「山体崩壊と水の働きでできた明瞭な扇状地形」

七日原扇状地・屏風岳・馬の神岳・後烏帽子岳で形成された崩壊地形から水の働きにより運ばれた土砂が堆積して出来た扇状地地形。
・扇状地は、山頂や山腹で崩れた土砂が、水の力で徐々に運ばれてできた扇形の地形。水は、土砂を堆積させながら流れを変えることから中心部から、徐々に外側に流路を変えていく。(北側はほうずき沢、南側は秋山沢川)
・土砂がたまってできたことから、水を浸透させやすく伏流水を伴う。
扇状地の上には、流れ下った土砂の上に火山灰が堆積し、植物の腐食と共に黒ボク土ができる。黒ボク土を生かし、高原大根の栽培が盛んとなっている。
・高原の避暑地として別荘も数多く建てられている。
蔵王酪農センター・戦国時代、七日原扇状地は、軍馬の生産地であった。
・昭和35年に、酪農経営を電化・機械化することをめざし、(財)酪農電化センターとして神奈川県でスタートした。
・昭和39年に蔵王町に110ヘクタールの土地を確保し、酪農を開始。
・昭和55年からチーズ工場建設。名称を現在の(財)蔵王酪農センターに変更した。
・東京ドーム20個分の牧場規模(100ヘクタール)を誇り、直売店や、体験館の設置、搾乳ロボットの導入など革新的な事業を進め、現在おいしい乳製品を生産・販売するほか、酪農体験や手作り体験、牛舎見学の受け入れ、バラ園の開設など多岐にわたる取り組みを進めている。
・クリームチーズ、チーズドリンクモルク、多種多様なチーズなど人気商品は多い。