2月3日(金)
DAY29
ウィシュアイア(アルゼンチン)上陸
≪世界最南端の街・ウシュアイアを歩く≫
夜が明ける頃には、世界最南端の街ウィシュアイアに停泊していた。今日は、帰船が2:30と半日しかないので、早めに動く。6:30には起きて、ウォーキングを始める。8時前には終わり、朝食。
8時半には出発。桟橋に横着けされているので、すぐに出られる。
チャンスがあれば、マルティアル氷河の見物に行きたいが、半日少しではどうかと不安なところ。
9時前に町に出たが、どこも閉まっている。旅行案内所もまだ開いていない。3つの博物館の位置を確かめつつ、開館時間を調べると、監獄・海事博物館が9時、ヤマナ博物館が10時、地の果て博物館に至っては12時。途中ATMを見つけて、300ペソおろす。絵はがきを8枚購入1枚4ペソ。
9時になったので、ツーリストインフォメーションに行き、地図をもらい、マルティアル氷河のリフトの時間を聞く。始まりが10時半。ちょっとぎりぎりかな、と判断に迷う。リフトに乗り、終点から1時間弱だとか。すると、下りてくるまで2時間かかるとして、町に戻るのが1時。
とにかく、監獄・海事博物館に行ってみた。昔の監獄の建物を使って、海事(マリタイム)博物館、アートギャラリー、監獄博物館が同居している。入場料70ペソ。10時頃突然激しく雨が降ってきた。これは、とても氷河は無理かと思っていたら、すぐにやんでしまった。
博物館を出ると10時15分、タクシーが来たので、氷河に行ってみようと乗った。15分ばかりでスキー場の入り口リフト乗り場に着いた。34ペソ。リフト乗り場に行ってみると、10時半になっても動いていない。前の家族連れが何か聞いていたが、天気が悪く運行しないようだ。リフトの分まで歩くと、2:30には船にもどれないので、あきらめて、そのにあったカフェでタクシーを呼んでもらった。そうしているうちに、何台も車が来る。ハイカーたちが、リフトをあきらめ、歩いて登っている。タクシーも3台来たが呼んでもらっているので、乗るわけに行かない。こんなことなら少し待てばよかった。30分近く待ってから、タクシーで町に戻る。36ペソ。
後はゆっくりヤマナ博物館を回り(35ペソ)、郵便局に行き日本への絵はがきを出した。店では米ドルが使えるが、郵便局では使えない。ちょっと足りず、1枚は後で、ということにして7枚だした。1枚9.5ペソ。ところが、5ペソと2ペソ2枚と0.5ペソの4枚、それも大きな切手を貼るので、はがき表面が一杯になってしまった。郵便局で外国向けに普通のはがきを送るのに、こんなことってあるのかしらと思った。
12時になったので、世界の果て美術館にいく。ペソは使い果たして残っていない。ここでは、入場料はペソがないというと12US$と簡単だ。コンパクトながらも、この地域の先住民YAMANAのこと、ヨーロッパから来た船乗りのこと、このあたりの動物(時に鳥類)の剥製などである。特に、イギリスで、YAMANA-ENGLISH DICTIONARYという本が出版されているのには驚いてしまった。 その後、お土産屋などを見て、船に戻る。1時間あるので、ツーリストインフォメーションでWiFiが使えるので、アクセスしようとPCを持っていったが、うまく接続できない。原因不明。
船に戻る。この頃にはすっかり晴れて、とても気持ちのいい景色だ。街のすぐ後ろには、鋭く尖った岩峰と頂に氷河を戴いた峰々が見えている。3時過ぎに出航。ビーグル水道をマゼラン海峡にあるプンタアレナスに向かって進んでいく。ふと、海事博物館で見た、ビーグル号の模型を思い出し、ダーウィンたちはあんな小さな帆船で、未知のこの水道を進んだのかと、改めて、『大航海時代』のすごさを感じてしまった。
夕食は、アルゼンチンデーだとかで、豆のスープとミックスグリル。
船は、細いビーグル水道を進んでゆく。両側には、氷河で削られた緩やかな丘や、海に流れ込む氷河などを見ながら・・・。
使った通貨 300ペソ=70US$≒5600円
12US$≒1000円
26950歩