1月25日(水)
DAY20
モンテビデオ上陸
≪モンテビデオは気持ちのよい街≫
昨夜は、1時間forwardという指示が出ていたので、実質夜が1時間短く、7時に起きた。
ラプラタ河の河口にいるのに、波が結構高く、船は揺れていた。今航海初めてだろう。これから南極に行きホーン岬を通るのには、もっと揺れるに違いないが。
1時間歩いて、朝食。
入港時間が遅れていたようで、8時45分頃入港。
9時に出発。波止場に停泊し、歩いて行けるので楽。
波止場を出るところで、観光局の若者が「モンテビデオウォーキングツアー」というパンフレット(西・英語版)を配っていたが、これは街のスケールに応じたとても役に立つパンフレットだ。
出たらすぐ、市場(Mercado de Puerto)であった。メインストリートを進み、サバラ広場を通り、憲法広場、独立広場、7月18日通りを通りカガンチャ広場、市庁舎に至る。約30分。市庁舎の前には、ダビデ像が立っている。
Citibankを探すが、ない。地図が古いらしい。どこかでお金をおろそうと、来た道を戻り始める。銀行は、11時から開くそうで、10時にはやっていない。
独立広場まで戻ったとき、[Tourist Police]の制服を着た女性に出会い、citibankはどこにあるかと聞くと、教えてくれた。かなり戻ってからお金をおろした。
ここのペソは、1ペソ≒4円で、$と表示をしている。600ペソおろした。ぶらぶら戻りながら、お土産屋でシンブルと絵はがきを買う。75+10$(ペソ)。スーパーを見つけたので入ってみる。歯磨きとワイン、水とビールを買う。アルゼンチンでもそうだったが、ワインがとても安い。もちろん高いのもあるのだが、ウルグアイ産テーブルワインは、箱入り1リットルで57$(≒240円)、それに対し、ハイネケン瓶ビールは39$、ミネラルウォータは20$。(これはガス入り、あとでウィスキーを割ってみよう)
街は、整然とした作りで、歩いていて気持ちがよい。碁盤目状に通りが走り、ほとんどの通りは一方通行、これが交互に並んでいるので、歩くのも安心だ。日本では、狭い道路を対面通行にするために、歩行者は押しやられ、自転車も専用レーンがないが、日本でもこうならないものかしらと思う。
独立広場に立つサルボ宮殿は、格調高い高層建築である。隣に、Museo de la Casa de Gobierno Edifico Jose Artigasという「大統領の家」博物館がある。入場無料で、様々な歴史的コレクションとビデオが上映されている。見学コースの最後にパンフレットまで渡してくれる。
少し先の、ガウチョ博物館(無料)は、ガウチョ(牧童)にかかわる物を展示しており、革製品、銀製品などが展示されている。
いくつかある歴史博物館(Casa de〜 ○○の家)は工事中で開いていなかった。
装飾芸術博物館(Taranco Palace無料)はサバラ広場の隣にある昔の宮殿を開放したもので、中には、16世紀から20世紀までの様々な装飾品が展示されている。
Museo de Art Precolumbno e Indigena(MAPI 60$)は先住民の芸術をテーマにした美術館で広くはないが中〜南アメリカの先住民を扱っている美術館。
Museo de Carnaval(65$)は、カーニバルに関する展示物を集めている。
市場に行くと、産物の焼き肉を焼いて食べさせるレストランが何軒もあり、客でいっぱいである。土産物を売る店もたくさんある。
このように、手頃な規模の街に、見所もたくさんあり、いい街である。
人々は親切で、なかなか気持ちによい街であったのだが、絵はがきを出しに郵便局に行ったら、切手売場に2人客が居るのに、しばらく誰も対応せず、それを怒る風でもない、ちょっとあきれてしまったが、そんな一面もあるのかもしれない。日本までの切手22$。帽子(100$)と絵はがきを買い3時過ぎに船に戻った。
その後夕食。サーモンソテー。6時半頃出航。2日の航海の後、次は、フォークランド諸島だ。夕食時の雑談で、あと92日、という話になったとき、もう20日が過ぎたのか、と驚いた。本当にあっという間だった。
日が長くなっている。9時過ぎてもまだ日が落ちていない。考えてみれば、白夜の南極にどんどん近づいているのだから。現在、南緯35°。日本のちょうど反対だ。
使った通貨 600ペソ≒2400円
34589歩