2月19日(日)
DAY45
パゴパゴ(アメリカンサモア)
≪忙しかったパゴパゴ≫
朝6時前に起きる。日の出は6:20。6時に歩き始める。アメリカンサモアのツツイラ島(Tutuila)の島影は見えている。途中、日の出。東の空が金色に輝く、といった言葉がぴったり。歩き終える頃、入江に入っていく。地図を見ると、パゴパゴは入江の一番奥にある町。波はなく天然の良港である。ただし、リーフが所々にあるらしく、船は赤と緑のブイの間を進んでいる。左側に、フラワー・ポット・ロックといわれる、ファトゥロックとフティロックという名のかわいらしい島である。(車のナンバープレートにも描かれている)
接岸する。こんな大きな船でも接岸できる岸壁があるのは、この島がアメリカの太平洋艦隊の重要な基地として使われていた事によるのだろう。PORTの前は、ファガトゴの町(村の方が当たっている)。
ギャングウェイを下りると、観光協会(Visitors Bureau)が机を広げ、お土産物屋のテントが20以上も立ちならんでいる。が、町の方は、日曜日のせいか、教会だけが賑わっており、マーケットも国立公園ビジターセンターも郵便局も休みである。ただ、博物館は、臨時開業らしく開いていた。(Thanks!)狭いながらも、よく展示されている。あと開いているのは、マグドナルドと小さなスーパー。入り江の奥のPagopagoに歩いて行くが、暑い!途中、「TSUNAMI」の看板を見つけた。何か所にも立てられている。この地形であるから、太平洋のどこかで起こった津波の影響を直接受けてしまうのだ。幸い平地が少なく、すぐに高台があるので、そちらのほうに逃げろ、と言っている。TSUNAMIは世界で使われている言葉なのだと改めて実感した。
Pagopagoまで行くと、入江の奥から我々の船が見えるが静かなものである。ここでタクシーを見つけて「マウントアラバに行きたい」というと、運転手と女の人が話していたが、行くことになった。値段を聞くと、行き20$帰り20$というので、高い、というと、半額の10$+10$になった(これでも高い?)。
タクシーに乗って、着いたところが、国立公園の入口、そこに、マウントアラバまで、5.8kmとかいてある。あとで知るのだが、これが国立公園の「Mount ‘Alava Trail」というやつであった。今日は自由時間が4時間しかないから山頂まではとても無理だが、熱帯雨林の山道を歩いてみるのもいいかと、30分待ってもらった。歩き出すと、幅3mくらいの広い道が続いている。まわりは、熱帯の植物、花も咲いている。しばらく行くと、木の苗を育てている場所に出た。植林の準備だ。どんどん行くと、島の北側の海が見えるところまで着いた。高度は270m、歩いた距離は500m。山頂が標高410m、5.6km先だから、まだまだ先だが、雨が降り始めたし、時間になったので戻ることにした。傘がまた役に立った。
さて、この島についての情報は、American Samoa Visitors Bureauの発行しているパンフレット「AMERICAN SAMOA VISITOR GUIDE」が詳しい。Webサイトもあるようだ。ただ、この冊子には、良い地図が付いていない。だから、これだけではだめだが、この冊子を読むと、自然が好きなら、この島に1週間でも2週間でもいられる気になってくる。
このままファガトゴに戻ると、残り2時間弱。マクドナルドでWi-Fi接続しようとするも不可。「制限された接続」。この前もFreeのWi-Fiに接続できなかったことがある。原因は何か、設定か、何かのフィルターが働いているか調べたいがここではできない。港の前の店に入ると、食料品や雑貨を扱う店。中に、着る物を売っていいたので、アロハシャツ(6$)とポロシャツ(3$)ワインとビールを買い、25$少し払う。
そのあと、ウツレイに行き、ビーチを眺める。きれいなところである。周辺をぶらぶらし船に戻る。テントのお土産物屋でTシャツを買い、乗船。冷たいビールを飲んで一休みしてから昼食。
最後の写真のアンテナのある山がアラバ山である。
1時過ぎに、船が離岸した。港を出て、また広大な海へ。ひたすら次の目的地、ニューカレドニアのリフー島めざしてゆく。
昼食後、船室に戻ると、妙に眠くなり、1時間ほど昼寝。すっきりして起きると、夕食。
夕食は、今日は、テーブル一人だけだったので、静かな食事をとった。
焼き鳥に似た前菜、イタリアのスープ、ウィンナーシュニッツエル。
あすは一日航海、日付変更線を通過し、ニューカレドニアへ。
使った通貨 70.75US$
28518歩
<<拡大した写真は後日UPします。>>