。国立病院の回りは人であふれている。このあたりは、迷路のような町並みで、もらったストリートマップでは歩けない。日差しは強く、喉が渇く。
持ってきた水も飲み干して、通りがかりの店で、水を買う。40ルピー。サモサを売っていたので、2つばかり食べ(50ルピー)ペターに行きたいが、というと、今いる位置と、タクシーで100ルピーだと教えてくれた。そうか、トゥクトゥク(三輪タクシー)は地元の人間はこれくらいの値段で乗っているのか・・・。
少し歩くと、マラダーナの鉄道駅。一駅だが、スリランカの鉄道も悪くないと、フォート駅に行く次の列車の時間を尋ねると、1時間後。やめて歩き出したのだが、後で考えると、惜しいことをした。休憩をかねて、待ってから、列車に乗ればよかった。
町には、昔日本で使われたバスや車が走っている。「京都府教育委員会○○養護学校」とか「津屋崎町」とか。
バスターミナルまで来たが、さすがに疲れてきたので、トゥクトゥクに乗り、オランダ時代博物館に行くことにした。値段は、150ルピー。この三輪自動車は、狭いところでも、渋滞の中でも、よく走る。(これが渋滞を引き起こしているともいえるが)まさに、人と車を『すり抜けて』走っていく。でも、混んでいたので30分近くかかって博物館へ。
オランダ時代博物館は、昔の建物をそのまま使った、大きくはない博物館。入場料500ルピー、写真250ルピー。客が全然いない。受付の男が、一緒に回り、いろいろと説明をしてくれる。庭に木が植えてあり、これがシナモン。葉を揉むと香りがし、食べると匂いがする。向かいにコリアンダーが植えてある。展示室は狭いが、当時のものがよく保存されている。家具や、当時の東インド会社のマークの付いた鐘など。建物の壁の厚さが1m近くあり、これによって、ひんやりとした室内になっている。昔、モロッコのベルベル人の住居で経験したことを思い出す。熱帯に生きる知恵なのだ。最後に、「ガイド料」とかで100ルピー渡したが。
出るとこのあたりは、ペターの町のど真ん中。通りの両側は店が建ち並び、人と荷車とトゥクトゥクであふれかえっている。ジャミ・ウル・アルファーモスクは目立つ色合いのモスクでこの一角にある。
ここから、船のあるフォートまで、西に向かって歩いて行くと、インターネットカフェを見つけ、小一時間休憩をかねて、作業。1時間100ルピー。
さらに、港近くのショッピンブモールに行くも、休み。ただ1軒のホテルのカフェで、地元のライオンビールを飲む。エアコンが効いたところで、冷えたグラスで飲む冷たいビール。それが300ルピー。天国。
それから船に戻り、波止場の土産物テントで残ったルピーを使ってTシャツを2枚買い乗船。船内の涼しさが心地よい。夕日が沈む6時に出港。その後、リドレストランで食事。早めに就寝。疲れた。
使った通貨 4000スリランカルピー(≒3000円)
32095歩