TMB ツールドモンブランを歩く


ツールドモンブラン(Tour du Mont Blanc)は、アルプスの最高峰モンブランの周りにあるトレッキングコースで、フランス、イタリア、スイスの3カ国を約150kmにわたって歩くコースだ。2008年夏、9日間で歩いた記録である。今回歩いたコースを地図でたどると距離にして約120km,登りの高度累計で7000m以上であった。
第1日 第2日 第3日 第4日 第5日 第6日 第7日 第8日 第9日

第1日 8月20日(水) 

シャモニー(Chamonix Mont Blanc)⇒ミアージュ小屋(Chalet de Miage)

ジュネーブを8時に出発したバスは、1時間半でシャモニーへ。 ツーリストオフィスで情報を集め、ミアージュ小屋の予約をし、買い物をして、バスでレズ−シュヘ。 モンブランの登山口、ニーデグルへの鉄道の乗場ベルビューへロープウェーで向かう。ベルビューは雲の中。なにやら暗い幕開け。ここで道標を確認して、ミアージュ小屋へ向かう。標識では2:40。はじめ、斜面をトラバスする道、そこからビオナセイ氷河の末端を経て、吊橋を渡り、トリコット峠へ400m登り峠から600m下る。途中からガスが晴れてきた。 ミアージュ小屋は集落の真ん中にある。庭のテーブルでコーヒーを飲んだりおいしそうなケーキを食べたりビールを飲んだりしている。3:50早めのチェックイン。 シャワー、乾燥室、水洗トイレ、二段のカイコ棚式の一人1枚のマットのある寝室。シャワーを済ませ、外のテーブルでビール。4000m以上あるミアージュのドームの白い峰が見え隠れし始める。遠くで放牧された牛のカウベルの音。3時間ほどすると夕食。陶器のデカンタのワイン。巨大なジャガイモ入りのオムレツ、サラダ、パン。ボリュームたっぷり。デザートのおいしそうなケーキは、パス。食後、空は晴れてきた。が、9時に寝てしまう。まだ、時差ぼけの影響が残っている。 1時過ぎに目を覚まし外に出てみると、月が昇り始めている。写真を撮る。うまく取れるかどうか・・・。寒くなって、またベッドに入り寝てしまう。
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第2日 8月21日(木) 

 

ミアージュ小屋(Chalet de Miage)⇒コンタミンヌ(Contamines)⇒ボンノム小屋 (Refuge du Col de la Croi du Bonhomme)

翌朝は7:30に目が覚めた。食事を済ませる。フランスの朝食は、カフェオレとパン、バター、ジャム、蜂蜜。ちょっと物足りない。霧の中だったが、見る見る晴れ上がり、正面にドームがそびえている。
荷造りをして、8:40に出発。400mの登りで9:20トゥルク小屋に着く。すばらしくいい景色。ここからコンタミンヌヘの下り。どんどん下って10:15バス停に。バスまで時間があるんで、町まで降りてしまう。町は結構にぎやかだ。ここで本日の宿ボンノム小屋へ予約電話。1/25000の地図2枚を買い、銀行のATMでお金を下ろし、午前中に3本あるバス(1e)でノートルダムドラゴルジュへ。
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ここから登り始める。結構きつい。人がたくさんいる。持ち物から見ると日帰りのようだ。1時間でナンボーラン小屋、さらに1時間でバルム小屋。ここから3時間半の行程。ベジェ湖の分岐のところで、家族連れやハイカーは左の湖の方に行き、TMBを歩く人の数はごくわずか。ボンノムのコルに向けて、歩いても歩いても景色の変わらない道を進む。ようやく3:30に峠。標高300m。沢では高山植物が咲いている。
峠を過ぎると緩やかな登りでトラバス。1時間でCrox du Bonhommeのコル。眼下にCAFの立派な小屋が見えている。チェックイン。4人用の2段ベッドの部屋にフランス人の若者が一人いた。この若者は、自炊しながら歩いている。シャワーを済ませ、ビール3.8e。7時から食事。夕食時には、約50人が食堂にいた。収容能力100人というから、半分くらい。
スープ、ビーフブルギニヨンとクロセットという名のパスタ、パン、チーズ、ケーキのコース。うまい。誰かの誕生日だったらしく、ろうそくを立てたチーズケーキとシャンパンが回ってきた。
食事中に小屋の従業員が、電話がかかっているからでろ、という。一体誰かと思ったら、シャモニー観光局のベルナデットさん。メールが手違いでと届かず今日見たとのこと。心配で電話そしてくれたのだそうな。何とかなってる旨伝えると、最終日のシャモニーは大きなイベントがあるので宿をとっておくほうがいいとのことなので、お願いした。
夕暮れ、夕焼けが美しい。シルエットにカモシカまで出てきていい景色だった。
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第3日 8月22日(金)

ボンノム小屋 (Refuge du Col de la Croi du Bonhomme) ⇒セーニュ峠(Col de la Seigne) ⇒エリザベッタ小屋(Refuge Elisabetta)

6時起床m6:30朝食、支払い45.5e、エリザベッタ小屋の予約をしてもらう。7:35出発。昨夜、ベルナデッドさんから今日の天気予報は午後雨所により雷、と聞かされたので、とにかく国境を早く越えなければ、とあわただしい。
Croixまで登り返して、フール峠をめざす.このコースはVarianteとなっているが、峠の雪解けが遅いかららしい。8月末なら大丈夫だろうとこちらをとる。シャピューの村を経由するより近く自動車道路を通らなくてもよいからである。
フール峠に8:20。峠には少しであるが残雪があった。この傾斜で雪に覆われていれば、アイゼン無しでは怖いであろう。峠を過ぎると、どんどん下ってゆく。途中、登りのパーティに何組かあっただけで、見渡す限りの広々とした景色の中をただ一人で歩いてゆく。途中から車が通る道になり、9:55クレーシャーの村に着く。
駐車場があり、ここから歩き始める人たちもいた。広い道を30分歩くとモッテ小屋。ロバと馬が何頭かいる。ここでは、頼むとロバが荷物を国境のセーニュ峠まで運んでくれるそうな。が、横目で見ながら、九十九折れの急坂を登ってゆく。時々、荷物を運んでいく馬が通る。途中から小雨が降り始め雨具を着る。峠が遠くに見えているが、歩けども歩けども景色が変わらない。
12:35ついに峠に着く。雨は上がった。セーニュ峠。フランスとイタリアの国境。標識の石があるだけで、何のことはない。
が、イタリア側には、これまで見えなかった山々が見える。そのなかにモンブランの山頂もある。ここから先は、フランスではなくイタリアなのだ。ここで湯を沸かして、カップ・スパゲッティを作り昼食。
昼食後、峠を下り今夜の宿,エリザベッタ小屋に向かう。途中の小屋の看板や標識がイタリア語に変わっている。道が緩やかになったころ小雨。もうすぐ小屋なのだが、雨具を出す。
道は平らになり両側が削られて、U字谷の底を歩いている感じ。しばらくすると、右側の斜面の氷河の下に小屋が見えてきた。これがエリザベッタ小屋。
なお、これまで、[小屋]という言葉で表現したが、この地域では、石で小屋を作っているので、日本の山小屋に比べて、がっちりとしている上、規模も大きい。3〜4階建の建物で、フランス語では、REFUGEという言葉であらわされている。雨の中、坂の上のエリザベッタ小屋に駆け込む。
チェックイン.ここはイタリア語の世界だ。シャワーは50リットルのコイン、夕食は7時、寝室はここ、などを聞いて、落ち着く。ここはイタリア山岳会が経営している。3段ベッドで、建物は3階建て、結構合理的に設計されている。シャワーを浴びて一息ついてビールは2.5e、夕食は野菜スープ、豚肉ソテー、マッシュポテト、グリーンサラダ、りんご1個。途中、ベルナデッドさんからシャモニーの宿が取れたとき連絡あり。日本語を話すのが懐かしい。
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第4日 8月23日(土)

エリザベッタ小屋(Refuge Elisabetta)⇒クールマイユール(Courmayeur)⇒ベルトーネ小屋(Refuge Bertone)

6時起床、6:30朝食7:00出発。支払い48.10e。ベルトーネ小屋の予約をしてもらう。小屋を出てコンパル湿原の脇を通る道を1時間で橋。ここから尾根へ取り付く。ウシの群れの中を通ったりして600mを1時間半で登り標高2440mの尾根に来る。谷の向かいにはモンブラン山頂が見え隠れしている。ここからこの尾根の左側にモンブランならグランドジョラスまで連なる山脈を見ながらの「山上のプロムナード」。真っ白なモンブランの頂は雲に隠れては見え、左前方にはグランドジョラスの黒い山体が見えてくる。1時間半ほどでスキー場の山小屋「古い家」ビーユメゾン.ここから下りリフトがあるはずが、動いていない。 クールマイユールまで歩いて降りる。 12:30クールマイヨールに着く。石畳の細い路地を抜けて、バスターミナルへ。ここでトマト味のパスタの昼食。切手を買いはがきを投函し町の東側に抜ける道を通ってベルトーネ小屋へ。1000mの登り。フランス人の子供のグループと抜きつ抜かれつ歩く。3:45ベルトーネ小屋。モンブランを望む絶好ポイント、だが雲をかぶっている。 日本にはがきを書いて15枚ほど日本に送る手配。このころモンブランの雲がなくなる。フランス側の景色とは違ったモンブランの姿。夕食は7:00、フランス人のグループとおなじテープル。野菜スープ、ソーセージの煮物、卵とチーズをオーブンで焼いたもの、えんどうとにんじんの煮物、デザートは缶詰のフルーツ、ワイン0.5g、前の席のフランス人と話を少々、カメラのバッテリーを充電、ここは支払いは夜だったようで、明日の朝支払うように言われる。システムが違うんだなあ。夜中に起きると、降るような星、星空とモンブランのコントラスト。写真を撮らず、残念。
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第5日 8月24日(日)

ベルトーネ小屋(Refuge Bertone)⇒エレナ小屋(Refuge Elena)

6:45起床。朝食、支払い45e。エレナ小屋の予約をしてもらう。快晴。7:50出発。10分で展望台。モンブランからグランドジョラスまでくっきり。今日の稜線は、左手に山岳屏風絵の雰囲気。9:00ピークで一休み。白いモンブランと黒いグランドジョラスが対照的。ピークに柵がある。何だろうか?稜線にモンブランを映す池がある。カール壁を歩き、10:10Tefe de la Trouche のピーク。絶景!ここでしばし休憩。昨夜話したフランス人夫婦がいる。ここは、ツールドモンブランの中でも見物の一つだろう。早回りのツアーでは、クールマイヨールからバスでアヌーバまで行ってしまい、省略しているようだが・・・・。急な下りを100m、峠に出る。左に行けばTMB、多くの人は右に降り、クールマイヨールに戻っている。昨日から、土日に一泊の旅をしに来たのだろう。 TMBは左のカールに続いている。カールの底に小屋があり、ここでガスをつけ昼食。ここから、地図上ではTMBは峠を越すようになっているが道標は下るようになっている。また、フランスのIGNの250000分の一地形図では、3630のCHAMONIXと3631のST-GERVAISの両方から外れているので注意。(50000分の一には入っている。)2521mのアントレ峠を越える道をとる。峠から最後のモンブランの姿。下るとボナッチ小屋、さらに下って自動車道路に出る。バス停を確認できず、少し歩くとバスが通過。暑い道路をテクテク歩く。終点アヌーバで一休み。ここから、エレナ小屋に向け、200mの登り。途中で初めての日本人グループに会う。程なくエレナ小屋。この小屋は新しい。ベッドもシャワーもゆったりと作られている。 夕食にはパスタ、肉と野菜、チーズと卵を焼いたもの、リンゴがでた。9時過ぎ、子供が騒々しく引率者に怒られていたが、寝た。
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第6日 8月25日(月)

エレナ小屋(Refuge Elena)⇒フェレ峠(Grand Col Ferret)⇒シャンペ(Champex)

今日はイタリアからスイスに行く日。朝7時朝食、7:40出発。イタリア・スイス国境のフェレ峠への登り。8:55に峠に着く。これまで歩いたイタリア領が見渡せる。スイス側はゆったりとした下りの道。フリーからシャンペまでバスで行くつもりでゆっくり下る。フーリに111:30。村の入り口でバスの時刻表を見て、スーパーで買い物は後にして、レストランで昼食。マカロニの料理を注文すると、パン、サラダにペンネ・ハム・ジャガイモにチーズをのせてオーブンで焼いたものがでた。おいしかった。さて、次は買い物、と思いきや、スーパーは12:00〜14:00昼休み。ここはイタリアなのだ!バスの時間まで1時間半以上あるので、村をぶらぶらしていたら、それらしいバスが通った。変だなーと思いつつバス停はどこか聞くと、郵便局の前だという。そこの時刻表を見ると、8月21日からダイヤが変わっている!次のバスは2時間半後!このまま待ているのもいやなので、途中からバスに乗ることにして、TMBを歩き始める。途中FORT付近で3時。ここからシャンペまで歩くと6時過ぎるので、バスに乗る。バスは鉄道のオルジエール駅経由でシャンペに向かう。駅での待ち合わせ時間に宿を予約した。5:10シャンペ着。バスは20人くらいの子供が乗っていてうるさい。走り回り、途中で運転手が車を止めて、子供たちをしかって、その引率者の大人にも何か言っていた。この国も一緒か・・・・。バス停に着き運転手に宿の場所を尋ねると子供をつれて来て、この子の家が宿だと教えてくれた。一緒に歩いて行ったのがこの日の宿、エンプロネールであった。一人用の部屋は空いてないというのでドミトリー。この宿の寝室は窓に向かって居心地がよい。荷物を片付けて、シャンペ湖のほとりまで散歩。何軒かホテルや店が並んでいる。雑貨屋で絵葉書を買い、郵便局の自動販売機で切手を買い湖畔のレストランでビールを飲みながら葉書を書いた。いい景色だ。宿に戻ると夕食。野菜サラダとチキンカレー。大館でTAをやっていたというスコットランド人夫妻(奥さんはアリゾナ出身)と同席し、いろいろと話をして盛り上がる。
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第7日 8月26日(火)

シャンペ(Champex)⇒フォルクラ峠(Col de la Forclaz)⇒トリアン(Trient)

今日はフォルクラ峠まで。晴天。8時に出発しシャンペの村を過ぎ、林の中の道をから草原の道へとを600m登ったボビヌというところで昼食、途中、マウンテンバイクの3人連れとすれ違う。こんな所に、という急坂。遠くスイスアルプスが見えている。そこから400m下るとフォルクラ峠。車の行き交う音がうるさい。峠にも宿があるが、ここから200m下ったトリアンで宿を探す。ルレドモンブランという宿で個室OK、49.3E久々に部屋でくつろぐ。この宿では5時から7時まで雑貨屋の店が開店する。村の人の買い物時間。食料を少々調達する。夕食は、スープ、サラダ、チキン煮込み、えんどう豆入りライス、このルレ(Relais)とは、リレー、という意味で宿駅ということらしい。久々に、広々とした部屋で寝る。窓からは、アルプスらしい山と教会の景色。
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第8日 8月27日(水)

トリアン(Trient)⇒バルム峠(Col de Baim)⇒モンテ峠(Col des Montets)⇒アルジャンティエール(Argentiere)

今日は、バルム峠を越えてフランスに戻る。7:50に出発。8:20村はずれまでは平ら、ここから樹林帯の急登が続き、9:35にやっと樹林帯を抜け、はるかにバルムの小屋が見える。そこから1時間、10:40についにバルム峠へ到着。峠に立つと、突然、モンブラン、シャモニ針峰、赤い針峰という大展望。「峠を越す」という言葉はまさにこの通りだと実感。30分ほど景色を眺めた後、TMBのルートに沿って下山開始、途中でレストランに寄り昼食。メニュを頼むと焼いた骨付きの牛肉、野菜付け合せそしてビールで一人で祝杯をあげる。その後、Montet峠に下り、本日はアルジャンティエールに泊まることにして下山する。観光案内所に行くと3時から。30分くらいぶらぶらし再訪。宿を探してもらった。街中のホテル。53ユーロ。宿の窓からモンブランが見える。夕食は隣のレストランでシャンピニオンパスタとワイン。まあまあだったが、ウェイターの態度がよろしくない。宿に戻り、モンブランの夕暮れを楽しむ。
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第9日 8月28日(木)

アルジャンティエール(Argentiere)⇒フレジェール(Fregere)⇒シャモニー(Chamnix Mont Blanc)

朝起きると、窓から絵のように、モンブランとエギュドミディに陽があたっているのが見えている。今日は、シャモニーまで電車で行って、予約していたホテルに荷物をおいて行動とする。ホテルは観光案内所のベルナデッドさんに取ってもらった☆☆☆ホテル。今回最大の贅沢。駅のそばのメルキュールだ。1泊の泊まり賃が4日分の生活費。案内された部屋はベランダが付いていて、そこからモンブランが見える広い部屋だ。 シャワーを浴びた後に「空身」に近い格好で出発。Les Prazまで歩いて行く。ここからフレジェールにケーブルで登り、さらにリフトでIndexに。こんなに楽していいのかしら、と思っている間に着いてしまう。16E。フワフワと飛ぶ鳥人たちとその入門者がたくさん。ここからラックブランLac Blancに向かって歩く。空身の軽さよ!12:30ラックブラン。氷河が溶けたコバルトブルーの湖が2つ。反対側にはモンブランとそれから続くアルプス。レストランで昼食。シャンピニオン入りオムレツ。その後、昨日のMontet峠に向け下る。人も少なくなりこれこそTMBの雰囲気。3:00に峠。昨日の峠だ。ここから、鉄道のMontroc駅に行く。3:30に着くが、電車は4:11までない。来た電車は、Mont Blanc Expressでシャモニーに戻り、行動終了。シャモニーを出て9日間、毎日毎日歩き続けてシャモニーに戻ってきた!宿で風呂に入りくつろぐ。その後、観光案内所のベルナデッドさんに会って礼をいい話をする。ちょうどシャモニーでは翌日ウルトラトレールのスタートで、このレースでは、今回十日かけて歩いたコースを22時間で走るらしい! 翌目は、7:45にシャモニ駅前からのバスに乗り、ジュネーブ、アムステルダムを経て、帰国した。ひたすら歩いた12日間の旅であった。
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資料

シャモニーの観光局でもらった、山小屋のリスト
  REFUGES DU TOUR DU MONT-BLANC PRIX ETE 2008    その1  その2

地図とガイドブック

地図
  IGN : CHAMONIX NASSIF DU MONT BLANC 1:25000 CARTE DE RANDONEE 3630OT
  IGN : ST-GERVAIS-LES-BAINS MASSIF DU MONT BLANC 1:25000 CARTE DE RANDONEE 3531ET
  IGN : PAY DU MONT-BLANC 1:50000 IDBN2-4182-206-0
ガイドブック
  IGN TopoGuides : Tour du Mont-Blanc ISBN 978-2-7514-0274-6 (詳細なガイド、フランス語)
  山と渓谷社 : シャモニ周辺を歩く 小川清美著
 


 
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