はじめに
2017年7月に、17日間、スイスのエンガディン地方の山旅をした。これは、スイスの南東部、イタリアとオーストリア国境に近い地方であり、サンモリッツに7泊、ダヴォスに4泊、チューリッヒに3泊した。同行は、山の会の6人。一昨年のチロル、昨年のドロミテ地方に続く、イタリア・オーストリア国境に近い山を歩いた。7月7日に日本を出、チューリヒから鉄道でサンモリッツに移動した。7月9日(土) ピッツネイル
ロープウェーでピッツネイルに登る。山頂には、カモシカの銅像がある。
中間駅のコルビグリアまでロープウェーで下り、ここからハイキングで下の駅シャンタレアまで歩き、町に戻る。アルプは花がいっぱいだ。花を見ながら、ゆっくり下る。
7月10日(日) コーツ小屋
バスで、コルバッチに行き、ロープウェーを乗り継ぎ、山頂駅に行く。寒い!目の前は雪!しばし待つと、雲の中から頂が現れた。中間駅のムルテルまで下り、ここから歩き始める。
約6時間後に、スイス山岳会のコーツ小屋着。泊。2食付きで約80CHF。小屋の前は氷河の風景!夜大雨、雷
小屋には、奇妙な階段。1歩目を右から出さないと、登れないのだ!
7月11日(月) ポントレジナまで下りる
8時に小屋出発。湖経由の道を下る。U字谷の底を歩く道。ロゼック小屋レストランで昼食。馬車を横目にひたすら下り、2時にポントレジナ着、鉄道でサンモリッツへ戻る。セガンチーニ美術館見学。三部作、見事。
7月12日(火) ベルニナエクスプレスでティラーノへ
サンモリッツ駅からベルニナエクスプレスのティラーノ行きに乗る。ベルニナエクスプレスは、山岳鉄道として、世界遺産の指定を受けている。ループ橋など見どころが多い。この鉄道は、箱根登山鉄道と姉妹鉄道となっており、列車の名に使われたりしている。12時ティラーノ着、市内見物。
13時ティラーノ発。
オスピチオベルニナ駅で下車、ラーゴ・ビアンコのほとりをアルプグリュムに向けてハイキング。アルプグリュムからサンモリッツに戻る。
7月13日(木) セガンティーニヒュッテ
バートポストBSよりバスでムオータスムラーユのケーブルカーに乗車。山上駅から標高差400m登り。
11:50セガンティーニヒュッテ。サンモリッツの谷の景色が一望できる。下って、アルプラングアルト。リフトで下り、ポントレジーナ着。鉄道でサンモリッツに戻る。
7月14日(金) マローヤとソーリオへ
セガンティーニの足跡を訪ねて、バートポストBSからポストバスでマローヤへ。プロモントーニュで乗り換え、ソーリオ着。村を散策。教会が美しい。ソーリオからカスタセーニュへのハイキングコースを歩く。ここは、イタリア国境のすぐそば。マローヤへ戻り、古城を見学、セガンティーニの描いた山名盤がとても良い感じ。セガンティーニアトリエは閉まっていた。
7月15日(土) ダヴォスへ移動
サンモリッツからダヴォスへ移動。ダヴォス到着後、ヤコブスホルン山頂へロープウェーで登り、展望の後、下る。
7月16日(日) パノラマヴェックを歩く
パルゼンバーン鉄道駅へ。ケーブルカーを2台乗り継ぎ、ワイスフルーヨッホ駅へ。
さらにロープウェーでワイスフルーギプフェルで展望。下り、ワイスフルーヨッホから歩いて下る。パノラマヴェックを北へ。パレゼンヒュッテを経て、ゴッティッシュナグラートから下りクロスターズプラッツ駅へ。
マーモットが顔を出していた。
7月17日(月) ヤコブスホルンからセルティックへ
ヤコブスホルンへ。セルティック村への道を下り始める。バイクの初心者向けコースのようで、たくさん走っている。12:30着。8番のポストバスで、ダボスプラッツ駅へ。
その後、シャッツアルプ鉄道でシャッツアルプへ。植物園を見学。高山植物の花が咲いて美しい。
7月18日(火) マドリザへ
クロスターズドルフ駅からマドリザ鉄道のロープウェーで登る。展望台まで往復後下山し、鉄道でダボスドルフ駅へ。
7月19日(水) クールで観光、チューリッヒへ
チューリッヒへ移動。有名な、ラントバッサー橋を通過する。ライン川の合流点もすごい。氷河急行のルートでもある。途中、歴史の町クールでストップオーバーし観光。古い教会がいくつもある。その後チューリヒに着き、アパートへ。
7月20日(木)ルツェルン観光
日帰りで、チューリッヒからルツェルン観光。有名なカペル橋やライオン像をはじめ、町中には見るべきものが多い古い町である。。
7月21日(金)チューリッヒ観光
チューリッヒ観光、古い教会を見学の後、チューリヒ湖の遊覧船に乗船。湖からのスイスの景色もまた良い。
国立美術館はさすが、ジャコメッティはもちろん、印象派をはじめ多くの絵画とともに、セガンティーニもたくさんある。国立博物館は工事中の臨時展示のみ。
翌日帰国の途へ。23日帰国。