4月13日(金)


 DAY98
 ナポリ・ポンペイ上陸

 ≪広大なポンペイの遺跡を歩く≫

 今日は、ナポリ上陸の日。
 6時半起床。船は港に近づいている。今日は、ナポリに一日しかいないので、市内の見物という予定にしていた。が、そびえるベスビアス山を見て、急に気持ちが動いた。予定変更。ポンペイに行くことにした。イタリアの町中は他にもあるけれど、ポンペイはここにしかない!

 ということで、全く準備していなかったが、鉄道で行ける、くらいのことはわかったので、何とかなるだろうと行動開始。あいにく、天気は小雨が降ったりやんだり。

 8時半船を下りる。マリッチマ駅はきれいな建物である。目の前がヌォーヴォ城。地下鉄の駅まで行こうと、海岸から丘の方向に歩き、トレド通りにぶつかってから右にどんどん進む。やがて地下鉄のマーク。ここがダンテ駅。1号線の始発駅。一日切符3.6eを買い、次のムゼオ駅で乗り換え、2号線でガリバルディへ。ここがイタリア国鉄(F.S.)のナポリ中央駅。

 ここのツーリストインフォメーションで、列車の情報を得る。チルクスヴェスヴィオス鉄道(Circumvesuviana)でソレント行きに乗る。毎時11分と41分発。後方に行け。駅を探すのに少し手間取ったが、地下にあった。切符購入。片道2.6e。10時11分の列車に乗り出発。

 40分ほどで、Pompei Scavi駅(ポンペイ遺跡駅)。駅を出て少し歩くと、入場券売り場。11e。地図とガイドブックをもらい入場。

 広い!とにかく広い。当たり前だ。一つの街が全部飲み込まれてしまったのだから。大きな競技場や神殿の跡をみても、相当な規模の街だったことがわかる。

 区画は整然と整備され、各戸に番号が振られており、所有者名が書かれた家もある。家の間取りも再現されローマ時代の市民の生活ぶりを彷彿とさせる。公共施設として、神殿、劇場、共同浴場、競技場などがあり、いずれも、ローマの土木技術をもって作られた美しい建物である。すごい、と考えながら、約2時間、遺跡を歩き回った。 

 1時少し前に駅に戻り、昼食を、と考えたが電車が1時7分。売店でパンを買ってとりあえず昼食。2時前にナポリに戻る。

 余談だが、イタリアの鉄道の駅と電車の落書きはひどい。芸術と思って放置しているのか、面倒だからほったらかしているのか、全く気にならないのか、どれだろう。

 2時間ほど時間があるので、メトロでムゼオ駅に行き、国立考古学博物館(Museo Archeologico Nazional)に行く。ここでは見るものが多数あり、1時間で駆け足で回った。

 ファルナーゼコレクションという大理石彫刻、エジプトコレクション、ポンペイで出土したモザイク画と様々な器具や彫刻などがあり、本当はゆっくり時間をかけたい所だが、4時半に乗船しなければならないので、仕方がない。

 地下鉄で、ダンテまで行き、港まで歩く。途中スーパーマーケットでワイン購入。イタリアワインだが、特売品で安い!D.O.C.の赤ワインが2.9eだ。2本買ってみた。味はいかがかな。

 4時過ぎに船に戻る。余りにお腹が減ったので、ホットドッグを食べる。その後部屋で休憩と記録整理。連日上陸だと、片付けていかないと、記憶が薄れ、間違えるので、なるべくその日のうちに書くことにしている。たっぷり歩いたあとなので、つらいが。

 夕食は、前菜、スープ、ステーキパスタ添え。

使った通貨 34.6e

27934歩



 

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