2月16日(木)
DAY42
パペーテ(タヒチ)上陸
≪快晴のち土砂降りのパペーテ≫
今日は、上陸が7:00から、と早く接岸する。
日の出も6時過ぎ。時計を1時間バック(set one hour BACKWORDS)させているから5時50分に起きて、歩き始める。外に出ると、タヒチ島。険しい岩山がそそり立っている。この島は1周100数十kmなのに、標高2241mのオロヘナ山をはじめ2000m級の山がある。九州の屋久島の宮之浦岳1900mより高いのだ。文字通り海からそそり立っている火山である。
8時にギャングウェイから降り立つと、花を配っている。ウクレレで歌を歌っている。太鼓をたたいて歌う一団もいる。これまでで『最高』の歓迎ぶり。
ツーリストインフォメーションに行くと、地図もあり、行き届いている。さすが観光慣れしている様子がうかがえる。ATMと博物館への行き方を聞いた。Punauia bus、200Fだと。
事務所を出ると、看板。なんとフランス語、英語と並び日本語が書かれている。ここは日本人がたくさん来るのだ(ついでに言うといいお客さんなのだ)とこれまでの訪問地との違いを認識。
目の前は銀行。ATMマシンにカードを入れると、すんなりおろせた。ただ5000XPF (パシフィックフラン)指定すると、5000フラン札が1枚出たのにはまいった。これではバスに乗れないだろう。ちなみに、100XPF≒1US$≒80円。5000XPF札は4000円札である。あたりを少し歩いて、土産物屋で絵はがき5枚(@80F)買い、くずした。
フランス語の世界だ。何年かぶりで聞き、話すフランス語。本当は、ここに着く前に復習しておこうと思っていたのだが、『イースター島の悪夢』で辞書が壊れてしまい、できなかった。(フランス語辞書のカードが入っていたので仏和・和仏、旅行会話が使えた)が、ぼちぼち思い出していった。
バス停に行くと、次々とバスが来るが、Punauia busというのは行き先なのか何なのかわからない、運転手に聞いてみると、車体にオレンジのラインのあるバスに乗れ、と言われた。そうしてみると、車体に赤い線や緑の線が描かれている。これで行き先がわかるようになっている。しばらく待つと、来た。乗る時に「ア ミュゼドタヒチ?」ときくと、そうだ、と運転手の大柄な女性が答え、200フラン払って乗った。
10人ほど人が乗り込み出発。途中、バス停で手を挙げて、乗ってくる。海を時折見ながら30分ほどで「ここ、ビハインド」と教えてくれ、下りたが店があるだけで看板もなにもない。店先で博物館はどこ?と聞くと、道を戻るよう教えてくれた。
入口が見つからないので、話し中の男女に聞くと、道を教えてくれた。かんかん照りの、舗装工事中の道をひたすらまっすぐ海側へと行くと、小さな看板。そこを曲がると入口。なんとも質素な入口である。が、ロケーションは最高。青い海、遠くに島、打ち寄せる波、海岸には椰子の木と南国リゾートそのもの。
博物館は9:30開館。ちょうどよかった。600F 。自然、歴史、民俗、西洋人の来訪、この地の王と展示がされている。ティキのレプリカや『あやとり』、船の展示が印象的。ツアーのバスが止まっていたが、出発し、客は少ない。数人。暑くてたまらない。持っていた水もほとんど飲んでしまった。別棟で、台湾というテーマの特別展示があったが、こちらは冷房されており、しばらく涼んだ。
出てから海岸をしばらく歩いた。『パンの樹』というのを発見。実がたわわになっている。見るのは初めて。落ちていた実を壊してみると、粘りけがある。海にはサーファーがいる。絵に描いたような景色。
かんかん照りの道路をバス道路へと戻る。道路に出たところがショッピングセンターで、スーパーを見つけ、水とジュースを購入。喉の渇きを癒していると、バスが来た。急いで乗り込み、パペーテへ戻る。
12時半パペーテ着。郵便局で日本にはがき2通出す。280フラン。数字がだいぶ聞き取れる。あたりを見て回り、いったん船に戻り、午後買い物に行くことにする。これまで、余り買い物をしてこなかったので少しお土産でも買おう。着岸地が町に近いと便利だ。
船に戻り、シャワーを浴び昼食のあと、見物の続きと買い物に。
海沿いの公園は美しい。インターネットカフェは、カード660Fを買い、そこにかかれたID とパスワードで1時間Wi-Fiが使える仕組み。自分のPCなので楽。
マルシェの界隈やショッピングセンターを見て回る。パール博物館はちょっと外れにあるが、行ってみると、博物館は売り場のおまけだが、展示は興味深い。日本語の解説文もある。数組日本人客がいる。そのうち女性の組は、15万円の真珠を買っていた。町には、若い日本人カップルや、日本人ガイドに連れられて土産物屋に入ってくる日本人一行が見かけられた。お土産らしく数十個の何かを包んでもらっているカップルもいる。道標に、仏・英語とともに日本語が書かれているはずだ。
出たところでぱらぱら雨が降り出す。傘を出して歩いていると、ブーゲンビル公園のテントで、貝殻細工を作って売っている。雨宿りをかねて見て回る。小さなものを4つほど購入(4500F) 。雨はますますひどくなり、雷も。熱帯のスコールは話に聞いていたが、これほどすごいとは。いい経験だ。町の道路には水がたまりあふれるところも。洋服屋でパレオを買う。手でかがったものはさすがに高い。2枚求める(5800F)。ご当地のHINANOビール(270F×3)を買って、土砂降りの雨の中を船に戻る。バスの中から、HINANOの看板がいろいろなところに見えていたが、ビール会社だったわけだ。
夕食は、8階のリドキッチンでタヒチBBQをやっているだとかで、ひどく少ない。
シーフードカクテル、スープ、白身魚のソテー。
雨はようやく8時頃上がる。5時間近く続いた土砂降りだった。スコールのものすごさ。
すっかり日が暮れた夜の港の景色もいいものだ。となりには、大幸丸という日本の 貨物船が停泊していた。
朝早かったせいもあり、9時頃に疲れて寝る。
使った通貨 10000XPF (≒8000円)+5800XPF (カード)
35091歩
<<拡大した写真は後日UPします。>>