2月29日(水)
DAY54
シドニー上陸5日目・ケアンズへ移動
≪シドニー名所巡り(つづき)≫
今日はシドニーからケアンズへ、一足先に出ていった船を追いかけて行く日。飛行機が午後1時30分発なので、午前中は、オーストラリア博物館とハイドパークに行く。
宿を8時半にチェックアウト。荷物は預かってもらい、出発。
9時にハイドパーク脇の、オーストラリア博物館へ。
開館が9時30分なので、ATMでお金をおろし、公園を一回り、広い公園で、木や花、鳥もゆったりしている。博物館の隣にあるセントメリーズ大聖堂は、天に向けてそそり立つ2本の尖塔が印象的である。中は、美しいアーチにより広い空間が作られ、窓にはステンドグラスもすばらしい。
9時半に戻ってきた博物館(入場料15$。)では、TIWARRA KUJU THE CANNING STOCK ROUTEという名の特別展を行っていた。オーストラリア西部のアボリジニの文化についての展示である。入るとすぐに、「白瀬日本南極観測隊100周年記念」とかいうコーナーがあり、びっくり。
特別展で展示されているアボリジニの絵画を見て驚くのは、その色、形の鮮やかさである。美術館に行くのは好きだが、絵を見ても、現代美術だけはよくわからない。西洋の美術が何百年もかかってたどり着いた現代美術の諸作品と、このアボリジニの絵と、違いがわからないのである。何点かお目にかける。ただ、アボリジニについては、オーストラリアの歴史の中で、いろいろな問題をはらんできたが、この博物館の展示は、そのことをよく物語っている。一番衝撃なのは、彼らを繋ぐための、首輪。この現物が写真とともに展示されている。これに繋がれて写真撮影される方の気持ちはいかばかりかと。前に映画「オーストラリア」の事を書いたが、この中でも、「白豪主義」と言われた時代に触れられている。
さて、昼に日本食を食べようと行ってみたが、11時30分開店。時間的には、間に合わなくもないが、e-ticketを印刷する事ができず、手続きで手間取って焦りたくないのであきらめ、ドメスチック空港に行く。
セントラル駅は、昨日に来たので様子はわかっているが、たばこの売店に”Smoking kills”と大きな表示がしてあるのは気がつかなかった。たばこについては、日本は、税収との関係で及び腰だが、このようにはっきり言う方がよい。ドメスチック空港はインターナショナルの一つ手前なので、10分で空港着。
空港に着くとカウンターが見あたらず、自動マシンばかりなので、画面を覗いてみると、いろいろなチェックインの方法が書いてある。パスポート、を選ぶと、パスポートを読み取り機にかざすよう指示される。乗る便が表示され、よければボタンを押すと搭乗券が出てくる。たった3分。手続きは何のことはない。がらがらで、あっという間にゲートまで行けてしまった。国際線ではないから、出国手続きも税関もないので、あっけないほど簡単だった。こんなことなら、ゆっくり昼を食べてきても、十分間に合ったのに・・・。ということで、中華の店で「シャンハイヌードル」とやらを食べる。
1時30分に離陸。ケアンズまでは3時間弱。機内食まで出た。着くと、1時間時計を戻したので、3時半に着いた。
空港のSunPalmTravelのカウンターで、バスの券を15$で購入し、目的地を運転手に伝えると、次々に寄って下ろしていってくれる仕組み。「トリニティワーフ、クルーズシップ」というと、船の前まで付けてくれ、ここでいいか確認し下ろしてくれた。4日ぶりに船に戻る。
夕食の5:30には間に合っているが、6時〜7時に、イミグレの手続きで出頭するようメモがあるので、食事は、リド・レストランで取ることにする。
今日は、Outback BBQだとかで、プールサイドにカウンターが並んでいる。(outback:未開拓の、奥地の《豪》)
そこでブライアン夫妻に会い、一緒に食事中に、予定が変わり、この船は今夜3時に出航すると聞く。明日もケアンズのつもりでいたので、びっくり!(ということで、寄港地のスケッチも、訳のわからない夜の景色になってしまった。)
17249歩
<<拡大した写真は後日UPします。>>