5月6日 ハンマースプリングからクライストチャーチへ
9:20ハンマースプリングYHAカカポロッジ出発。
この日は、クライストチャーチまで。
昼前に、クライストチーャチに到着。今夜はYMCAに泊まる事になる。
2時間ほどクライストチャーチ博物館を見学。
14時にチェックイン。
YMCAは、建物は大きく立派だが、キッチンは貧弱。小さくて需要に応じていない。中に、カフェやレストランがあるためだが。
明日からの行動に備え、買い出しに、サウスシティモールという商業施設に行く。大きなモールで、スーパーマーケットも入っている。
次に登山用品店カトマンドゥの店を探しに別のモール、リッカートンモールへ。ここで、カトマンドゥの店を見つけて買い物。
夕食もモールの中のフードコートで食べる。
食後、宿へ。
5月7日 アーサーズパスへ
8:45クライストチャーチ出発。アーサーズパスへ。町を出ると、遠くのサザンアルプスの山々は、真っ白に雪化粧。白い山脈が延々と続くとてもいい景色である。73号線沿いに進む。
途中、キャッスルヒルで、ミニトレッキング。石灰岩の巨石群がある丘である。浸食されて、いろいろな形の岩が乱立している。ここで約1時間。
少し先にあるCave Streamで鍾乳洞を見る。ここでは、鍾乳洞の入口の出口に行く道が付けられている。ケーブストリームという川の流れが、石灰岩の台地を削り、中に鍾乳洞ができたものらしい。
そこからしばらく行くと、ワマカリリ川の広い河原で鉄道(ミッドランドライン)と併走する。そこから、支流ベアリー川に沿って走ると、アーサーズパス(Authur's Pass)。国立公園になっているが、集落としてはとても小さい。
昼食をDOCの駐車場で取り、DOCを見学。地図を購入。
その後アーサーズパスYHAに宿を取る。
2時頃、デビルスパンチボウル滝を見物に行く。急な登リ道を進んでいくと、この滝に出る。ここを下りて、ブライダルベール滝を見に行こうとアーサーズパスウォーキングトレックを進んだが、それらしきものがない。実は、滝は、道からかなり離れたところにあったので、見つからなかった。
宿に戻り、夕食。この夜は快晴で、、南十字星など星が美しかった。
5月8日 アバランチピークに登る
アバランチピークの地図(NZTopoにより作成)を開くアバランチピークは、1833mの頂で、DOCの前からアバランチピークトレックが延びている。周りの山が雪で白くなっているのでどうかとDOCで訪ねると、さほどでもないとのこと。歩き始めの標高は約750m。1000m少しの登りである。
8:00に宿を出て登山口には8:05。登り始めは、急登に次ぐ急登で、樹林の中を、ひたすら高度を稼いでいく。標高1200mの地点で、尾根に出て、展望がよくなる。ここには9:30に到着。
10:25に標高1500m。ここから少し緩やかになる。少し岩の間に新雪が見える。
最後にまた岩だらけの道の急登を上り詰めると、石だらけの細いリッジを通り山頂。11:20に到着。回りは、360度の展望。
北にローレンストン山(2275m)と大きなクロウ氷河を始めいくつもの氷河が見え、東は谷を挟んでアトケン山(1858m)カシディ山(1850m)などの山々。南は遙かに白いサザンアルプスの山々。
昼食の後、下山開始。山頂部は細いリッジ。下りは、別の道(Scotts Track)を取る。やはり1200mくらいまでは展望が開け昨日行ったデビルズパンチボウル滝が見えてくる。そこを過ぎると、樹林帯。登山口には14:17に到着。約6時間の登山活動は無事終了。
クライストチャーチに戻り、今度はYHAに泊まる事に。
夕食は外食。ところが、町の中心部は、この前の地震の被害を受け、立ち入り禁止の真っ暗なまま。ようやく、宿の近くのビストロで食べ物にありついた。
5月9日 アカロアとリトルトン見物
この日は、予備日であったが、すべての行程がうまくいったので、クライストチャーチ郊外の2つの町を見物に行く。アカロアはクライストチャーチから80km余り離れた、バンクス半島にある港町で、フランス系移民によって開拓された町。フランス植民地時代の雰囲気が残っている。
地名もフランス語、教会、コテージなど古い建物もフランス風の港町である。朝から出かけ、半島の観光用道路で景色を見ながら到着。見物の後、ここで昼食。
次に、リトルトンは、クライストチャーチの外港。元々、植民地に来た人々は、ここに上陸したらしいが、平地が少なく、クライストチャーチに町を作ったらしい。港と町を結ぶトンネルが掘られて、交通の便がよくなり、今ではクライストチャーチの一部分。残念だったのは、タイムボールステーションという港の船にグリニッジ標準時を知らせる仕掛けがあるのだが、先の地震で壊れてしまい、復旧の見通しが立たないとのこと。
帰りに、クライストチャーチの外れにあるサインオブタカヘによるが、これも見ることができなかった。
最後にハグレー公園を散策。宿に向かう。
5月10日 レッドゾーンツアーのバスで震災の被災ブロックを回る
帰国前日のこの日は、先の地震の被災ブロックを回るレッドゾーンツアーのバスに乗り、立ち入り禁止区域を回った。市街の中心部のかなりの部分は、現在でも立ち入り禁止になっている。この地震が、東日本大震災の2ヶ月前だったことを考えても、復興がいかに大変かわかる。
何枚かの写真を御覧頂きたい。
地図
アーサズパス地図:NZTopo50-BV20 Otira 1:50000 ISBN 9414264222206 DOCで NZ$9.00http://www.topomap.co.nz/ で arthur's pass を検索