1月13日(金)
DAY7
ベレン(ブラジル)上陸
≪南米大陸への第1歩≫
朝5時半に起きてウォーキング。
海の色が、泥の流れになっている。これが大アマゾン川の河口か。向こう岸は霞むほど遠い。アンデスの山並みを発し、南アメリカ大陸を横断し、大量の泥と栄養を大西洋に注ぎ込んでいる。
朝食ののち上陸の支度。
今日は、南米大陸初上陸の日。アマゾン川河口の町、ブラジル・ベレン。
ここでは、沖に停泊したまま、テンダーボート(渡し船)で上陸、その後シャトルバス約1時間で市街地へ。行くまでに1時間半くらいかかる。
8時半に出発。テンダーボートが横付けされて待っている。結構波が高く、揺れている。
乗り込んで10分ほどで船着き場。何艘もの船が待っており、混んでいる。ようやく上陸。
記念すべき、南アメリカ大陸の第一歩。とにかく暑い。日差しが強烈だ。道路まで歩き、シャトルバスに乗り込む。1時間で町の中心。プレジデンチ・ハルガス通りとエスタサン・ダス・ドッカスの交差点。
エスタサン・ダス・ドッカスは元の倉庫を再開発した、新しい施設で店やレストランが入っている。ここのATMでブラジルレアルRを100R入手。1US$=1.8Rだから、1Rが50円弱。そのとなりが、ヴェロペーゾ市場。果物、野菜、肉、魚、穀物、民芸品などの店がブロックを作っている。食べ物屋台のブロックもある。
海に沿って歩くと、真っ黒なハゲワシがえさをあさっている。公園を過ぎるとカステロ要塞(2R)。昔のポルトガルの要塞の跡。隣が宗教美術館(Museu de Arte Sacra、4R)で礼拝堂や展示室がある。かつてポルトガル人は、このような物を持って世界に布教していったのか、と言う感想を持った。
市内には、電車の線路の跡が残り、これに沿って、店がずらりと並んでいる。衣料品が多い。南に1kmのところにあるマンガル・ダス・ガルサス公園はとてもいい公園だ。中央に塔がありこれに登る(3R)と、公園の全景、そしてベレンの高層ビルが建ち並ぶ町並み、そしてアマゾン川が見える。ここに来て初めて、ベレンはアマゾン川の町なのだ、と実感する。公園には、マングローブ林があり、白鷺や真っ赤なショウジョウトキがいる。歩いてプレジデンチ・ハルガス通り沿いに、シャトルバスに戻る。近くにY.YAMADAなるスーパーマーケットがあり、ハイネケンを買って帰る。2時にシャトルバスが出て、テンダーボートで帰船は3時半。暑い中、疲れた一日だった。
シャワーを浴びて一休みすると、もう夕食。この日のテーブルはフェリンと2人で、彼女が、朝鮮戦争の頃東京に1年いたこと、その後大阪に行ったことなど聞いた。
それから、ビデオを見て、寝てしまった。
部屋に戻ると、「赤道通過証明書」Crossing The Equator Certificateなる書類が配られており、それによると、January 13,2012,01:20am 00°00’.000 047°47.300’W であるそうな。
6つめの大陸に足を運んだ日、2012年1月13日。
使った通貨 20.70レアル(≒870円)
29530歩