3月5日(月)


 DAY59
 コモド島沖停泊

 ≪コモド島沖停泊≫

 今日はコモド島に着くのだが、昨夜配られた船内報Explorerに、次のような記事があった。
 As this is a National Park, guests not on a Holland American Line shore excursion are not permitted to leave the vessel.
 要は、「ここは国立公園であるから、ツアー参加者以外は上陸できない」
 実は、一昨日、バーバラのプレゼンテーション(旅行案内係バーバラが上陸地について解説するプレゼンテーションを行い、それが船内TVでも再放送される)を見たとき、コモドのところで
 You must be on Holland American Line tour to go ashore --- no exceptions.
という風に書かれているので、あれっと思ったのである。

 行く前に調べた資料から、コモドは全島国立公園で、旅行者が自由に歩けるのは、船着き場と公園管理事務所周辺だけ、というのは知っていた。あとは、公園ガイドなしでは歩けないのである。公園入園料や自然保護寄付金、ガイド料などはいくらかということも書かれてあった(具体的な手続きは書いていない)。また、船着き場の周辺に、マーケットやダイブショップがある、とも書いてあった。

 この前にシドニーに上陸し5日間船を空けたので、ツアーどうしようと決めるまもなくこの日になってしまった。船内ツアーは2日前に締め切られているので、まあ、行ってみて買い物だけするのもありかな、と思っていたら、上陸も不可のようだ。このツアー以外は上陸不可という話には記憶が全くない。あらかじめわかっていれば、対応の仕方もあったのに。が、しかたがなかろう。ということで、今日は「コモド島沖停泊」。でもなんだかなあ・・・。

 6時半に起き、ウォーキング。天気は曇り、気温28°、湿度が高い。日の出は6時58分だとか、全く見えない。それどころか、細かい雨が降ってくる。

 右舷に島が大きく見えてくる。左舷にも島が見えてきて、波の静かな湾内に入っていく。Slawi Bayである。左に集落が見えてくる。浜に沿った50軒ばかりの家が並んだ集落。やがて停止。タグボートが3艘下ろされた。まわりは、木と草に覆われた山が取り囲んでいる。外は暑い。風もない。湿度84%。しばらくいると、汗がたらたらと落ちてくる。 テンダーボートが下ろされた。

 図書室に行き、ベトナムのガイドブックを借り受け、ベトナム語の数詞をメモ。こちらは、発音が難しい。中国語の影響を受けているのか、マーにも、いろいろなマーがある。発音記号がアルファベットに付けられているので、非常に複雑に見える。それに比べるとインドネシア語は簡単だ。言語としての歴史の新しさの問題?この船にベトナム人は乗っていないかしら。30分ほど作業。

 ちょうど昼食。

 その後プロムナードデッキで休憩していたら、暑くて、うとうとしてしまった。ちょうど、南国の昼寝の時間。

 起きてから、20分ジョギング。すぐに汗がびっしょりになる。明日のレンバー上陸は先が思いやられる。

 シャワーのあと、部屋で映画。フランス映画「グランブルー」けっこう怖い映画だった。窓の外は、コモド島の山の景色。船着き場はこういう感じ、テンダーボートにも、物売りの船が寄ってきていました。こんな大きな船が入るなんて、そんなにあるわけではないだろう。
 夕食は、シュリンプカクテル、ミネステローネスープ、白身魚のソテー。

 尚、最後の写真は、シドニーのトロンガ動物園で見た、コモドドラゴンです。これでも体調2mは遙かに超える大きなトカゲでした。

18771歩


 

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