2月8日(水)


 DAY34
 終日航海

 ≪上陸地での言語≫

 太平洋に出て3日目、今日はだいぶ海は落ち着いている。昨夜も時計を1時間戻したので、ひたすら西に進んでいる。

 7時からウォーキング。多少風は強いが、歩けないほどではない。

 朝食の後、Webの更新。5階のインターネットカフェにパソコンを持って行くと、安定的に54Mbps でアクセスできることがわかって、多少は気分的によい。が、1分20円の世界。Webは部分的なUPに留め、大きな写真は後にまとめてあげる。何せ、写真1枚で、htmlファイルと縮小写真8枚分に相当する。(それも、横800ピクセルに縮小してさえ)

 その後、図書室(インターネットカフェと同じ)に行き、インドネシア語の本を、とリクエストしたら、ロンリープラネットのインドネシアしかないとのことで、それを借りていくつかの会話文をメモ。数詞を知りたかったが、1〜10しか載っていない。後で、客室アテンダントのベン(彼はインドネシア人)に聞くことにする。イースター島までスペイン語圏だが、その後、フランス語、英語、インドネシア語、英語、ベトナム語、中国語(英語)、タイ語、ヒンズー語(英語)、アラビア語、ギリシャ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語と続く。
 どうせ時間もあるので、簡単な数を覚えるくらいしてもよかろう。

 それから読書。「宮部みゆき責任編集・松本清張傑作短編コレクション上」(文春文庫)を読んでいるのだが、だいぶ昔、せっせと読んだ松本清張も、こうした切り口で読み返すとまたおもしろい。中と下は手元にないので、帰国してから。

 夕食は、フォーマル。今日は、海賊キャプテンブレーのディナーということで、ウェイターたちは、海賊の衣装をまとって仕事。
 エスカルゴ、スープ、ロブスターのクリーム煮を食べた。

 そのあと、昨夜に続き、黒澤明の『羅生門』。デジタルリマスター版(国立近代美術館映像センターなどによる)なので、非常にきれいな画面で見られた。登場人物たった数人で話は進行するが、展開はさすがである。60年前に作られた映画とはとても思えない。

 船内インテリアは、今日は、油絵。Amsterdamを名乗る歴代の船の絵が、前方階段の各階踊り場に飾っている。どれも横2m近い大作。船がどのように大きくなったか、煙突の煙を見ると何を燃料に使っているかがよくわかる。

12363歩

 

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