2月12日(日)
DAY38
終日航海
≪イースター島の悪夢≫
昨日のイースター島の続き。
太陽にじりじりと焼かれ、空腹で町でコーラとパイ、オレンジジュースにありついたことは昨日書いたが、その後のこと。
昨日は、暑くなることを想定し、500mlの水のペットボトルの他に、プンタアレナスで買った保温カップにアイスティーを詰めて出発。これはこれでよかったのだが、オレンジジュースは1リットルしかなく、半分は飲んだが残ってしまった。そこで、保温カップに入れて持ったのはいいが、口が閉じられていなかった!
ぼけーっとして暑さのなせる技か?不幸は重なるもので、口を上に入れていれば、何ともなかったのに、そうでなかった。残り少ない時間、町を北に歩き、アフ・タハイのモアイに着いたとき、ザックが濡れていることに気づく。中がジュースの海!背中が気持ち悪いのは汗かと思っていたが、ちがっていたのだ。
とにかく時間がないので、トランスファーのバスに戻り、テンダーボートに乗り、船に帰る。帰って調べたところ、被害甚大!!
ザックや服は洗えば落ちるが、中に入れていた、電子辞書と携帯電話が濡れていた。水ならまだ乾燥すると元に戻ることもあるが、ジュースやコーヒーは最悪。
電子辞書は液晶が壊れ、携帯電話はキーボードが接触不良。不幸が重なるとこうなる、という見本。辞書は、簡単なものがもう一つと紙の本があるが使い勝手は悪く、携帯電話は、シムフリーにしたNokia6630にMobellのシムを入れた全世界で使えるもの。使わなければ通話料はかからないが、この時代、電話がないというのもいろいろ都合が悪い。
というわけで、「イースター島の悪夢」。さてどうするか。旅先では、簡単に調達できるわけではない、と知りつつ、長い旅では何か起こるものだ。
さて、12日は、また1時間バックした。日の出の時間が7時50分。7時過ぎから歩き出し、 朝食、シャワー。
そのあと記録整理。
あっという間に昼になり、昼食は、ミートパイ。
午後は読書。
穏やかな天気で、雲もなく、海は蒼く、航海日和。
夕食は、シュリンプの前菜、スープ、蟹ほぐし身と野菜のフライ。
4枚目の写真の右から2つめの窓が、私の船室。マジックミラーになっていて船室からはプロムナードデッキと海が見える。
13285歩