4月25日(水)
DAY110
終日航海
≪ついに訪れることになったメディカルセンタ≫
6時に起き、6時10分からウォーキング。日の出は7時10分で、はじめの30分は真っ暗。
日が昇るのが見えた。太陽が見え始めてから,全部姿を見せるまでの時間は1分間なのだが、この1分間のドラマに立ち会えるのが,なかなか難しい。雲の中にあったり、太陽が見える場所にいなかったり、気づいたときは終わってしまっていたりして、見られないのだ。今日は、雲が多少あるが、この『1分間のドラマ』に立ち会うことができた。水平線上にあるので,揺らぎの影響で,丸く見えない太陽が昇ってくる。
朝食の後、インターネットで調べ物。iPhoneのGPS機能を使うソフトがいくつか出ているようだ。国土地理院の地図データベースと連動するものもある。iPhoneを、Wi-Fi で接続して、ダウンロード。これまで、GPS機の専売特許だったものが、iPhoneでもできる。山で使うのに,耐久性、耐水性と電池が問題だが。
その後、一部荷物整理。「おみやげ」は買ってないつもりでも、結構な量になる。特に、船からのギフトが、大変だ。バッグ1個分、6kg以上ある(この前書いた10kgは誤り、単位がポンドだった)。荷物が23kg×2に収まるのだろうか?
片付けついでに、持ち物表に手を入れる。片付けをしていたら、缶ビールが出てきた。いろいろな国のビール。片付けてしまわねば。
昼食後読書。シュリーマンの「古代への情熱」を読んだ。この前アテネで訪ねた,『考古博物館』のミケネ室にあった物は、シュリーマンが発掘した物だったのか!見たときには気がつかなかった。
ドアを閉めるとき,ふとしたことから,手のひらを切ってしまった。深くはないが、右手で出血が止まらないため,メディカルセンタのお世話になってしまった。これまで何事もなく、縁のないところだと思っていたが、最後の最後にこんなことに。とても親切に,てきぱきとアメリカ流の処置をして下さった。洗剤で手を洗う。ゼリーを塗り圧迫、バンドエイド。テープで30分圧迫。傷は単なる切り傷でこんなにしてもらって、恐縮している。最後まで何があるかわからないなあ。
部屋に飾ってあった、こけし人形3体は、ヴェラに進呈。とても喜んでもらえた。
その後、ビデオを見る。録画しておいた松本清張の『砂の器』2日分を夕食を挟んで見る。終戦直後の話しながら、古さを感じさせないのは、さすがだ。暇になったら(?!)松本清張をもう一度読み直してみようか。
夕食は、SIZUE姉妹と、グアムに住む若い日本人3世グレースとロシア人の夫デミトリと5人でイタリア料理。日本語と英語を交えながら、楽しくいただいた。持参の折り紙の残りと本を差し上げ、喜ばれた。
かくして今日も暮れ、残り2日でフォートローダデールに着き、旅は終わりになる。
12045歩