1月19日(木)
DAY14
リオデジャネイロ上陸
≪リオデジャネイロ・博物館巡り≫
5時に目が覚め、二度寝をしたら7時半になっていた。今日はウォーキングなし。たぶん体が睡眠を求めているのだろう。
リオデジャネイロの湾口にかかる自動車道路の橋をくぐり、港へと近づいている。
朝食のあと、「上陸グッズ一覧」で上陸の用意にかかる。今日は波止場に横着けされているので上陸は簡単。
突然、シティセンタに出る。この街は、ブラジリアに移るまでこの国の首都だったので、首都の機能がたくさん残っている。特に、経済・文化などの中心である。
ATMを探していたら、シティバンクの支店があった。ここなら手数料なしでお金をおろせる。手続きをすると、表示される金額が、40R$ とか90R$ とか140R$とかになっていて、その他の金額、というきりのよくない数字が並んでいる。140R$おろしてみた。あとでわかるのだが、100R$ おろすと、50R$ が2枚出てきて、非常に使い勝手が悪いから、こんな数になっているのである。融通が利かないというか、馬鹿というか、要するに用意できる通貨の最小の枚数で支払いするプログラムになっているから、こんな変な数字で運用されている。苦情が多かったから、こんな変な数字をメニューにのせたのだろう。所変われば、・・・・である。
にぎやかなリオブランコ大通りを進み、カンデラリア教会を見物に行ってみると、結婚式らしく着飾った一団が写真を取り合っていた。
さらに進むと、山の会の中島さんに勧められた店、「三浦」のあるビル。中に入ると、「リオの秋葉原!」というくらい、PC、電話その手の店だらけだ。昼に食べに来ることにして、すぐ先の、国立美術館に行く。向かいは市立劇場、隣は国立図書館の立派な建物。開いてないので回って聞くと、「10時から」5分前であった。
待っているうちに時間。8R$ 。ギリシャローマの彫刻から始まり、20世紀のブラジルの画家たちの作品まで、ゆったりと展示されている。館員が軍服のようなユニフォームを着て、軍人のように振る舞っているのはちょっといただけないが。歩いていると、のどが渇き、2回も給水器で水を飲んだ。
1時間ほど見た後、次の国立歴史博物館へ。15分ほどで着く。とにかく暑い。日差しが強く、くらくらするようで、途中公園で座り込み給水。歴史博物館は南国風の建物で、前の庭には椰子の木が並んでいる。こちらは6R$。最初の部屋で博物館紹介のスライドを見るのだが、冷房が効いていて座ってスライドを見るのがとても心地よい。こちらの建物は、比較的新しく造られたようで、全館冷房の、快適な展示棟であった。
次に、チラデンチウス宮殿に回ったが、こちらは2月から公開とあり、残念。
で、先の三浦レストランに持ったのが1時過ぎ。行ってみてびっくり。客がぎっしりで、ようやくカウンターに一人分の席を作ってもらう。みんな寿司を食べている。メニューを見ると、うどんがあったので、「三浦うどん」なるものと、ハイネッケンビールを頼む。見ていると、マグロやサーモンの握りや海苔巻き、さらに「海苔巻きの天ぷら」なんかを次々に食べている。中には、升で日本酒をやってる女性もいる。焼きそばののったプレートも結構出ているようだ。出てきたうどんは、細麺で、つゆの色が濃い割にはいい味で、おいしかった。久々の味だ。これで47R$。チャンスがあれば、明日もここで昼にしようかな。
その後、地下鉄で、国立博物館に行くことにする。
地下鉄のカリオカ駅に行く。地下鉄の切符売り場には、長い行列ができている。それをみてたじろいだが、意を決して行列に並ぶ。ポルトガル語しか通じなく、チャージできる切符PRE-PAGOと言ったのにくれたのは、シングルの切符。ただこちらの切符は、シングルも、チャージできる切符も、どちらも同じ大きさのプラスチックのカードなのだ。一回券の方は、カードを投入し吸い込まれてしまうが、チャージできるのは、タッチする、という仕組みになっていた。そんなことをようやく知り、再度並んで10回分チャージしたカードを購入。改札口から入ってみるとまたびっくり。カリオカのような2本の線が平行して走る大きな駅では、人の流れが一方通行になるように作られている。つまり、電車が来ると降車口が開き、次に反対側のドアが開いて乗車口になるのだ。当然、上り(北行き)と下り(南行き)は全く違うホームになる。ということに改札を入ってから気がついた。北行きに乗りたいのに南行きしかこない。仕方なく、一つ南に戻り、ここは小さな駅だから上り下りが同じホームから出ているので反対側に乗り換えればよかったのに、改札を出てしまってからこのことに気がついた。3.1R$の授業料であったが、これでリオの地下鉄には乗れるようになった。
5つ先の駅で降りて、公園に中を行くと国立博物館。建物は、昔のコロニアル様式の大きな建物。3R$。建物の割には展示スペースが小さく、一部分しか使われていない。こちらはエアコンは全くなく、ところどころの部屋で窓からの風が心地よい。歴史博物館があるので、こちらは自然史博物館という位置づけであろう。
4時になったので、船に戻ることにする。地下鉄に乗り、ウルグアイアナ駅で降り、プレジデンチバルガス大通り、リオブランコ大通りを通り、波止場に戻リ、乗船。途中で買ったビールが冷えていて、カラカラに渇いたのどに染み渡る。シャワーを浴びると夕食時間。サーモンの前菜、トマトスープ、ミートボール入りスパゲッティ。今日は、上のレストランでアメリカンバーベキューだとかで、メインダイニングはがら空きだった。
明日は、コルコバードの丘に行き、イパネマのビーチに足を伸ばそう。
スターウォーズはエピソードX。映像の古めかしさが目に付くが、30年前にしては上出来だ。
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